【BOUZOUKI】
ビートルズ中期の名盤“RUBBER SOUL ”。当ブログ管理者のHNの
由来となっています。1965年の秋、この頃の自分のことを、ジョンは
「太ったエルビス」と呼んでいます。‘HELP! ’に隠された「苦悩の
メッセージ」はよく知られているところですが、よりシリアスな曲を
創作していこうという意図が、このアルバムで提供した曲からうかが
えます。‘Nowhere Man ’‘The Word’、そしてキリスト教に関する
書籍からヒントを得て作られたという‘Girl’。
さて、この曲ですがアコースティックな曲ですね。ポールのベース
以外はすべてアコースティックな楽器で演奏されています。ほぼ全編
で聴くことができるストロークは、ジョンのJ-160Eによるものです。
オブリガード的に、そしてソロとして聞えてくるギターの音。今まで
通説ではジョージによる12弦のアコースティックギター、あるいは、
フラマス製のものであると特定した文献も散見されています。しかし
レコーディング現場に携わったジョージ・マーティン氏は以下の通り
コメントしています。
ジョージが「ブズーキ」を使った
ブズーキとはギリシャの民族楽器で冒頭の画像のようなイメージを
もった楽器です。8弦で構成されていますが、セットになった2本の
弦が4コース張られています。いわば「4弦ギターの<12弦版>」と
いったところでしょうか。音色的には確かにエンディング間近の間奏
で聞えてくる「1小節8回のピッキングで、スタッカート気味に演奏
されている音」(音源Aとします)がブズーキらしいものです。
果たしてジョージがこのフレーズをブズーキで弾いたのでしょうか。
いろいろな仮説が考えられるのですが、マーティン先生のコメント
と当時の4トラックレコーディングの過程から、私は‘Girl’は以下
の通りレコーディングされたと、現時点で考えるようになりました。
1.通奏音的なハイポジのギターストロークは、ジョンのJ-160Eに
よるものである。
2.ジョージは2つの楽器を駆使している。一つは「1小節4回の
ピッキング」で、これはフラマス12弦によるものである。
3.ジョージは2と別に音源A(1小節8回のピッキングの音)を
オーヴァーダブしており、それはブズーキによるものである。
それにしても、ビートルズが“RUBBER SOUL ”で、シタール以外の
民族楽器を採用した点は興味深いことです。
皆さまの見解はいかがでしょうか。
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…興奮の余り長くなって申し訳ございません。今後とも、ご健筆期待しております。
激励、ありがとうございます。
ビートルズについて日頃感じているコトや疑問など
可能な限り時間をかけて書いていきたいと思います。
よろしくお願いいたします。
さすがですね。
この曲を聞くと、ジョンはやっぱり天才だなと思いますが、ジョージもしっかりとジョンの枯れたボーカルをひきたててますね。
ジョンの枯れたボーカルにシリアスな曲調。
と思いきやあの“tit ”のコーラス♪
いったい誰のアイデアなのでしょうね。
つのだ先生にあやかって(笑)
激励したくもなります。ビートルズとの初めての出会いが、らば~そうるさんと何やら似通っておりますので…
私も、譜面での出会いが初めてビートルズに接した最初でした。(私の場合はイエスタデイでしたが…)
クラシック一辺倒の個人教師が、珍しくコード進行のセンスの良さを誉めた曲でした。(普通とはチョット違う、というニュアンスも多分に含まれておりましたが…)
何気なさそで実際はキラリと光る
ビートルズ名曲群にはそんな趣きがありますよね。
何気なさそで、ズバリと曲の本質的な部分を語る
らば~そうるさんのブログにも以上の様な感慨を覚えた訳です
相当長くなり申し訳ございません。
未だに過去の記事を繰り返し楽しませて頂いているブログファンより
おお。なんだかゴージャスなネーミングですね。
☆が光り輝いています。
YESTERDAY。とても好きな曲です。
ポピュラー音楽ですと8小節単位の構成が多いのですが
この曲のヴァースAは7小節。
このあたりが彼らのセンスでしょうか。
小節数もさることながら
主旋律で主音(ド:キー「F」ではF音)ではなく
A音で終わっているのも「落ち着かない感じ」の
一つの要素かもしれません。
私はコードネームには疎いのですが、主音で閉じると…何だか逆に安っぽくなっちゃいそうですね(笑)
色々と有り難うございます
これからも、この様な記事を是非ともお願い致します。
ありがとうございます。
今後も宜しくお願いいたします。