らば~そうる “IN MY LIFE”

旅、音楽、そしてスポーツのこと。過去、現在、そして未来のこと・・・「考えるブログ」。

1786.埼玉西武ライオンズ2位確定!

2010-09-26 | 23.Baseball
 2010年度プロ野球・ペナントレース。パ・セ両リーグとも、激しい
優勝争いを展開しています。そして本日、パ・リーグでついに決着が
つきました。マジック1とした福岡ソフトバンクホークスが優勝を決
めたのです。その決定の仕方はとても珍しいものでした。薄暮ゲーム
(今は死語? 15時試合開始)で、埼玉西武ライオンズが北海道日本
ハムファイターズに18時45分頃にサヨナラ負けを喫し、決定したもの
です。対象チームの敗戦によって優勝が決定することはよくあること
ですが、自軍がゲーム開始(ホークスの試合開始は18時)早々にその
知らせを聞き、ベンチ内で喜びを交わすのは非常に珍しいシーンです。

 まず、福岡ソフトバンクホークスのみなさん、優勝おめでとうござ
います。特に 9月18日から 9月20日の天王山では「チーム全員で相手
に立ち向かっていこう」という気迫を感じました。相手の少しの間隙
をついて攻勢をかけることは勝負の鉄則ですが、それをものの見事に
実行できたところに素晴らしさがあります。

 さて、埼玉西武ライオンズにとっては非常に残念な結果に終わりま
した。この現実をしっかりと受け止めなければなりませんが、選手は
しばらく切り替えができないでしょうね。それほど「屈辱的なV逸」
だったと思います。競技ボウリングの「優勝決定戦」で例えればこん
な感じでしょうか。


     ・・・8F 9F 10F
ホークス    9/ ×  ××9
        166  196  225
   
ライオンズ   ×  ⑦/ 8-
        198  216  224

 余計わかりにくい例えになってしまいましたね。よい展開で終盤を
迎えたのですが、相手のグッドショットとその気迫に押され、最後の
最後で自滅し敗戦・・・という例えです。表題からすると「頑張った
2位」ではなく、「そうなっちゃった2位」ですね。悔しい。

 ライオンズのレギュラーシーズンの順位が2位に決定しましたので
書きます。今年の終盤の大失速は、最終10試合で1勝9敗(今年は
オリックス戦から数えると本日まで2勝7敗)となった2001年の状況
を、またCSのポジションとしては2006年の開始前の状況と類似して
います。2001年に松坂が近鉄打線に何度も痛打される姿は今年の涌井
とダブります。もちろん事情は異なるでしょうけれども・・・。2006
年のCSでは、2004年のリベンジに燃えるホークスにやられました。
投手では中継ぎ投手の柳瀬選手、打者では松中選手と彗星の如くあら
われた本多選手・・・。

 今年のCSはどんな展開になるのでしょうか。・・・と書いている
時点で第3位が決定していません。いずれにせよ、ライオンズはCS
第1ステージをホームの西武ドームで行うことが決定しました。一度
チームの集中力が切れるでしょうから、その後チームとして選手達の
モチベーションをどのようにあげていくのか注目です。「そうなった
2位」対「頑張った3位」の戦い。ライオンズに不利な状況であると
思います。「今日のゲームをチームのみんなで頑張れる何か」がライ
オンズには必要です。それが見つかればまだまだいけます。

 ただ、その前に29日の試合は、精神的に疲弊しているレギュラーを
休ませ野上投手か武隈投手を投げさせ、浅村、星、原ら野手を先発で
起用して欲しいと願います。CS制度ができる前は、最後の数試合を
若手起用にあてることができましたが、CS制度ができ今年のように
最終ゲーム寸前まで状況が決定しない場合、ベンチの選手起用も難し
くなりますね。

 さあ、「頑張れる何か」を見つけよう!



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4 Comments

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激闘の末 (ごんべえ)
2010-09-27 14:28:02
8月終了時点でのご推察のとおり,「引き分け4つ」の差が最後にものを言いましたね。

ホークスファンの目線では,
正直,ヤフードームでの3連戦で3連勝できるとは思っていませんでした(ってか,ナベQの胴上げを覚悟していました)。
3試合とも,先発が試合を壊しましたし。

今季のローテは,
左の両エースしか計算ができず(小椋,大隣,山田はやっぱり不安),
右はホールトンくらいしかいない(和巳ぃ,渚ぁ…)という苦しい先発事情で,
よくぞ後ろ(SBM,甲藤,森福,途中移籍の金沢)が踏ん張ってくれた,というのが正直なところです。

打線では,
川崎が(途中調子をやや落としながらも)ずっと3割をキープして,
本多がよく走り,
小久保,多村が一年通して働いてくれて,
オーティズ,ペタジーニが3番,6番にいたのも大きかったです。
捕手は田上の打力が(研究されたせいか)今ひとつでしたが,途中まで山崎がよく頑張ってくれました。

クライマックスステージ,(ヤフードームを真っ赤に染めて)待ってますよ。
返信する
「赤い」ホークス (らば~そうる)
2010-09-27 23:01:26
to:ごんべえさん

ご無沙汰しております。
過日の北海道旅行はいかがでしたか?

さて。
ホークス、本当に素晴らしいVでした。
要因はいろいろあるのでしょうけれども
選手の活躍に絞ると
投手では、杉内に弟子入りした森福のブレークと
シーズン途中で加入した金沢の投げっぷり
野手では、多村のシーズン通しての実働
が大きかったと思います。
特に多村は何か心境の大変化があったのでしょうか。お見事でした。
(SBMの実績については想定内)

相手のわずかなスキに乗じて一気呵成に攻めることが
勝負の鉄則。
対ホークス戦、ライオンズは今年それができていました。あの三連戦までは。
ホークスはあの三連戦前からライオンズが見せたちょっとした綻びを
チーム全体の鋭い観察力で看破し見事に相手を粉砕しました。

「人、盛んになれば、天に勝つ」

それはさておき。
ホークス、来年度以降チームカラーを「レボリューション・イエロー」から
「レッド」に変えてみてはいかがでしょうか。

福岡では、「もう、赤でないと・・・」という雰囲気ですよ、きっと。
返信する
Unknown (ごんぞう)
2010-09-28 01:59:35
ブルペン整備が課題だったライオンズ。
シコースキーが機能していた時は強かった。
でも最後にぶっこわれてしまった。
あげくに、片岡までいなくなった。
これじゃ勝てませんなぁ。

SBの優勝は「多村が最後までいる」
って、この点につきるんじゃないでしょうかね。あんなに怪我だらけの選手が、最後までもった。奇跡としか言いようがありませんよ。
返信する
不足している「何か」を選手全員で共有すること (らば~そうる)
2010-09-29 22:19:56
to:ごんぞうさん


指標(チーム防御率)は最下位に終わりそうですが
昨年と比べれば、ブルペンは頑張りました。
ご指摘のシコースキーの他、長田や藤田の活躍は
2位躍進にかなり貢献しました。

ただ、V逸はシコースキーや片岡が故障する以前に
チームとしての大きな問題があったと思っています。

シコースキー故障後のBs・Hビジター6連戦
片岡故障直後の福岡でのH1試合と23日のホームのE戦、26日のFs戦・・・。
「何か」が不足して勝利できませんでした。
それは、2人の故障による戦力ダウンが原因ではないと
思っています。

ライオンズは今シーズンまだCS以降の戦いを残していますが
来シーズンに向け、選手全員で不足している「何か」を共有することが必要です。
それが出来て初めて「逆襲の獅子」というスローガンを
掲げることができるのです。
返信する

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