【写真:新場の沢から天売島・焼尻島を望む 2005年10月20日12時58分撮影】
★この記事は2004年09月20日の記録です。
☆掲載写真は走行日のものではありません。
☆掲載写真は走行日のものではありません。
札幌市から石狩街道を北上する。このあたりも、20年前と比べると
かなり道路状況が変わった。昔は、矢臼場の大橋を渡る前までの道が
もっと狭かったと記憶している。途中に「茨戸」「花畔」など難読の
地名があり、「あれ、何て読むの」なんてはしゃいでいたのが思い出
される。花畔ICをぐるぐる回って国道 231号線を北上すると、右側
に三井石油系のGSがある。毎年、反対車線から横断して給油する。
しかも毎回「首都圏ナンバー」で「現金会員カード」を提示するので
すっかり顔を覚えられてしまった。ひとつの「里帰り」である。アル
バイトの方々は年々変わっているが、GSは変わらず経営している。
厚田村望来のあたりにさしかかると、日本海に落ちていく暑寒別の
山々が見えてくる。好きな場所のひとつである。やがて、国道は嶮し
い山々と海の間にまるで押し込められたかのようになり、トンネルの
連続を迎える。
穏やかな「ROUTE 232」
雄冬,増毛,留萌と男性的な国道 231号線が終わると、ホっとする
「国道 232号線」にさしかかる。鉄道ファンならご存知、旧国鉄羽幌
線に沿うようにして、国道が北に延びている。
旧花田家番屋を過ぎ、苫前の手前に「新場の沢」という路線バスの
停留場がある。1990年の旅のとき、睡魔に襲われここで1時間ぐらい
休憩した。眠りから覚めあたりを見回すと、道路の下に砂浜が広がっ
ている。しかもなんと、ガードレールを越え降りられるではないか。
ちょうど昼時で快晴。海の向こうには天売島,焼尻島が見える。海に
は「流木」のオブジェが。あ~、のんびりのんびり。この風景は今年
も変わっていなかった。変わったといえば、海を見てふと振り返った
丘の上に、風力発電のプロペラが勢い良くブルンブルンと回っている
ことである。30基くらいの白い人工物は、青い空の下であたかも自己
の存在感を誇示するかのように見えたのであった。
上平グリーンヒル・ウインドファーム
【苫前町】国道232号線(新場の沢)
■走行日 :2004年09月20日
12時30分~13時00分
■天候 :晴れ
■気温 :21℃
■ひとこと:苫前-羽幌-初山別-遠別-天塩のライン
旅をしている実感が
海が見え、適度なカーブとアップダウン、退屈しない程度に集落があり、見所も豊富。
ちなみにいちばん退屈で嫌いなのはR274。
石勝樹海ロードなんて名前付けてるけど要は山の中。
そいでね、石狩の旧市街のあたりをまっすぐいったところに、渡船場があってね、ちっさなフェリーが人と、車を渡らせていたんだわ。いわば、フェリーが国道の一部(これって佐渡島にもある方式ね)。
その頃、石狩川の向こう側っていってらものすごいど僻地でさぁ、なんにもなかったね。国道231もみんな砂利道。
厚田までいくのなんて、とんでもなく遠かったですよ。なんて、しどい昔話だねぇ。
>海が見え、適度なカーブとアップダウン、退屈しない程度に集落があり、見所も豊富。
さりげなく「豊富温泉」につなげているところが
秀逸です。
文章を読んでいるだけで情景が浮かんできますねえ。
いいなぁ。
その時代のその道を走ってみたいなぁ。
その頃の地図にも興味があります。
好きなのですよ。そういうの。
で。雄冬あたりは「カベ」で行き止まりだったの
ですよね。