【写真:ボウリングのピン 2007年03月04日21時23分撮影】
勝負どころで出る“JUST EIGHT”もしくは、“JUST NINE”・・・。
2月末、女子プロボウリング・トーナメント「DHCツアー第4戦」
が岡山県の水島国際ボウリング会館で開催された。そのTV決勝では
「勝負の展開を左右する9本カウント」という「ジャスト8・9」が
あったので、ここに紹介しよう。
まずは3位決定戦、「吉田真由美vs板倉奈智美」(両者右投)戦の
出来事である。
吉田は10ピンに苦しむ左側41番レーンを、第7フレームで見事
アジャストしダッチ・マンの展開から脱出する。そして第8フレーム
それまですべてストライクである右側42番に立ち向かう。低く鋭い
姿勢から放たれたショット。ボールはポケットへと吸い寄せられた。
誰しもが、そして吉田自身も「ターキー」と思った(だろう)瞬間、
無情にも微動だにしない8番ピンが・・・。
そして優勝決定戦、「清水弘子vs板倉奈智美」(清水はサウスポー)
戦を迎える。
序盤で出遅れる板倉に対し、清水は快調にストライクを連発する。
そして終盤の第7フレーム、ここでストライクが続けば優勝に大きく
近づく場面、清水の完璧なショットにもかかわらず、しっかりと9番
ピンが残る。かたや板倉は第5フレームから立ち直り怒涛のフォース。
ゲームは、あわや逆転という緊迫した展開に。結局、大詰めで板倉の
ストライクが途切れ、清水がそのまま逃げ切り優勝した。
右投げの10番ピンや左投げの7番ピンが残るのは、原因が明確で
あり、ボウラーも自力で対処できるであろう。しかし同様に8番ピン
や9番ピンはどうなのであろうか。「オフセット」のような物理的・
環境的な要因は別として、実際そのピンが残らないようにあらかじめ
ショットを調整して投げるボウラーはほとんどいないであろう。
神のみぞ知る。“JUST EIGHT or JUST NINE”・・・。
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