143．そこまでやるのか～不在者投票

　明るい話題、楽しい話題をモットーに、けっして「批判」をしない
ブログを目指している。しかし、今日は「怒り」の投稿である。読ん
で気持ちのいいものではないので、なにとぞお許しを。

　実は、私の身内がある病気で３月上旬から入院している。病状が芳
しくなく、目は開いているものの、相手を識別することが不可能で、
コミュニケーションがとれない状態が続いている。

　私が在住するＫ県Ｙ市では３月２６日に市長選がある。２２日に病
院から連絡があった。

「不在者投票を行います。２３日の１４時に病院へお越しください。」

　私が平日の昼間仕事なので母に行ってもらった。「確かにこの状態
だと当日は投票に行けないからなあ」と思いつつも、何か変な予感が
した。

　２３日の夜帰宅すると母が怒っていた。こんな実態があったとは。
身内の人間はさきほど書いた状態である。そんな状態の人間に看護婦
が立会いの下、市の職員が複数の候補者の氏名を記載した１枚の紙を
重病人に示して

「○○さん、この中からひとり、指してくださいね。」

　そこまでやるのか。不在者投票って何だ。

　入院患者もいろいろいる。入院中ではあるが物事の判断ができる人
に対しては、確かに不在者投票は有効であろう。しかしこのケースは。
ひどい・・・。あまりにもひどすぎる。

　病院側もなぜ不在者投票をさせたのか、はなはだ疑問である。