【写真:清乃湯(北海道・別海町) 2005年10月22日16時29分撮影】
広いひろい北海道の東「別海町」。道道8号線と国道243号線の
交差点を中標津方面からみて右折すると左側に清乃湯がある。あずき
色の外観で三角のとがった屋根が目立つ建物である。一見、健康セン
ター風の建物にも見えるのだが、ここは良質のお湯をもつ、伝統的な
温泉銭湯なのである。
2003年にもこちらへ。再訪である。料金が10円上がっていた。
380円也。
入浴料金をカウンターのご主人(昔、深夜番組に出演していたイ○
リー岡田に似ている:2003年と比べると、頭頂部がさらに・・・
失礼)に支払い、浴室へ。
浴室のドアを開けると・・・新鮮な湯の香り
浴室に入った瞬間、あのモール系の温泉に似た香りが、相変わらず
充満していた。もちろん掛け流しである。湯が浴槽左奥にある湧き出
し口から勢いよく出ていて、浴槽から洗い場の床に溢れ出している。
湯の色は、透明感がある淡い黒褐色で、表面には洗剤のような白い泡
が浮いていた。「誰じゃ、石鹸を浴槽の中で使ったやつは」なんて、
知らない人は誤解しそう(しない)。これが、良質のお湯を示す一つ
の「現象」なのだろう。
浴槽の深さは50~60cmくらいだろうか。底までまるっとお見
通しである。湯に浸かってみると、その泡が体に付着するのがわかる。
さすってみると、「ぬめぬめ」した感触がある。やや石油分のような
香りもしてくる。味は「薄い塩味+鉄分」という感じ。脱衣場に「飲
用不可」の掲示があったことを付け加えておく。
【別海町】別海温泉・清乃湯
■泉質 :ナトリウム・塩化物泉
(弱アルカリ性低張性高温泉)
■泉温 :41.5℃
■湧出量 :420リットル/分
■pH :7.7
■成分総計:6217mg/Kg
■湯の特徴:・土類系固有の匂い
・透明感のある淡い黒褐色
・体に付着する細かな気泡でぬめぬめ感
■料金 :¥380(2003年より10円値上げ)
■営業時間:16時~21時(日・祭日休み)
■カラン数:7