今日は、帰宅後いろいろと「情報」や「モノ」の整理をしました。
ふと予備校時代の世界史の講師から「卒業」にあたり「ある言葉」を
いただいたことを思い出しました。それは師が好きな言葉です。
順天休命
『易経』にある言葉です。この言葉をいただいたとき、『易経』に
ついては、もちろん世界史の学習レベルの知識しか持ち合わせていま
せんでした。その後、社会人になりいろいろカベにぶつかっては何か
と実務レベルの出版物を繰り返し購入してきました。近頃思うように
なったことがあります。それは『易経』がものすごく「深い」書物だ
ということです。
まずは、師の言葉が実際『易経』のどの場面で表現されているのか
引用いたしますので、お読みになってみてください。
【引用開始】
「乾下離上 火天大有」
大有、元亨。
彖曰、大有、柔得尊位、大中而上下應之、曰大有。其徳剛健而文明、
應乎天而時行。是以元亨。
象曰、火在天上大有。君子以遏惡揚善、順天休命。
【引用終了】
「順天休命」は、最後の行に表現されている「象に曰く、火の天上
に在るは大有なり。君子もって悪を遏め善を揚げて、天の休いなる命
に順う。」にある「天の休(おお)いなる命に順(したが)う」から
引用したものです。非常に大きなスケールを感じるフレーズですね。
『易経』は、易占いのテキストで東洋最古の書物です。『易経』を
ご紹介する際には、陰陽や八卦そして、『易経』の構成の骨格となる
六十四卦について触れなければなりません。しかし長くなりますので
それについては別の場に譲ることにいたします。『易経』は、占いの
テキストという面だけではなく、哲学書として、儒教の経典として、
処世術・智恵の書として、そして道の書として実に多くの側面を持ち
合わせた書物です。そしてそれは「変化の書」。わたしたちが、この
変化の法則にならったならば、遭遇するあらゆる「時」を理解でき、
事が円滑に運ぶというという考え方に立脚しているのです。
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ふと予備校時代の世界史の講師から「卒業」にあたり「ある言葉」を
いただいたことを思い出しました。それは師が好きな言葉です。
順天休命
『易経』にある言葉です。この言葉をいただいたとき、『易経』に
ついては、もちろん世界史の学習レベルの知識しか持ち合わせていま
せんでした。その後、社会人になりいろいろカベにぶつかっては何か
と実務レベルの出版物を繰り返し購入してきました。近頃思うように
なったことがあります。それは『易経』がものすごく「深い」書物だ
ということです。
まずは、師の言葉が実際『易経』のどの場面で表現されているのか
引用いたしますので、お読みになってみてください。
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「乾下離上 火天大有」
大有、元亨。
彖曰、大有、柔得尊位、大中而上下應之、曰大有。其徳剛健而文明、
應乎天而時行。是以元亨。
象曰、火在天上大有。君子以遏惡揚善、順天休命。
【引用終了】
「順天休命」は、最後の行に表現されている「象に曰く、火の天上
に在るは大有なり。君子もって悪を遏め善を揚げて、天の休いなる命
に順う。」にある「天の休(おお)いなる命に順(したが)う」から
引用したものです。非常に大きなスケールを感じるフレーズですね。
『易経』は、易占いのテキストで東洋最古の書物です。『易経』を
ご紹介する際には、陰陽や八卦そして、『易経』の構成の骨格となる
六十四卦について触れなければなりません。しかし長くなりますので
それについては別の場に譲ることにいたします。『易経』は、占いの
テキストという面だけではなく、哲学書として、儒教の経典として、
処世術・智恵の書として、そして道の書として実に多くの側面を持ち
合わせた書物です。そしてそれは「変化の書」。わたしたちが、この
変化の法則にならったならば、遭遇するあらゆる「時」を理解でき、
事が円滑に運ぶというという考え方に立脚しているのです。
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