お正月明けに、2泊3日のツアーで
人生初めての東北
青森さ、行ってきただ。
名古屋から青森まで遠いド思いぎや
飛行機でダッタの1時間20分すか
カガラネぇー
(ガイドさんの津軽弁が耳に残りつい真似しちゃって)
ここは中部空港(セントレア)ではなく名古屋空港。
中部空港が出来る前は
愛知県にはこの小さくてショボイ
名古屋空港しかありませんでした。
名古屋・・・と言っても
実際にある場所は愛知県小牧市なので
私達は「小牧空港」と呼んでいましたが・・・
それでも今も健在で、国内線が数本飛んでいます。
その名古屋空港を、早朝7時半発のFDA。
(初めて乗ったがね・・フジドリームエアライン)
青森空港到着 朝の9時着。
機内で出された珈琲を飲み終わる頃には
もう着陸態勢。
たげ早ぇーー
窓から銀世界の街並みを見たとたん
とうとう青森さ、着いダド・・・と思いました。
飛行機を降りたとたん、外気に触れ
「さむ!!」
やはり名古屋とは寒さが違います。
極暖2枚重ねてくれば良かったと大きな後悔。
最初の見学地は「鶴の舞鶴」
津軽冨士見湖に架けられた
日本一長い三連の太鼓橋。
津軽冨士見湖は完全に凍ってます。
湖全体が凍ってるの初めて見ました。
まだ寒さに慣れていない名古屋人が
いきなりここに連れてこられて
寒さで震えながら
300メートルの三連橋を歩いて渡りました。
途中2度ほどコケそうになりましたが
それでも身体の寒さとは裏腹に
内心は初体験の「真冬の青森」にワクワク~☆
本当は、三連橋を最後まで渡って
また元来た道を戻って
最初降りた駐車場に戻るはずだったのですが
あまりもの寒さにガイドさんが
「皆さん、もう戻りたくなさそうですね。
顏に書いてあります。
バスをこちらに呼び寄せますね」と。
気が利くガイドさんで良かった!?
次に向かったのは「津軽五所川原駅」
青森津軽の冬の風物詩
ストーブ列車に乗りました。
予習不足で「ストーブ列車」の知識無し。
どんな列車なのかと~っても楽しみでした。
ストーブ列車は1日3本。
運賃+400円。
ストーブがある車両は1両のみ。
ほぼ観光客しか乗らないので
一般の乗客は、違う車両に乗ってます。
この切符売り場で
地元の人と駅員さんとの会話が
聞こえてきたのですが
「何語??」・・・の世界で
全く聞き取れず。
津軽弁、レベル高すぎ「タカスギ君」
名古屋弁、完全に負けとるがね。
ストーブの前は、暑いぐらいポカポカ。
駅員さんがスルメや日本酒を売りに来て
このストーブの上で
スルメを焼いてくれます。
車内はスルメの匂いでくさい~~~笑
でもレトロ感一杯の列車での移動。
短い時間でしたが楽しかったです。
1日目の最終見学地は
太宰治の生家。
国の重要文化財に指定されているそうです。
太宰治といえば「走れメロス」と
「人間失格」ぐらいしか思い出せず。
薬におぼれたり、自殺未遂を繰り返したり
波乱万丈な人生を送った太宰。
ここを訪れて
改めて彼の本を読んでみたくなりました。
ツアー中、何度も道の駅やで土産物店で
トイレ休憩をしたんですが
まぁ~~どこに行っても
リンゴリンゴリンゴ!!
りんごジューズも種類が多くてが多くて
選ぶのに迷ってしまいます。
2日目の見学地は十和田湖。
最大水深は日本では第3位
面積では12位だそうな。
高村幸太郎の「おとめ像」
ここも風が冷たくて寒かったーーー
パワースポットの「十和田神社」も
冬は立ち入り禁止。
最終日は、八甲田山へ。
八甲田山といえば、映画にもなった
「八甲田雪中行軍遭難」が有名ですよね。
明治35年1月、日本陸軍第8師団の歩兵210名が
青森市街から八甲田山の
田代新湯に向かう雪中行軍の途中で
遭難し、199名が死亡するという
世界最大級の山岳遭難事故。
映画にもなり高倉健が主演でした。
実際に真冬の八甲田山で撮影が行われ
日本映画史上類を見ないほどの過酷なロケになり
その過酷さに耐えられず逃げ出した俳優もいたとか。
すべてガイドさん情報ですが
そんな八甲田山にロープウエイで登ってきました。
着いた頂上は・・・もう
今までの寒さはなんだったの?と思うほどの極寒!
マイナス10度超えの世界は初めての体験でした。
こんな極寒の中を昔の装備で何キロも歩いたら
凍傷は当たり前・・命の危険も当然だったでしょう。
見渡す限り白と黒の世界。
映画やテレビでしか見た事のない映像が
広がっていました。
山頂に着くと、猛吹雪で前も見えず・・・
「さむい!!寒い!!さむッ!!」の単語しか出てこず。
初めて目の前で見た「樹氷」
まるで怪物のよう。
スキーヤーがたくさんいました。
こんな吹雪で前も見えないところで滑って
遭難しないのか・・・
毎日1人か2人は行方不明になっているんじゃないか。
スキーが苦手の私は思ってしまった。
そんな寒さにめげず・・・はい、ポーズ。
しかし顏がこわばり、笑えない。
カメラのシャッターもなかなか押せない。
でも、こんなマイナス10度超えの世界なんて
名古屋に居ては絶対経験できないので
それはそれで楽しかったですよ。
さて、冷え切った身体を立ち寄り湯で温めましょう・・・
という事で、八甲田山にある「酸ヶ湯温泉」へ。
「すかゆ」と読みます。
山の中の一軒宿です。
これもツアーに組み込まれています。
ここは千人風呂が有名だそうですが・・・混浴。
湯が白っぽいし、お風呂が広いから
見えにくいとガイドさんは言いましたが
やはり私は断念。
なので、中の様子は
このポスターでお楽しみ?下さい。
↓ このポスター、とっても良いですよねぇー
なんか微笑ましい。。。
私は女湯の方へ。
だ~れもいなくて・・・
みなさん混浴の方へ入ったのかしらん。
プ~ンと硫黄の匂いのする
これぞ「ザ・温泉」でした。
最終日の最後の見学先は
JR青森駅近くにある「ねぶたの家 ワ・ラッセ」
ねぶた祭は有名ですが
一度も生を見た事がありません。
毎年8月2日から7日までの
6日間開催されるそうですが
その6日間は、ほとんどの青森近辺の宿は
旅行社が押さえるので
個人で取るのは厳しいと・・・ガイドさん情報。
宿泊費ももちろん跳ね上がるそうです。
ホール内はねぶた祭に出陣した
大型ねぶたが展示してあります。
〇〇賞△△賞を受賞したねぶたもありました。
このねぶたの制作日数は約3か月。
針金に和紙を貼って作ります。
ねぶた師と呼ばれる人が制作しているそうです。
総額費用は2000万超え!
そのうちねぶた師の報酬は400万ほどだそうです。
そんな大金を掛けて作ったねぶたですが
お祭りが終わると解体されるんだとか。
保存したくても、大きすぎて
置き場所がないのが理由だそうです。
ねぶた祭の青森県にもたらす経済効果は
154億円だとか。
ねぶた師はねぶたが終わると
すぐ次のねぶたを考えるんだそうです。
青森県の経済は文字通り
ねぶた師の肩に掛かってると言っても
いいかもしれません。
見学者には、ねぶた囃子の生演奏や太鼓体験
ハネト(踊る人)体験ができます。
ラッセーラーーー
ラッセーラーーー
ラッセーラッセー
ラッセーラー
まだこの掛け声が耳に残ってます~♪♪
真冬の添乗員付きの青森行きのツアーは
ほとんどないそうで
どこへ行っても、観光バスの駐車場はガラガラ。
ガイドさんも
この日が今年初めての仕事だったとか。
十和田湖や八甲田山など
有名な観光地の周辺の宿も土産物屋も
真冬はほとんど休館だそうです。
そんな時期に、なぜ青森に行ったか・・・
それは
私の行きたいと思っていた2つの宿に宿泊する
宿がメインで
宿の滞在時間が長いツアーを
見つけたからです。
2つの宿は、想像以上に
と~っても良かったです!
次はその2つの宿を紹介しますね。