ビートルズの‘We Can Work It Out’について、以前こちらの記事
で紹介させていただきました。その時に「ジョンのリズム・ギターが
冴えている」とコメントしましたが、そのことについて具体的にお話
させていただきます。
【‘WE CAN WORK IT OUT’VERSE A “RHYTHM GUITAR”】
小節 1 2 3
拍(4) 1 2 3 4 1 2 3 4 1 2 3 4
(8) 1 2 3 4 5 6 7 8 1 2 3 4 5 6 7 8 1 2 3 4 5 6 7 8
コード D Dsus4 D D Dsus4 C D
★
ギター ↓
1弦 F# F#F#G F# 休 F#F#G G G G G G G F# F#
2弦 D D D D D D D D D D B C C C D D
3弦 A A A A A A A A A A G G G A A
4弦 D D D D D D D D D D E E E D D
5弦 C C C
「コードC」の1弦「G」音は、ビートルズの特徴のひとつですが
この曲でもジョンお得意の「コード・チェンジにおける開放弦の利用」
を確認することができます。
具体的には、上記簡易譜面の「★」の箇所です。ここではコードが
「Dsus4」から「C」へチェンジしますが、この過程において、
1弦小指の「G音」はそのままに、2弦の開放弦の「B音」が響いて
います。その結果、直前の第2小節8分の6拍目の「コードDsus
4の構成音のA」→同じく第2小節8分の7拍目の「コードDsus
4の構成音ではないB」→直後の第3小節8分の1拍目の「コードC
の構成音のC」という流れ、すなわち「ラ→シ→ド」というメロディ
ラインが完成しているのです。
このセンスが実にすばらしいと思うのです。まさに「絶品」ですね。
↑If this article is quite good, will you please click?
で紹介させていただきました。その時に「ジョンのリズム・ギターが
冴えている」とコメントしましたが、そのことについて具体的にお話
させていただきます。
【‘WE CAN WORK IT OUT’VERSE A “RHYTHM GUITAR”】
小節 1 2 3
拍(4) 1 2 3 4 1 2 3 4 1 2 3 4
(8) 1 2 3 4 5 6 7 8 1 2 3 4 5 6 7 8 1 2 3 4 5 6 7 8
コード D Dsus4 D D Dsus4 C D
★
ギター ↓
1弦 F# F#F#G F# 休 F#F#G G G G G G G F# F#
2弦 D D D D D D D D D D B C C C D D
3弦 A A A A A A A A A A G G G A A
4弦 D D D D D D D D D D E E E D D
5弦 C C C
「コードC」の1弦「G」音は、ビートルズの特徴のひとつですが
この曲でもジョンお得意の「コード・チェンジにおける開放弦の利用」
を確認することができます。
具体的には、上記簡易譜面の「★」の箇所です。ここではコードが
「Dsus4」から「C」へチェンジしますが、この過程において、
1弦小指の「G音」はそのままに、2弦の開放弦の「B音」が響いて
います。その結果、直前の第2小節8分の6拍目の「コードDsus
4の構成音のA」→同じく第2小節8分の7拍目の「コードDsus
4の構成音ではないB」→直後の第3小節8分の1拍目の「コードC
の構成音のC」という流れ、すなわち「ラ→シ→ド」というメロディ
ラインが完成しているのです。
このセンスが実にすばらしいと思うのです。まさに「絶品」ですね。
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ボードでの音づくりにも冴えを見せてましたね。
この曲のあたまのさりげない入り方とかね。
だんだん存在感がでてくる音で。
そこにギターがかぶさってくる。
曲の最後もしっかり締めてます。
そのかぶさってくるギターが素晴らしい!
変拍子のアイディアも。
タンバリンも。
そして、ベースのオクターヴ・ダブルノートも♪