現在でもなおビートルズの最高傑作として名高いアルバムがここに
あります。その名は“SGT. PEPPER'S LONELY HEARTS CLUB BAND ”。
1960年代はレコードの時代です。LPレコードでは複数の曲が各面
(A面・B面)に収録されていました。およそ3分から4分くらいの
各々の曲の間には「無音の間」があり、誰もがそのことを「当然」と
思っていたのです。そのような状況の中、1967年 6月 1日にリリース
されたこのアルバムは、レコーディング革命をもたらしたのです。
その一つとして、「収録曲をすべてつなげ、曲間を設定しない」と
いうアイディアが実現されました。ジョンは当時、このように語って
いました。
そうすれば、アルバム全体がひとつのショーみたいになるだろ?
バランスを考えて曲を並べていく。コンサートの演奏曲を選ぶ
みたいにね。そのためには、最初から終わりまで続けて聴ける
ようにしないとダメさ。3~4分ごとに空白があるようじゃ、
意味がないんだよ。だって、いったんショーが始まれば、沈黙
なんてないだろ?
いっぽう、ブライアン・エプスタインは、このアイディアに対して
否定的な意見を残しています。
自分が好きな曲だけを聴きたいっていうファンはまだまだたく
さんいると思う。お気に入りの曲のところに針をもっていって
それを聴く。他の曲は飛ばして、自分の好きなものだけを何度
も聴くんだよ。でも、レコードの溝に切れ目がないと、それが
できないじゃないか。
現在の「商品」を見れば、ジョンがいかに未来洞察の鋭さをもって
いたか、わかりますね。もっともジョンのことですから、本人の意図
するところは別の部分にあったのだと思います。それにしても、あの
時代に「CDやCDプレーヤーなるもの」が出現することなど、誰が
想像できたことでしょうか・・・。
↑If this article is quite good, will you please click?
あります。その名は“SGT. PEPPER'S LONELY HEARTS CLUB BAND ”。
1960年代はレコードの時代です。LPレコードでは複数の曲が各面
(A面・B面)に収録されていました。およそ3分から4分くらいの
各々の曲の間には「無音の間」があり、誰もがそのことを「当然」と
思っていたのです。そのような状況の中、1967年 6月 1日にリリース
されたこのアルバムは、レコーディング革命をもたらしたのです。
その一つとして、「収録曲をすべてつなげ、曲間を設定しない」と
いうアイディアが実現されました。ジョンは当時、このように語って
いました。
そうすれば、アルバム全体がひとつのショーみたいになるだろ?
バランスを考えて曲を並べていく。コンサートの演奏曲を選ぶ
みたいにね。そのためには、最初から終わりまで続けて聴ける
ようにしないとダメさ。3~4分ごとに空白があるようじゃ、
意味がないんだよ。だって、いったんショーが始まれば、沈黙
なんてないだろ?
いっぽう、ブライアン・エプスタインは、このアイディアに対して
否定的な意見を残しています。
自分が好きな曲だけを聴きたいっていうファンはまだまだたく
さんいると思う。お気に入りの曲のところに針をもっていって
それを聴く。他の曲は飛ばして、自分の好きなものだけを何度
も聴くんだよ。でも、レコードの溝に切れ目がないと、それが
できないじゃないか。
現在の「商品」を見れば、ジョンがいかに未来洞察の鋭さをもって
いたか、わかりますね。もっともジョンのことですから、本人の意図
するところは別の部分にあったのだと思います。それにしても、あの
時代に「CDやCDプレーヤーなるもの」が出現することなど、誰が
想像できたことでしょうか・・・。
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いや~、かつては当然のようにやりましたなぁ。
SGTはまだいいんですよ、曲間の溝が一応
盤面を見ればわかりますので…。
ホワイトアルバムでは盤面のカッティング模様を
見て曲間を探し当て針を落とす!これが職人芸でした。
それはそうとSGTがアルバム全体を一つのショーの
ように捉えた考え方は斬新だったですね。
レコード盤をひっくり返すA7とB1の“間”も
まるで楽章の“間”のようでした。
やはり「レコード」の話は楽しいですね。
GWの休みにでもまた聴いてみようかな…
>盤面のカッティング模様を見て曲間を探し当て針を落とす
これってスゴイですよね!
あのシマシマ模様の「濃淡?」で判別できるのでしょうか。
まさに職人♪
レコードですが、少々くたびれた歌詞カード
とともに保管しています。
たまに取り出してはレコードシャワーを
かけてあげていますが
連休中にナガ○カさんのネットショップで
「針」を発注する予定です。
やはりレコードの音には時代相応の「温かみ」を感じます。
該当する針をみつけた時に大変喜んだものです。
今の時代にレコードを聴けるのは「贅沢なひととき」と
考えています。
さてホワイトアルバムのカッティングの話ですが…。
高校生の頃「Mother Nature's Son」の素朴な曲調が好きで、
何度も繰り返し聴きました。
実はこの曲、前後の「Yer Blues」「Everybody's~」に
比べてカッティングが穏やか(シンプル)なので、針落しが
かなり正確に出来たものです。
これは曲全体がアコースティックな作りのせいかも知れませんね。
手元に“THE BEATLES”のLPを取り出して確認しました。
本当ですね!
‘Birthday’と‘Yer Blues’と境界は識別しずらいのですが
‘Mother Nature's Son’は何かシマが浮き出て
見えます。黒っぽい輪になっていますね。
‘Helter Skelter’と‘Long×3’の境界も
然りです。
曲ごとのカッティングに個性があり面白いところです。
プレーヤーのターンテーブルに林檎のマークが廻る…
私達はこんな時代に育ったのですね。
思い出いっぱいの時代でした。
今、パチパチ音を立てながら廻るレコードを
時々聴いたりしています。
なにか、こう・・・
うまく言えませんが「温かく安心する音」
のような気がします♪