らば~そうる “IN MY LIFE”

旅、音楽、そしてスポーツのこと。過去、現在、そして未来のこと・・・「考えるブログ」。

1072.WE CAN WORK IT OUT

2008-10-12 | 12.THE BEATLES
 ビートルズの‘We Can Work It Out’について、以前こちらの記事
で紹介させていただきました。その時に「ジョンのリズム・ギターが
冴えている」とコメントしましたが、そのことについて具体的にお話
させていただきます。

【‘WE CAN WORK IT OUT’VERSE A “RHYTHM GUITAR”】

 小節  1        2        3
 拍(4)  1  2  3  4  1  2  3  4  1  2  3  4
  (8)  1 2 3 4 5 6 7 8 1 2 3 4 5 6 7 8 1 2 3 4 5 6 7 8

 コード D   Dsus4 D D    Dsus4  C    D
                    ★
 ギター                ↓
 1弦  F# F#F#G  F# 休 F#F#G G G G G  G G F# F# 
 2弦  D  D D D  D    D D D D D B C  C C D  D 
 3弦  A  A A A  A    A A A A A  G  G G A  A
 4弦  D  D D D  D    D D D D D  E  E E D  D
 5弦                  C  C C

 「コードC」の1弦「G」音は、ビートルズの特徴のひとつですが
この曲でもジョンお得意の「コード・チェンジにおける開放弦の利用」
を確認することができます。

 具体的には、上記簡易譜面の「★」の箇所です。ここではコードが
「Dsus4」から「C」へチェンジしますが、この過程において、
1弦小指の「G音」はそのままに、2弦の開放弦の「B音」が響いて
います。その結果、直前の第2小節8分の6拍目の「コードDsus
4の構成音のA」→同じく第2小節8分の7拍目の「コードDsus
4の構成音ではないB」→直後の第3小節8分の1拍目の「コードC
の構成音のC」という流れ、すなわち「ラ→シ→ド」というメロディ
ラインが完成しているのです。

 このセンスが実にすばらしいと思うのです。まさに「絶品」ですね。

 

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2 Comments

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ハーモニウム (タケチャン)
2008-10-17 00:23:14
このころのジョンはギターだけでなくて、キー
ボードでの音づくりにも冴えを見せてましたね。

この曲のあたまのさりげない入り方とかね。
だんだん存在感がでてくる音で。
そこにギターがかぶさってくる。

曲の最後もしっかり締めてます。
返信する
もろもろ (らば~そうる)
2008-10-17 23:28:45
to:タケチャンさん

そのかぶさってくるギターが素晴らしい!
変拍子のアイディアも。
タンバリンも。
そして、ベースのオクターヴ・ダブルノートも♪

返信する

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