【写真:EPIPHONE "CASINO" 2006年10月07日19時57分撮影】
ビートルズの使用していた楽器と同じ(オリジナル・モデルが理想)
モデルを「所有したい」という願望は、ファンの方で楽器を嗜まれる
方であれば、誰しも思われることだろう。
もしもエレクトリック・ギターを
1本だけ選べと言われたらこれにするだろうね
by PAUL McCARTNEY
中学生の頃、ビートルズの日本公演のポスターを手に入れた。そこ
には写っていたのは「ジョンとジョージのお揃い(註)のギター」だ。
(註:もちろんディテールは異なる。)
かっこええわ~。あのギター弾いてみたいな~。なんていうんやろ。
これが「カジノ」を手にする動機だった。1977年、池袋の黒澤楽器
で手に入れた"Epiphone CASINO"。正式には"ES-230TD "という型番で
ある。記憶が薄れているが、確か7万円前後で購入したかと思う。
後から知ったことだが、この頃の「カジノ」は日本製であったのだ。
購入した当時は「同じだ~」と有頂天になっていたのだが、時間が経
過しいろいろなことがわかってきてよく見ると、サンバーストの色調
がジョンやジョージのと異なり、やや赤茶っぽかったりなんかする。
でもそれでもいい。こだわる人はこだわるだろうが、気にしない。
1960年代のカジノはGibsonで作られていたことは周知の通りだが、
1969年にGibsonの親会社がCMI社からノーリン社に変わり経営方針
が変わったことにより、EpiphoneはGibsonよりも低価格なラインを受
け持つ「ブランド」となり生産拠点も日本へ移されたのである。わた
しが1977年に「偶然」購入したモデルはカジノが日本で再生産された
初期モデルであったわけである。その後、カジノは1996年頃から韓国
でも生産されるようになり、市場には日本製と韓国製の2種類のカジ
ノが流通された。その頃の日本製限定モデルの"64CASINO"の定価は、
17万円であった。
このカジノ、ビートルズでは最初にポールが1965年頃のレコーディ
ングで使用し、次にジョンとジョージが「カジノクラブ」に入会した。
ジョージのカジノにはBigsbyのトレモロ・ユニットが実装されている
のに対して、ジョンのカジノには通常のブランコ型のテール・ピース
が実装されている。また、ポールのカジノのヘッドは初期のGibsonに
似たスタイルだったのに対して、他の2人のカジノのヘッドは一般的
なEpiphoneスタイルのヘッドになっている。
余談であるが、カジノのオリジナル・モデル(1964年から1967年の
細いヘッド・菱形マーカー=ジョン・ジョージの使用したモデル)の
相場は、40万円前後とのことである。
ポールが弾いてたときの艶っぽい響き、ジョンの出してた柔らかい音、ストロークしたときのオルガンのような重い響き、そしてディストーションやファズでのつんざくような鋭い音。
ビートルズサウンドを彩る重要なギターですね。
コメントに溢れている視点の広さと深さ。
くまみちゃんのくまみちゃんたる
「感性」ならではですね~♪
CASINOと1966年。
ニワトリが先か・・・てなハナシなのですが
ビートルズを最初好きになったころは
このギターと日本公演のインパクトをとても強く
感じていました。
このギターを使いだした中期の時代の曲が
いちばん好んで聴いたり演奏したりしているの
かもしれません。
Извините. Снижение продаж.