ポール リード・ギターを弾く
ついに登場しました。ポール・マッカートニー。ポールがリード
ギターを最初にプレイした曲は‘Ticket To Ride’ですが、この曲
が収録された翌日の1965年 2月16日に、ポールはもう1曲リードを
とるのです。その曲は‘Another Girl’。
‘Another Girl’の強烈なダウン・ビートは‘She's A Woman ’
を思い起こさせてくれます。そして時折披露してくれる2本の弦に
よる粘っこいチョーキングは、明らかにジョージの奏法とは異なり
ブルージーで斬新なフレーズです。
この「ブルージーさ」を支えるもののひとつが「カジノ」です。
ポールは1964年にブルース・ブレイカーズのジョン・メイオ-ルの
影響でカジノを購入したと後日語っています。ちょうどこのころ、
あのクラプトンもヤード・バーズを脱退しブルース・ブレイカーズ
に参加していますね。メイオールは、クラプトンや自分自身が影響
を受けたブルースのレコードをポールに聴かせると同時に、ブルー
スのプレイヤーたちがセミ・アコースティック・ギターを使用して
いることを説明しました。
そういうわけで、それまでのビートルズの曲にはなかった、あの
「グニャグニャ」感のリード・ギターが誕生したのです。その裏で
レコーディングの初日( 2月15日)にはリード・ギターを演奏して
いたにもかかわらず、翌日にポールにリード・ギターを差し替えら
れてしまったジョージの気持ちはいかに・・・。
蛇足ですが、‘Another Girl’の最後の「グニャグニャカジノの
音」の残響が消える前に、わたしの頭の中ではもう「恋のアドバイ
ス」が鳴り響いているのでした。
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ついに登場しました。ポール・マッカートニー。ポールがリード
ギターを最初にプレイした曲は‘Ticket To Ride’ですが、この曲
が収録された翌日の1965年 2月16日に、ポールはもう1曲リードを
とるのです。その曲は‘Another Girl’。
‘Another Girl’の強烈なダウン・ビートは‘She's A Woman ’
を思い起こさせてくれます。そして時折披露してくれる2本の弦に
よる粘っこいチョーキングは、明らかにジョージの奏法とは異なり
ブルージーで斬新なフレーズです。
この「ブルージーさ」を支えるもののひとつが「カジノ」です。
ポールは1964年にブルース・ブレイカーズのジョン・メイオ-ルの
影響でカジノを購入したと後日語っています。ちょうどこのころ、
あのクラプトンもヤード・バーズを脱退しブルース・ブレイカーズ
に参加していますね。メイオールは、クラプトンや自分自身が影響
を受けたブルースのレコードをポールに聴かせると同時に、ブルー
スのプレイヤーたちがセミ・アコースティック・ギターを使用して
いることを説明しました。
そういうわけで、それまでのビートルズの曲にはなかった、あの
「グニャグニャ」感のリード・ギターが誕生したのです。その裏で
レコーディングの初日( 2月15日)にはリード・ギターを演奏して
いたにもかかわらず、翌日にポールにリード・ギターを差し替えら
れてしまったジョージの気持ちはいかに・・・。
蛇足ですが、‘Another Girl’の最後の「グニャグニャカジノの
音」の残響が消える前に、わたしの頭の中ではもう「恋のアドバイ
ス」が鳴り響いているのでした。
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聴き比べてみたい。
ジョージもポールのプレイを聴いて、ああポールはこういうサウンドが欲しかったんだって納得したのかも。
音楽も口で、こんな風にしてって話してもなかなか通じないものなんでしょうね。
それにしても2本の弦のチョーキングだったのですね。全然、わかりませんでした。
伝えることで思い出しました。
ジョンとポールがそれぞれ自分の作品を持ち寄った際
「今回はこんな風にしたい」
とマーティン先生やメンバーに伝えます。
そのとき
ジョンは「抽象的」ポールは「具体的」だった
そうです。
「1000人の僧侶」と「ベースの音を太く」
というのがその好例ですね。