小坂明子さんの「あなた」に関する記事を#738でご紹介いたし
ました。この曲は、最初嬰ハ長調でスタートし、途中でニ長調に転調
します。この嬰ハ長調という調性はきわめておちつきがありますね。
しっとり感・・・って考えているうちに疑問がわいてきました。
嬰ハ長調って変ニ長調と同じだよね?
どっちの調性なのかはどうやって決めるのだろう?
そういえば、ト音記号の横っちょについている「♯」や「♭」って
最大7つですよね。嬰ホ長調や変ヘ長調なんていう調性ってあるので
しょうか。・・・眠れなくなりましたので、少しだけ知っていること
を整理してみました。
フラットがひとつだと「ヘ長調」、ふたつだと「変ロ長調」・・・
シャープがひとつだと「ト長調」、ふたつだと「ニ長調」・・・てな
感じで整理すると、下記のようになります。
♭ ヘ長調 (ニ短調)
♭♭ 変ロ長調 (ト短調)
♭♭♭ 変ホ長調 (ハ短調)
♭♭♭♭ 変イ長調 (ヘ短調)
♭♭♭♭♭ 変ニ長調・嬰ハ長調(変ロ短調・嬰イ短調)
♭♭♭♭♭♭ 変ト長調・嬰ヘ長調(変ホ短調・嬰ニ短調)
♭♭♭♭♭♭♭ 変ハ長調・ロ長調 (変イ短調・嬰ト短調)
♯ ト長調 (ホ短調)
♯♯ ニ長調 (ロ短調)
♯♯♯ イ長調 (嬰ヘ短調)
♯♯♯♯ ホ長調 (嬰ハ短調)
♯♯♯♯♯ ロ長調 ・変ハ長調(嬰ト短調・変イ短調)
♯♯♯♯♯♯ 嬰ヘ長調・変ト長調(嬰ニ短調・変ホ短調)
♯♯♯♯♯♯♯ 嬰ハ長調・変ニ長調(嬰イ短調・変ロ短調)
このうち、♭5つの「変ニ長調」は、♯7つの「嬰ハ長調」と同じ
高さです。このような関係にあることを「異名同音調」というそうで
す。どっちにするかは「調号が少ないほうが演奏しやすいですよね」
てな感じなのでしょうか。このあたり、よくわかりません。もっとも
わたしの場合、ここ数年「譜面を見て演奏する機会」がありません。
もっぱら感性(といえば聞こえはよいですが、たんにいい加減なだけ)
の演奏です。
蛇足ですが、上の「♭」「♯」が並ぶ「調性リスト」をじっと見て
いると、ある規則があることに気づきました(・・・ってもうとっく
に楽典の本には書いてあることだと思いますが)。調号なしの「ハ長
調」を基準に「ひとつ♭」の「へ長調」は「ハ長調」より7半音階分
低く、次の「ふたつ♭」の「変ロ長調」は「ヘ長調」よりも7半音階
分低い・・・。以下同文。反対に「ひとつ♯」の「ト長調」は「ハ長
調」よりも7半音階分高く、次の「ふたつ♯」の「ニ長調」は「ト長
調」よりも7半音階分高い・・・。以下同文。
だからどうだってことは、ありません。
ちなみに、「嬰ホ長調」や「変ヘ長調」は存在するとのことです。
「ダブル♯」や「ダブル♭」を使うらしい・・・。う~む楽典は深い
ですなあ・・・。
勉強しなおそうっと♪
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ました。この曲は、最初嬰ハ長調でスタートし、途中でニ長調に転調
します。この嬰ハ長調という調性はきわめておちつきがありますね。
しっとり感・・・って考えているうちに疑問がわいてきました。
嬰ハ長調って変ニ長調と同じだよね?
どっちの調性なのかはどうやって決めるのだろう?
そういえば、ト音記号の横っちょについている「♯」や「♭」って
最大7つですよね。嬰ホ長調や変ヘ長調なんていう調性ってあるので
しょうか。・・・眠れなくなりましたので、少しだけ知っていること
を整理してみました。
フラットがひとつだと「ヘ長調」、ふたつだと「変ロ長調」・・・
シャープがひとつだと「ト長調」、ふたつだと「ニ長調」・・・てな
感じで整理すると、下記のようになります。
♭ ヘ長調 (ニ短調)
♭♭ 変ロ長調 (ト短調)
♭♭♭ 変ホ長調 (ハ短調)
♭♭♭♭ 変イ長調 (ヘ短調)
♭♭♭♭♭ 変ニ長調・嬰ハ長調(変ロ短調・嬰イ短調)
♭♭♭♭♭♭ 変ト長調・嬰ヘ長調(変ホ短調・嬰ニ短調)
♭♭♭♭♭♭♭ 変ハ長調・ロ長調 (変イ短調・嬰ト短調)
♯ ト長調 (ホ短調)
♯♯ ニ長調 (ロ短調)
♯♯♯ イ長調 (嬰ヘ短調)
♯♯♯♯ ホ長調 (嬰ハ短調)
♯♯♯♯♯ ロ長調 ・変ハ長調(嬰ト短調・変イ短調)
♯♯♯♯♯♯ 嬰ヘ長調・変ト長調(嬰ニ短調・変ホ短調)
♯♯♯♯♯♯♯ 嬰ハ長調・変ニ長調(嬰イ短調・変ロ短調)
このうち、♭5つの「変ニ長調」は、♯7つの「嬰ハ長調」と同じ
高さです。このような関係にあることを「異名同音調」というそうで
す。どっちにするかは「調号が少ないほうが演奏しやすいですよね」
てな感じなのでしょうか。このあたり、よくわかりません。もっとも
わたしの場合、ここ数年「譜面を見て演奏する機会」がありません。
もっぱら感性(といえば聞こえはよいですが、たんにいい加減なだけ)
の演奏です。
蛇足ですが、上の「♭」「♯」が並ぶ「調性リスト」をじっと見て
いると、ある規則があることに気づきました(・・・ってもうとっく
に楽典の本には書いてあることだと思いますが)。調号なしの「ハ長
調」を基準に「ひとつ♭」の「へ長調」は「ハ長調」より7半音階分
低く、次の「ふたつ♭」の「変ロ長調」は「ヘ長調」よりも7半音階
分低い・・・。以下同文。反対に「ひとつ♯」の「ト長調」は「ハ長
調」よりも7半音階分高く、次の「ふたつ♯」の「ニ長調」は「ト長
調」よりも7半音階分高い・・・。以下同文。
だからどうだってことは、ありません。
ちなみに、「嬰ホ長調」や「変ヘ長調」は存在するとのことです。
「ダブル♯」や「ダブル♭」を使うらしい・・・。う~む楽典は深い
ですなあ・・・。
勉強しなおそうっと♪
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五線譜の中に音符を収めるための工夫ですよね。
この記号がないと、音符が♯や♭だらけになる。
楽譜の頭の記号で、楽譜のどの部分が主に半音
になるかどうかが分かる。
どの部分が半音になるかで、全体の雰囲気も決
まってくる。
頭の記号と楽譜がどの部分になるかの対応につ
いて、昔々に頭に入れていた時期もありました
が・・・もうさっぱり忘れました。
でも結構分かりやすい工夫だなと思ったことあ
ったような気もして・・・
楽譜みただけで、音が頭の中で鳴る人って、
うらやましい。
>どの部分が半音になるかで、全体の雰囲気も決
>まってくる。
おっしゃる通りですね♪
同じ曲でも異なった「調」で演奏すると雰囲気が
ガラっと変わります。
カラオケなんかでオリジナルのキーだと高すぎるので
何度か下げたりするとそうなってしまうので
無理矢理オリジナルキーで歌ってしまいます。
結果は・・・自爆♪
ビートルズの‘Rock And Roll Music’かなんかを
AからEにさげて歌うと「なんだかな~」てな
感じになってしまいますね。
やはりその演奏者や歌手が演じるキーが
その曲にいちばん相応しいキーだと感じます。