【写真:旧道の金八峠越え林道のもう開くことのないゲート 2009年10月11日15時47分撮影】
「2009・北の旅」で北海道を訪れた目的のひとつは、開通した
道道 305号線の現況をこの目で確認することであった。思えば数年前
この道道を初めて通った頃は、「金八峠」を越えるダートであった。
常々林道の走行を楽しんでいるわたしにとっては「峠越えのダート」
がいつまでも残ってほしいという願望があるのだが、それはその地で
生活をしていない「旅行者」の勝手な意見である。実際にはこの道の
状況がよくなることによって地域の生活の利便性が向上するのだから
この流れは必然である。
2009年10月11日15時。わたしは、札久留峠方面から滝上町に差し掛
かった。濁川小学校付近の分岐を右折し、道道 137号線を中立牛方面
へ向う。道道 306号線のT字路にぶつかると、相変わらずの道路標識
が目に映る。
道道137号線と道道306号線の交点
丸立峠越えの道路も金八峠越えの道路と同じ運命を辿るのであろう
か。そして、道道 137号線をさらに東進する。この道路が道道 305号
線に通じるようになったのは最近のことであるが、以前は、クチャン
ナイ林道を経由し、鴻之舞経由で金八峠の北側に移動したものである。
道道 305号線のT字路にたどり着いたのは15時30分前後。ここ数年
ずっと「開かずの道路」であった道道 305号線は「開通」であった。
道道137号線と道道305号線の交点
さあ「金八峠越え林道」はどのように生まれ変わったのであろうか。
妙にわくわくした気持ちで「その地点」へ車を走らせる。ほどなく、
ここが分岐点だ・・・
旧道の名残が生々しく残されていた。懐かしい。
旧道の「路肩注意」の標識
いくつかの遺構を確認しながら、新道を進む。そして金八トンネル
(北側:紋別市鴻之舞側)に到着した。
金八トンネル(鴻之舞側)
車を走らせ、反対側(南側:紋別郡丸瀬布町側)に移動した。峠を
縫うようにして通行した「跡」が残されていたのがうれしい。
金八トンネル(丸瀬布側)
金八トンネル(丸瀬布側とその周辺)
今回は時間の関係で詳細調査ができなかったが、次回ここに赴いた
際には、丸瀬布側の旧道の遺構をトレースしてみたい。
【北海道】道道305号線(金八トンネル)
■走行日 :2009年10月12日
15:30~16:30
■天候 :曇り
■気温 :7℃
■ひとこと:旧道の遺構がいたるところで・・・
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