らば~そうる “IN MY LIFE”

旅、音楽、そしてスポーツのこと。過去、現在、そして未来のこと・・・「考えるブログ」。

1716.“RED ROSE SPEEDWAY” PAUL McCARTNEY & WINGS

2010-07-18 | 11.Music
【ALBUM “RED ROSE SPEEDWAY” PAUL McCARTNEY & WINGS】

 ビートルズと『赤盤』『青盤』を通じて出会った頃は、既に彼らが
解散した後です。その頃4人は、既にソロとしてバリバリに活躍して
いたのですが、ビートルズの4人とそのこととの関係を知ったのは、
遅れること1~2年後でした。

 4人のソロ・アルバムを聴き始めたのは中学生になってからのこと
ですが、不思議なもので、ソロ活動の曲の中で今でもよく聴くものは
なぜか「1970年~1976年にリリースされた曲」に集中しているのです。
この間にリリースされたアルバムの中で、よく聴いたアルバムをあげ
てみましょう。


“PAUL McCARTNEY”         1970.06.25
“JOHN LENNON / PLASTIC ONO BAND” 1971.02.25
“RAM”               1971.06.25
“IMAGINE”             1971.09.09
“RED ROSE SPEEDWAY”        1973.04.30
“MIND GAMES”           1973.11.16
“WALLS AND BRIDGES”        1974.10.04 
“VENUS AND MARS”         1975.05.30
“EXTRA TEXTURE”          1975.09.26
“WINGS AT SPEED OF SOUND”     1976.03.26
“33 1/3”             1976.11.08


 アルバムではあげていませんが、ジョージの‘My Sweet Lord ’や
リンゴの‘Only You’、それにジョンの‘Happy Christmas(War Is
Over)’などもよく聴いていたものです。

RED ROSE SPEEDWAY
     by PAUL McCARTNEY & WINGS

 01.BIG BARN BED
 02.MY LOVE
 03.GET ON THE RIGHT THING
 04.ONE MORE KISS
 05.LITTLE LAMB DRAGONFLY
 06.SINGLE PIGEON
 07.WHEN THE NIGHT
 08.LOUP (1ST INDIAN ON THE MOON)
 09.MEDLEY
  a) HOLD ME TIGHT
  b) LAZY DYNAMITE
  c) HANDS OF LOVE
  d) POWER CUT          

 これらの中で今回取り上げるアルバムは、ポール・マッカートニー
&ウィングスの“RED ROSE SPEEDWAY ”です。ウィングスは数多くの
メンバー・チェンジをしましたが、このアルバムは最強だと思う面々
で演奏されています。なんといっても、ヘンリー・マッカロクのあの
「紫煙の中で燻されながら聴くようなギターの音(“SWAMP ”という
そうな)」がよいです。この時代の音ですね。

 このシブいギターの音は、トップの‘Big Barn Bed’のイントロや
‘Get On The Right Thing’など全編に登場します。しかし、やはり
‘My Love ’のソロはとりわけ秀逸です。「1970年代前半の雰囲気を
音で示せ!」といわれたら、この音を回答することでしょう。

 ポールの才能をあらためて認識させてくれる曲があります。それは
‘Little Lamb Dragonfly ’とメドレー‘Hold Me Tight ’~‘Lazy
Dynamite’~‘Hands Of Love ’~‘Power Cut ’です。前者はビー
トルズ時代の‘You Never Give Me Your Money’の展開を彷彿させ、
後者はそれに続くあの“ABBEY ROAD MEDLEY ”を連想させてくれます。
メドレーの中では‘Lazy Dynamite ’が好きです。ポールらしい甘美
なコード進行が感じられるからです。

 それにしても、この「最強メンバー」でレコーディングされたアル
バムがこの1枚だけとは・・・。ヘンリー・マッカロクがウィングス
に在籍していたのは1972年 2月から1973年 8月。わずか1年半だった
のですね。



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2 Comments

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1976年で一区切り? (mensurazoirri)
2010-07-22 01:41:59
おぉ~、今回はソロのテーマですね。

レコード会社の移籍やワールドツアー、ベストアルバムのリリースなど、
この頃はソロの4人にとっても「一区切り」だったと思われます。
これを境に音楽活動を休止・隠遁生活?に入る者もいたほどでしたね。

今回はRed Rose Speedway について拝読しました。
この前作が必ずしも好評ではなかったため、ソロアーティストとしての
ポールの評価も揺れている頃でしたが、それを払拭するに余りある
素晴しいアルバムでした。(この次もアルバムも連続して良かった)

アルバムの解説にもありましたが、特にB面メドレーは1曲ごとが
十分に聴かせる内容の曲で、メドレーとして発表するのが勿体無い
ほどだとのコメントがあったものです。(アビー・ロードみたいですね)

小生は昭和60年代にCD「GREEN LINE 2800」シリーズで初購入しました。
当時のCDは1枚3200円が相場で、単に安価だったのに釣られて
買った(ナサケナヤ)のでしたが、その内容には満足したものです。
返信する
大相撲でいえば「貴輪時代」 (らば~そうる)
2010-07-24 23:37:57
to:mensurazoirriさん

偶然ですが1976年を境にして
一時的に4人の新譜には興味がわかなくなりました。
(ポールの「夢の旅人」は別。)

そして1980年に至ります・・・。

ウィングスに関しては“RED ROSE”のあたりの音づくりが
いちばん好きです。

個人的には「その頃の時代的なよさ」を感じているので
そのように思うのかもしれません。
返信する

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