【ザ・ビートルズ ハンブルクにおける記者会見から(1966.06.26)】
1966年の6月末にビートルズが来日しました。その頃4人は(ポー
ルはそう思っていなかったのでしょうね)コンサートを続けることに
対し拒否反応を示していました。さらに、音楽的にも成長しデビュー
当時の単純なものから複雑になり、コンサートでスタジオの音を忠実
に再現することが難しくなってきました。
そのような状況の中、ビートルズは1965年12月のイギリス国内での
コンサートから約半年後、1966年のツアーを開始しました。ツアーの
スタートはドイツ・ミュンヘンでした。1966年 6月24日、サーカス・
クローネ・バウで4人は簡単なリハーサルの後、コンサートに臨んだ
のです。
日本での演奏と比較すると、慣れ親しんだ土地のせいなのか、モチ
ベーションも高くノリもよいように見えます。演奏自体は、日本での
パフォーマンスとさほど変わらないと思えますが、いかがでしょうか。
アンプの音質の設定なのか、もしくはレコーディングにおけるEQの
設定なのかわかりませんが、カジノの音がトレブリーです。ギターの
音がヴォーカルを圧倒しています。
非常に珍しいシーンを2度ほど確認できます。「歌詞を間違える」
といえば、ジョンの専売特許だったのですが、この日はなんと、あの
ポールがミスを犯しています。‘Yesterday ’の冒頭の箇所で“Now
it looks as though they're here to stay ”と歌うところを‘Now
I need a place to hide away ”と歌ってしまいます。‘I'm Down’
では演奏前と演奏中と続けて歌詞が出てこなかったために、「プチ・
パニック」に陥ってしまいました。とてもレアなシーンですよねぇ。
演奏前にはジョンに「指導(!?)」されるひとコマを、また演奏中
にはそれを見ていたリンゴに笑われてしまうひとコマを確認できます。
ミュンヘンの映像は、その他にも数多くのソースがあるようです。
それにしても、武道館と比べ「4人と観客の距離」がなんと近いこと
でしょうか。ステージの真後ろにも人がいる様子は少し違和感もあり
ます。観客も日本と同様、落ちつきを感じます。
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1966年ドイツ公演は2インチ白黒VTR、カラーフイルムと流石磁気テープ発祥の国ドイツだけあって結構保存されているみたいです。(ただし一公演丸ごとはない)
後、マイクが数本確認出来ますので音声は数台のオープンリールテープでライン録音されている可能性があります。という事は「当時のテープが残っていればシンクロさせてステレオ化可能」でしょう。
>そういえば今日6月29日は「ビートルズ記念日」になったらしいですね。
国会で青島幸男氏が決めたのですか♪
冗談はさておき、記念日制定に賛成です。
祝日になればいいですね。
1966年のツアーの音源については
とても興味があります。
ドイツの他
フィリピン、アメリカ・・・
しばらく探検の日々が続きそうです。