【“LET IT BE”のジャケット】
UKからリリースされたビートルズのアルバムでは、必ずリンゴが
ヴォーカルを担当した曲が1曲収録されていました。但し「標準」に
昇格したUS発“MASICAL MYSTERY TOUR”は除きます。デビューアル
バム“PLEASE PLEASE ME”から、各アルバムにはリンゴのヴォーカル
を「ほぼ」コンスタントに1曲ずつ聴くことができました。しかし、
最後の最後の“LET IT BE ”でこの「契約」は破棄されます。
もっとも、既に“A HARD DAY'S NIGHT”でも、この「契約」が破棄
されていました。同アルバムの収録曲数が13曲(初期のフォーマット
では14曲が標準)であったことから、なんらかのアクシデントが発生
したのではと推察されます。しかし、“LET IT BE ”では元の企画で
ある“GET BACK”でもリンゴのヴォーカル曲を収録する予定はありま
せんでした。
【リンゴがヴォーカルを担当した曲】
アルバム名 曲名
PLEASE PLEASE ME Boys
WITH THE BEATLES I Wanna Be Your Man
A HARD DAY'S NIGHT “None”
BEATLES FOR SALE Honey Don't
HELP! Act Naturally
RUBBER SOUL What Goes On
REVOLVER Yellow Submarine
SGT. PEPPER'S
LONELY HEARTS CLIB BAND With A Little Help From My Friends
MAGICAL MYSTERY TOUR “None”
THE BEATLES Don't Pass Me By
Good Night
YELLOW SUBMARINE Yellow Submarine
ABBEY ROAD Octpus's Garden
LET IT BE “None”
もしも“A HARD DAY'S NIGHT”にリンゴのヴォーカル曲が収録され
たとすれば、‘Match Box ’あたりだったのでしょうか。また『ホワ
イト・アルバム』には2曲収録されていますが、これは「2枚組」と
いうことで、「1枚に1曲」という契約であれば(?)妥当なところ
でしょうか。
ちなみに、ジョージの「契約」も粛々と遵守されました。例外は、
『MMT』です。もっともジョージは、リンゴとは異なり「マルチ」
であったり、最後にはジョンとポールを上回る名曲‘Something ’を
かっ飛ばしています。
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