【写真:男山「最北航路」@稚内市「竹ちゃん」さん 2014年09月21日21時17分撮影】
稚内
日本最北端の地である。
端っことか先っちょが好きな私は、毎年のようにこの地を訪れる。
もはや第二の故郷だ。
2002年、この地に大火災が発生した。今でこそ稚内駅周辺は整然と
整備されているが、当時の焼け跡をみて愕然としたものである。毎年
通っていたお店は消失し、心の中の故郷のよい思い出が一瞬のうちに
消失した。
竹ちゃん
このお店とのおつきあいが始まったのは、その頃のこと。メガネを
かけた弁が立つご主人とカウンター越しに会話するのが楽しみで毎年
通っている。その傍らには、「すし職人」なるオヤジさんが活躍して
いる。
しかし、今年伺ってみると…。オヤジさんの姿がいない。そして、
ご主人の弁にも悩みが見え隠れする。
人がいないんだよね
明日は80人の団体が昼に来るから
今日は早く店を閉めないと…
もうからだが続かないですよ
そうなのだ。1年経てば、人間1歳年をとるのだ。いつまでも今の
ままでいられるはずもなかろうもん。思えば遠くへ来たものだ。遠い
目をした自分がそこにいる。その傍らでは、イギリスから来たという
男性が「お造り」を楽しんでいる。
グローバル。そう、確かにグローバルだ。でも、それは日本固有の
表現ではないか。もはやドメスティックもグローバルもないだろう。
そんな区分で議論するのはナンセンスだ。それ以前に議論しなければ
ならないテーマがあるはず。なぜならば…と見事に脱線したところで
今日はお開き。
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