らば~そうる “IN MY LIFE”

旅、音楽、そしてスポーツのこと。過去、現在、そして未来のこと・・・「考えるブログ」。

2675.さらによい音を求めて

2013-03-03 | 12.THE BEATLES
 昨年11月に、ビートルズの公式14アルバムのリマスター盤アナログ
レコードが発売されました。この「デジタル全盛の時代?」にです。

 今、私の自宅に若かりし頃に購入した「LP」が保管されています。
なるほど、確かにCDの音に疲れ、時々引っ張り出しては、少しだけ
くたびれたレコード・プレーヤーに盤を乗っけて再生しています…。
癒される…。ビートルズを初めて聴いたころの新鮮さが蘇る…。そう
それは、至福の時なのです。

 1988年の頃だったでしょうか。CD化されたビートルズの各作品が
市場に出回るようになったのは。他のアーティストの新作はその頃、
ほとんどCDで発売されていました。従って「アナログ・レコード」
なるものは、それ以来「新作としては発売されないもの」と思ってい
ました。

 しかし、ビートルズのアナログ・レコードは生産され続けていたの
です。実際のところ、2011年にアメリカでいちばん売れたアナログ・
レコードは、“ABBEY ROAD”でした。確かに、20世紀の終わりにアナ
ログ・レコードの売上は大きく減少したものの、絶滅には至らなかっ
たのです。

 ビートルズのアナログ盤についていえば、そのサウンドに合致した
レコード素材の選択と音源の選択に時間がかけられています。前者は
サウンドの温かみと一定した生産品質が得られるという理由で「ニッ
ケル製の盤」が採用されました。そして後者は2009年の「リマスター
CDの制作」に用いられた16ビット・ヴァージョンではなく、「USB
ボックス」にFLAC音源として収録されていた24ビット・ヴァージョン
が採用されているのです。なかなか魅力的ではあります。

 オールド・ファンは、アナログ・レコードから始まり、デジタル化
のプロセスにおいて、音質よりもその音源の多様性を追い求めてきた
方が多いのではないでしょうか。演奏内容の違い、レコーディング・
制作過程の違いによる異なったミックスの存在などなど…。しかし、
今後は、それに加え「音質」を追い求めていくことになるのでしょう。
目指すところは「4人が演奏している場所であたかも聴いているかの
ような臨場感」になるのでしょう。投資するか否かは個人判断ですね。

 あなたはどうしますか。


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