【写真:屈斜路湖・コタンの風景 2011年08月31日11時37分撮影】
美幌峠から屈斜路湖へ向かう。国道 243号線をゆったり走行すると
ど~んと屈斜路湖が視界に入ってくる。「中島ってこんなにも広いん
だね」と実感。平地から観るそれとはまた異なったイメージだ。車を
進める。それにしても今年、この国道を美幌から通行する間に、何度
自衛隊車両とすれ違ったことだろう。それも1回のすれ違いに対し、
自衛隊の車両は30台を超える大編成だ。
それはさておき、国道 243号線は「パイロット国道」とも呼ばれる。
名前の由来はなんだろう。そんなことを考えていると、やがてコタン
に着いた。
北海道に最初に着たころ、屈斜路湖といえばまず「砂湯」へ行った。
キャンプができ、駐車場も広く、みやげもの屋さんなどの施設も多い。
人出も多い。しかし、いつの日からか、砂湯に長く滞在しなくなった。
もっぱら和琴、そして今回訪れているコタン周辺に行くようになった。
コタンから和琴半島を望む
コタンにある人気の無料露天風呂は相変わらずの人出だが、そこを
離れると、あたりは閑散としていて、長閑な時を過ごすことができる。
それが魅力だ。昨年行った共同浴場もよい。
屈斜路湖とコタン無料露天風呂
フクロウの彫り物を収集している。コタンにある民芸店に立ち寄る
ようになった。可愛らしい表情をしたフクロウと出会うのが楽しみだ。
一つの木の固まりから、手彫りでフクロウができあがる。一つとして
同じものがない。それがいい。
店にアイヌ語由来の地名の説明資料が置いてあった。伺うと「販売
用ではなく、商品を発送する際の参照用である」とのこと。北海道の
地名はアイヌ語由来のものが多い。今はまとまった時間が取れないが
いずれ自分なりにアイヌ語の地名について、調べものをしてみたいと
思っている。店の近くにアイヌ民俗資料館があるが、その手前にある
「チセッ」に目を奪われた。
チセッ
チセッの説明
地図を見て気がついた。コタンのあたりは屈斜路湖のいちばん南側
の袋の部分にある。さらに、そのあたりから釧路川が流れだしている
ではないか。釧路湿原を通り、やがて幣舞橋から太平洋に注ぐ壮大な
釧路川。その源はいったいどのようになっているのだろうか。
見たいポイントがまた増えた。
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