【写真:J-160E by Orville 2006年10月24日21時46分撮影】
ビートルズの使用していた楽器と同じ(オリジナル・モデルが理想)
モデルを「所有したい」という願望は、ファンの方で楽器を嗜まれる
方であれば、誰しも思われることだろう。今回は、"Gibson J-160E "
を紹介する。
ジョンの1本めは
「盗難説」と「移動中破損説」があるらしい
いわゆる「アコースティック・ギター」を最初に手に入れたのは、
中学生の頃であった。そのときはYAMAHAの廉価版のモデルを購入した。
しかし、弦高が高くスティール弦に慣れていないため、きれいな音を
出すことが至難の業であった。特に「F」はもう泣きそう。左手の人
差し指と、親指以外の指先はいつも血が滲んでいた。
不思議なもので、そのアコギとはずっと社会人になるまで付き合っ
てきた。1990年代になってある日、横浜のYAMAHAに楽譜を買いに立ち
寄るとあの"J-160E"が展示されているではないか。価格は11万円。
ジョンやジョージがグラナダ・テレビでマイムしていたね。
すっかり気に入り即決で購入。よく見ると、それは「オリジナル・
モデル」ではなく、「コピー・モデル」の"J-160E by Orville "なの
であった。しかし、弾きやすさ、音の鳴り・・・、満足である。
本家の"Gibson J-160E "の特色であるが、外観的に非常にネックが
長く見えると思われたことはないだろうか。その理由は以下の通りで
ある。ギターのネックとボディは通常14フレットでジョイントされる
のであるが、このギターでは、ピックアップをマウントするスペース
を確保するために、15フレットでジョイントされているからである。
つまり、指板が1フレット分ボディから飛び出し、ブリッジもサウン
ド・ホール寄りになるため、"J-160E"が独特のシェイプ(ネックが長
く見える)になっているのである。
"J-160E"の音色については、マーチンと比較すると、やや粗いスト
ロークに適した音色ではないかと思う。ジョンがハイ・ポジションの
コード・フォームでブリッジ寄りをストロークするあの「力強い音」
は、「これぞビートルズの典型的なアコギの音」である。もちろん、
エレクトリック・ギターとしても利用され、その音は'YOU'RE GOING
TO LOSE THAT GIRL'で確認できるあの「軽やかで流れるような」音色
である。その場合、ボディが完全なアコーステック構造で大型である
こと、ピック・アップがネック側に取り付けられていることによって
ジャズ・ギターのような甘く丸い音になる特性がある。'I FEEL FINE'
のエレクトリック・ピアノのようなふくよかな音がそれである。ジョ
ージはこの「音」を嫌っていたのか、1966年にピックアップの位置を
サウンド・ホールのブリッジ側に移動させて使用した。
この"J-160E"については、いくつかの「秘話」がある。紹介しよう。
最初にジョンとジョージが揃って1962年製モデルを入手したのだが、
ジョン所有の"J-160E"は1963年末に盗難にあい紛失してしまう。彼は
1964年の半ばに1964年製モデルを入手することになるのだが、それま
での期間はジョージの所有している"J-160E"を弾いていたのである。
すなわち、映画"A HARD DAY'S NIGHT"でジョンが弾いている"J-160E"
はジョージ所有のものである。
ちなみに1964年製モデルは、1966年の日本公演でもサブ・ギターと
してスタンバイされた。1966年後半に、サイケデリック・ペイントが
施された後に、1967年から1968年にかけて塗装がすっかり落とされ、
ナチュラル仕上げになる。1969年のジョンとヨーコの「ベッド・イン」
で披露されたギターはこのモデルである。
ジョージが所有し、「ジョンとジョージの二人から愛された幸運な
ギター」はジョージが亡くなるまで、彼の手元にあったという。また
ジョンの2本めのギターも現存している。
マーチンはアコギの鳴りを極めたものですね。ジョンもハローグッバイのプロモで使ってるのを見ることできますね。
J160EもPUをあれこれ変えたらしいですね。
ちななみにJOHNの謎の一本という160Eが目撃されてますが、ご存知ですか?レンタルかどうかは不明なんです。盗難の後、64年製ですが、ブリッジが黒いエボニー材で、セラミックではありません。2リングです。『ビートルズ・フォーエバー』という本の屋上での演奏の後ろに置いてあるので見て下さい。
>ひょっとして相鉄ムービルの先、東急ハンズの近くにある、あのお店かな?
ピンポン♪
大正解です。
AWシリーズやドラムでもお世話になっています。
ジョイナス店のほうへはエレクトーンで
インストのおねえさんと
時たまおハナシしに行っています♪
ニアミスしているかもしれませんね。
秋の鈴虫ですか♪
風情を感じる表現ですね~。
わたしも記憶があやふやなので
いろいろと調べてみました。
「悲しみをぶっ飛ばせ」で"J-160E"を弾いているのは
ジョージのようです。
ジョンは"Framus Hootenanny "という
ドイツ製の12弦のアコギを弾いています。
Johannesさんもご活動の中でJ-160Eを
お弾きになっていますが、
PUの位置を改造されているのでしょうか?
『謎の一本』ですか~♪
未確認です。ぜひ確認してみたいですね。
情報、ありがとうございました♪
突然のTB、失礼しました。
コメント、ありがとうございます。
らば~そうると申します。
J-160Eは結局、デビュー当時から
解散に至るまでずっと使用されましたね。
ミュージアムのギターは
やはり「レプリカ」なのですか。
近々、ミュージアムへ再度行ってみたいと
思います。
情報、ありがとうございました♪
Guiter,Gibson Les Paul Juior,Obatin Electric Legend 1651-4などは本物のようです。以上情報まで。
おぉぉ。ものすごい情報です。
ありがとうございました♪