【“READY STEADY GO”より 1963年10月04日】
ジョージ・ハリスンが最初に演奏したリッケンバッカー社のギター
は何でしょうか。“A HARD DAY'S NIGHT”でお目見えした「360-12」。
答えは「ノー」です。実は、1963年 9月に既に「360-12」とは異なる
モデルのギターを手にしていたのです。
ビートルズは“WITH THE BEATLES”のレコーディングを完了させた
後、約2週間の休暇を取りました。ジョージはこの休暇を利用し、姉
ルイーズを訪ねるために渡米しました。この時に彼は、「425」を
購入しました。カラーは、「ファイヤー・グロー」です。上の画像を
ご覧ください。モノクロの画像ですが、ジョージの弾く「425」の
カラーは、少なくともファイヤー・グローには見えません。そうなの
です。彼は購入と同時に黒(ジェット・グロー)に塗装してもらった
のです。
425は、珍しい1ピックアップのギターですが、コンデンサーに
より音色に変化をつけることが可能でした。また画像から確認できる
ように、ボディトップの大半を占める大きなピックガードが特徴です。
型番の1の位は「0」ではありませんでしたが、トレモロ・アームは
実装されていません。
425は、ごく短い期間しか使用されませんでした。よく知られて
いるのは、冒頭の画像にあるように、イギリスのテレビ番組“READY
STEADY GO !”に出演した際に使用されたことです。
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