【写真:昆布刈石から太平洋を望む 2007年10月09日16時45分撮影】
昆布刈石。「こぶかりいし」と読みます。北海道は十勝地方、浦幌
町の太平洋岸に位置します。ここのダートの魅力に惹かれ、10年ほど
前からほぼ毎年のように訪れるようになりました。
地図を見ると、この地に「黄金の滝」があるようです。前から気に
はなっていたのですが、なんとなく素通りしてしまっていたスポット
です。今年ついてに立ち寄る機会に恵まれました。本道のダートから
少しだけ海側に下りるわき道があります。車が数台駐車できるスペー
スがあり、そこが「黄金の滝」の入口になっています。
こんな感じ・・・。
黄金の滝・断崖の上部の最上部
黄金の滝・断崖の上部を横から眺む
黄金の滝・断崖上部から海岸を見下ろす
黄金の滝・断崖上部から太平洋を望む
今回は、滝の上から見下ろすロケーションでしたが、次回は海岸に
下り、滝を見上げてみたいと思っています。
さて、国道 336号線の開発状況は・・・。
舗装道路とダートの境界ポイントは、2005年と変わりありませんで
した。しかし、ダート側エリアで、コンクリートの橋梁やトンネルが
いくつも建築されており、ポイントがさらに釧路方面に移動するのは
時間の問題でしょう。
「昆布刈石ダート」の終点
国道 336号線・舗装道路の北限(「昆布刈石ダート」との結節点)
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アイヌの方々が名づけていた地名に漢字をあてたものなのかな。
こんな景色はずっとそのままとっておいてほしいですね。
ちょっと調べてみました。
「昆布」と関係がありそうです。
【昆布刈石:こぶかりいし】
古くは、コンブカルウシ、コンブカルウスなどと呼ばれ、アイヌ語でコムプカルシ、昆布場の意に由来する(北海道蝦夷語地名解)。
コンブカルウシは、江戸時代から見れる地名で、「寛政蝦夷乱取調日記」に、こふから石と言う表記があり、記載内容からこの頃には集落が存在していたようである。文化2年に幕府は道路を開削、同5年に烽火台を設置。松浦武四郎「初航蝦夷日誌」に「コンブカルウシ…以前は此辺り夷人小屋多かりしが今は少し。番屋壱軒有」、同「廻浦日記」には「コンブカルウス 此処よりまた山道。是も文化度切開の由。其迄は風波の暇を見て下道を通りし由也。爰(ここ)も昔は七八件有りしとかや。今はなし」とある。
明治2年十勝国十勝郡になる。
明治23年には駅逓所が出来たが、同39年に廃止。
角川日本地名辞典より抜粋
この場所にくるといつも思わず口ずさむんですよ・・。
「とかち黄金の滝~♪」
※「エバラ黄金のタレ」でのCMフレーズでどうぞ!
そういえば以前も紹介したと思いますが
滝下に下りるレポはここ
http://diep.marimo.or.jp/file/f006.html
に載ってます。
私が行った時は、誰かがつけたロープが渡してありました。
あの茫洋とした太平洋に向って叫ぶ姿は
なかなかのものがあります♪
以前の「つゆ」のフレーズに勝るとも劣らぬ
秀逸さが出ていますね!
来シーズン、季節のよいときに
チャレンジします。遭難しないように・・・ね。
中辛でお願いします。