らば~そうる “IN MY LIFE”

旅、音楽、そしてスポーツのこと。過去、現在、そして未来のこと・・・「考えるブログ」。

1645.ハーモニックス

2010-05-08 | 12.THE BEATLES
 ハーモニックス。ギターで倍音を出すテクニックですね。ハーモニッ
クスには次の4つの方法があります。(右利きの場合の記述)

 1.左手で弦に触れておいてピッキングと同時に離す
 2.右手人差し指で1の左手の役割をする(クラシックギター)
 3.ピッキング・ハーモニックス
 4.タッピング・ハーモニックス

 ビートルズ(ジョージだけかも?)が利用した方法は1と3のみです。
1の方法はギターのチューニングでも用いられますね。というよりも、
むしろそのほうがピンとくるかもしれません。いわゆる12フレットの
ハーモニックスはブリッジの調節の際のオクターヴ・チェックのために
5フレットと7フレットのハーモニックスは各弦のチューニングのため
に利用します。

 ビートルズのハーモニックスといえば・・・。やはり‘Nowhere Man ’
でしょうか。ジョージはこの曲のギター・ソローの最後で1弦5フレッ
トのハーモニックスを披露しています。あの日本公演では1弦5フレッ
トのハーモニックスの前に2弦5フレットのハーモニックスを演じてい
ます。このあたりに、彼の引き出しの多さを感じますね。

 「‘Nowhere Man ’もそうだがオレは‘Oh! Daring’だぜ!」と主張
するそこの貴兄。ごもっともです。こちらのほうは、‘Nowhere Man ’
よりも難解なプレイです。‘Oh! Daring’のエンディングの、あの鐘の
ような煌びやかな音がそれなのですが、どのようにプレイしているので
しょうか。次のように推察しました。


【‘Oh! Darling’エンディングのハーモニックス】

実音    :F# C# A  E  C# A

使用弦   :1  2  3  4  5  5     

使用フレット:2  2  2  2  4  5

方法    :3  3  3  3  1  1 


 最初の4つの音は「方法3」、後の2つの音は「方法1」で演奏して
いると思われます。「方法1」ではピックを深めに持ち、ピッキングと
同時に右手親指が触れるようにします。その時の左手はコード「A6」
を押さえ、押えたフレットとブリッジ寄りの1/4の位置でピッキング
します。ピッキングする位置を正確に把握しておかないときれいなハー
モニックスを出すことができません。ハイテクです。

 Let’s Try!
  


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