【写真:札幌・時計台 2000年10月 8日撮影】
2000年。新環境での再出発である。気分を新たにし「北」へ行く。
【訪問した温泉・施設(所在地)の一覧】
・豊富温泉ふれあいセンター(豊富町)
・稚内温泉童夢(稚内市)
・コタン温泉(弟子屈町)
・霧多布温泉ゆうゆ(浜中町)
・オソウシ温泉鹿乃湯荘(新得町)
この年は仕事の状況が変わったため、10月の「北行き」となった。
この時期の「北行き」は初体験であり、「気候はどうなのだろう」と
不安になったことを覚えている。いささか駆け足となった。
【通行した「ダート」の一覧】
・第2縦断林道
・ケモマナイ林道
・道道 120号線旧道
・奥珊留林道
・クチャンナイ林道(橋梁破損のため通り抜けできず)
・道道 305号線・金八峠越え林道
この年10月の行程を振り返ってみた。
7日(土)横浜→八戸
8日(日)苫小牧→口無沼→支笏湖→札幌→豊富→稚内
9日(月)宗谷岬→金駒内→仁宇布→立牛→鴻ノ舞→北見→美幌峠
10日(火)美幌峠→屈斜路湖→納沙布岬→霧多布→十勝清水
11日(水)十勝清水→曙橋→新得→日勝峠→夕張→千歳→苫小牧
12日(木)仙台→横浜
いつもは苫小牧から樽前国道(国道 276号線)で支笏湖へ向うのだ
が、今回はその西側を平行して走る「第2縦断林道」にチャレンジし
た。・・・というのは大袈裟で、写真の通りフラットで締まったダー
トである。
第2縦貫林道(2000年10月 8日)
「旅」ではあまり撮影しない「市街地」のスナップである。札幌市
大通公園にて信号待ちしたら、そこに「時計台」があった。(冒頭の
写真)
この年は前年とはうって変わって雨天が続く。しかも移動が大幅に
遅れる。「定番」地点に着いたのは、ご覧の通り。なんだかもうわや。
な~んもだ。
道道106号線・稚咲内付近の「定番」地点(2000年10月 8日)
未成区間となった旧国鉄美幸線の仁宇布~北見枝幸。その第2大曲
トンネルを再利用して作った「天の川トンネル」。これで上徳志別~
仁宇布間の通行がかなり楽になった。確かにこのトンネルを使えば、
あっという間にハードな峠を越えることができる。しかし、それでは
味気ないのでハードな峠越えの旧道を再訪した。ここ数年、路肩崩落
のためゲートが閉じられていたが、この年は通行することができた。
感激である。使命を終えた旧道はすでに冬枯れの様相である・・・。
道道120号線の旧道(2000年10月 9日)
夜間に移動し美幌峠で仮眠をとる。美幌峠から屈斜路湖越しの日の
出を見るためだ。ところが・・・、寝坊した。残念。また来年チャレ
ンジだ。
美幌峠から屈斜路湖を望む(2000年10月10日)
新得町屈足から道道 718号線を北上する。東大雪湖を過ぎ、トムラ
ウシの廃墟を通る。目指すはヌプントムラウシ温泉である。しかし、
曙橋付近から分岐するヌプントムラウシ林道の入口のゲートは、固く
閉ざされていた。
トムラウシ・曙橋の上から(2000年10月11日)
短い「旅」を終え、内地へ戻る。昨年から利用している太平洋フェ
リーを今年も利用する。苫小牧→仙台16時間。旅の瞬間を追憶する
には「よい時間」だ。
太平洋フェリー「いしかり」・仙台港にて(2000年10月12日)
◇◆◇
毎年、「北」へは7月か8月に訪れていたのだが、年々訪れる時期
が遅くなっていく。今年はついに10月だ。この季節になると「野宿」
はもはや「命がけ」である。
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