【ALBUM “SELF PORTRAIT”】
稲垣潤一さんの曲は、学生時代のころから聴き始めました。1984年
にリリースした「オーシャン・ブルー」が最初だったかなと記憶して
います。その時は、もう7作目のシングルだったのですね。あの独特
な「発音」も特徴的で、「おっ」と思いました。
ちょうどそのころ、アルバイトで中古車を購入し、よく湘南方面へ
出かけました。車にはオンボロのカセット・デッキが付いていたので
「お気に入りの曲」をレンタル・レコード屋さんで借りて、カセット
テープに録音し編集していました。1985年の「ブルージン・ピエロ」
や「バチェラー・ガール」あたりが、もっとも多く聴いた時代だった
かと思います。
そんなわけで、1980年代前半の稲垣さんの曲に対するイメージは、
「夏」とか「雨」でしたね。あと「夜明け前」に聴くと、なんとなく
しっくりする曲が多いような気がしたので、その頃のわたしの生活の
リズムと妙にマッチしていました。
社会人になって数年、1990年にアルバム“SELF PORTRAIT ”と出会
いました。このアルバムは、彼のアルバムの中でもっとも好きでして
「もしも1枚選べ」と言われたら、迷わずこれを選びます。ヒット曲
「心からオネスティー」、透明感と奥行きのある「夏が消えてゆく」
そして、「バチェラー・ガール」を提供した大瀧詠一氏のカヴァー曲
「恋するカレン」・・・。佳曲が多いアルバムです。
“SELF PORTRAIT ”に収録されている曲想はもちろんのこと、アル
バム・ジャケットやブック・レットのデザインも、わたしの好みです。
“SELF PORTRAIT”ブック・レットから
“SELF PORTRAIT”裏ジャケットから
そのような中で、わたしの好きな曲は「1969の片想い」です。曲の
タイトルを聴くと、村上春樹氏の小説『1973年のピンボール』の世界
を連想します。1970年前後という時代への憧憬も、わたしの心の中に
あるのかもしれません。
ハイスクールのロッカーで
将来の夢話した
あの頃の僕達に
君も僕も戻ればいいのさ
こんな風に「思う」瞬間があってもよいですよね。
◇◆◇
稲垣さんは、宮城県出身です。蛇足ながら、彼が、地元の仙台市を
本拠地とする東北楽天ゴールデンイーグルスのファンクラブ名誉会員
であることを付け加えておきます。
↑If this article is quite good, will you please click?
TBさせてください★
確かにいいアルバムですね。本当にお勧めの一枚です。
妹の影響でいつしか彼の曲を聴くようになり、完全に彼の曲にはまっています。いい曲ばかりですね。私のブログでも何回かとり上げていますが、J.I.の曲ならネタが尽きることはないと思います。
私はこのアルバムのラストThe Love is Too Lateが胸に刺さります。
TBいただきました~♪
レビューも読ませていただきました。
レビューの内容を参考に
あらためて聴き直してみま~す。
>私のブログでも何回かとり上げていますが
あ。そうでしたか。
今度、じっくり読ませていただきますね。