らば~そうる “IN MY LIFE”

旅、音楽、そしてスポーツのこと。過去、現在、そして未来のこと・・・「考えるブログ」。

2178.はみだし・ビートルズ リンゴの「契約」

2011-10-23 | 12.THE BEATLES
【“LET IT BE”のジャケット】

 UKからリリースされたビートルズのアルバムでは、必ずリンゴが
ヴォーカルを担当した曲が1曲収録されていました。但し「標準」に
昇格したUS発“MASICAL MYSTERY TOUR”は除きます。デビューアル
バム“PLEASE PLEASE ME”から、各アルバムにはリンゴのヴォーカル
を「ほぼ」コンスタントに1曲ずつ聴くことができました。しかし、
最後の最後の“LET IT BE ”でこの「契約」は破棄されます。

 もっとも、既に“A HARD DAY'S NIGHT”でも、この「契約」が破棄
されていました。同アルバムの収録曲数が13曲(初期のフォーマット
では14曲が標準)であったことから、なんらかのアクシデントが発生
したのではと推察されます。しかし、“LET IT BE ”では元の企画で
ある“GET BACK”でもリンゴのヴォーカル曲を収録する予定はありま
せんでした。

【リンゴがヴォーカルを担当した曲】 

 アルバム名        曲名
 PLEASE PLEASE ME     Boys
 WITH THE BEATLES     I Wanna Be Your Man
 A HARD DAY'S NIGHT    “None”
 BEATLES FOR SALE     Honey Don't
 HELP!           Act Naturally
 RUBBER SOUL        What Goes On
 REVOLVER         Yellow Submarine
 SGT. PEPPER'S
  LONELY HEARTS CLIB BAND With A Little Help From My Friends
 MAGICAL MYSTERY TOUR   “None”
 THE BEATLES        Don't Pass Me By
              Good Night
 YELLOW SUBMARINE     Yellow Submarine
 ABBEY ROAD        Octpus's Garden
 LET IT BE         “None”


 もしも“A HARD DAY'S NIGHT”にリンゴのヴォーカル曲が収録され
たとすれば、‘Match Box ’あたりだったのでしょうか。また『ホワ
イト・アルバム』には2曲収録されていますが、これは「2枚組」と
いうことで、「1枚に1曲」という契約であれば(?)妥当なところ
でしょうか。

 ちなみに、ジョージの「契約」も粛々と遵守されました。例外は、
『MMT』です。もっともジョージは、リンゴとは異なり「マルチ」
であったり、最後にはジョンとポールを上回る名曲‘Something ’を
かっ飛ばしています。



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