らば~そうる “IN MY LIFE”

旅、音楽、そしてスポーツのこと。過去、現在、そして未来のこと・・・「考えるブログ」。

45.【北海道】ピヤシリ越林道

2005-12-13 | 03.On/Off Road
写真:ピヤシリ山付近から遠望 2003年10月15日09時36分撮影】

 ピヤシリ越林道は、北海道名寄市と雄武町をまたがる林道である。
山頂付近では、尾根づたいに一部下川町内を通行するルートである。
名寄市側の道道 939号線側から入ると、右側にピヤシリジャンプ台が
見えてくる。訪れたのは10月中旬とシーズン直前ということもあり、
選手と思われる集団がランニングしていた。ジャンプ台を過ぎると、
道幅が突然狭くなり、ダートが始まる。樹木の中を曲がりながら高度
を高めていく。路面は良好、落ち葉の絨毯が車を案内してくれる。
 高度が増す毎に気温がしだいに低下していくのがわかる。ダートの
始まりから2Kmほどで、分岐が登場。直進すると、国道 239号線の
名寄市街を抜けたあたりに出る。分岐を左折する。ここからの区間は
「ピヤシリ観光道路」と命名されており、舗装道路である。上り坂が
続き、何メートルかの間隔で水路を通す「継ぎ目」があり、振動を避
けながら慎重に進んでいく。

 やがて景観が開ける。特に進行方向左側が素晴らしい。分岐から進
むこと6Kmくらいだろうか、ピヤシリ山頂への登山道の入口へ到着。
2001年10月、ピヤシリ山頂へ登った。ほぼ同じ時期だが、今回(2003
年)はその時より寒く感じる。なんといっても、道端に雪が積もって
いるのだから。気温は10時現在で2℃。内地の人間にとってこれは
「寒い」。

「神門の滝」遭難事件

 「ピヤシリ越林道」----実は3年越しの走破なのだ。2001年の
時は、今回のように名寄市側から進入し、ピヤシリ山頂へ登った後、
林道を直進するも、雄武町境で工事中のため通行止。退却を余儀なく
された。リベンジとなる2002年は、雄武町の幌内越峠側から進入し、
神門の滝を見た後、林道を奥深く入るも、分岐を間違え迷う。迷った
あげく、やせ尾根にはまり、急坂で後輪左側がパンク。比較的平らな
場所で応急処置をしたものの、ジャッキが倒れ、あえなくディスクが
脱落。もちろん携帯は「圏外」。もっとも近い道道60号線まで8Km
はあるところ、時刻は15時。ということで「パニック状態」になり
時速5Km以上出せない「ノー・ブレーキ」に近い極限状態の中、3
時間かけて下山したのである。途中ちょっとした坂で時速5Km以上
出てしまい、最後の手段のリバースシフト。「ガリガリ」という異常
音を発しエンジンが停止、ステアリングもロックし「アンコントロー
ラブル」状態。車はゆるゆるとガケの方向へ。舌が渇き、フリーズし
「もうだめだ」と思った瞬間、大木の根に車輪が嵌り、なんとか一命
をとりとめたのである。

 あれから1年。懲りずにリベンジである。機は熟した。山頂への分
岐あたりから再びダート。直進すると、左側は絶景である。西は名寄
市街が見え、その先はピッシリ山であろうか、くっきりと視界に入る。
北は目の前に沼岳、その向こうは函岳方面の山々が一望できるのであ
る。「来てよかった。」---実感である。

 さて、問題の雄武町の境界も今年はクリアし、林道はしだいに下り
坂に。昨年間違えた分岐も確認でき、無事に走破できたのである。
 「3年越しの走破」---道道60号線の幌内越峠上で、しみじみと
達成感に浸った次第である。

【北海道】ピヤシリ越林道
 ■走行日 :2003年10月15日
       9:00~10:30
 ■天候  :晴
 ■気温  :2℃
 ■通行回数:初めて(ピヤシリ山頂分岐~神門の滝の間)
 ■ひとこと:眺望最高!

Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 44.ビートルズ日本公演のチ... | TOP | 46.期末試験 »
最新の画像もっと見る

post a comment

Recent Entries | 03.On/Off Road