宿ブログを始めて8年。
宿ブロガーの端くれなら一度は行っておきたい宿
「強羅花壇」にやっとやっと行けました。
私が数年前に初めて箱根に行った時
その時は「箱根吟遊」に泊まったんですが
外観だけでもいいので
「強羅花壇」を一目見ておきたいと思い
帰り道に強羅に寄ったのが最初で最後です。
その時は門の入口に男性が立っておられ
恐る恐る「一度館内を観させていただきたい」みたいな事を
ずーずしく言った記憶があります。
すると、快く案内して下さり
ロビーと売店周辺を少し見て
ため息ついて帰ってきた覚えです。
その時の感想は
恐れ多くて、まだまだ私には
この宿は敷居が高すぎるので
もう少し他のお宿を経験してから
最後の楽しみにとっておこう・・・と思いました。
その上、宿泊料金がとっ~ても高くて
簡単には手も出ませんでした。
そんな強羅花壇に
そろそろ行っても良さが分かる自分になったのでは
・・・と(勝手に)思い
gotoで背中を押してもらい
今回、満を持して
初の宿泊となりました。
送迎用のベンツ ↓ (乗りたかったな)
予約を入れたのはずいぶん前で
まだ東京発着が不可の時期。
だからなのか、ほとんどすべてのお部屋が空いていました。(今は年内満室)
「強羅花壇」もコロナの影響をもろに受けている感じでした。
東京に近い箱根なのでなおさらでしょうね。
一休で料金を見ると
35%引きだと私でもなんとか手が出る金額に。
その上、その時はまだ地域共通クーポン券が
スタートしていませんでしたが
10月以降なら15%の恩恵も受け取れ
ますますお得感倍増に!
ぶっちゃけ、強羅花壇はそんな人が行くお宿ではないんでしょうけど
私は「そんな人」なので、お安く行けるならそれに越した事はありません。
がっつりgotoを利用させていただきました。
こじんまりしたフロントデスク。
前に置かれた2つの飾りのようなイスは
チェックアウトの時、座って、ここで
最後のお茶を出していただけました。(そんな宿は初めて)
14時半ぐらいにお宿に到着。
数年前の見学だけの時と違い
今度は宿泊なので
堂々と?(実際は緊張して)門を通り中へ。
すると、入口に若い男性が4人待機。
(きゃ~!4人もいるわ。チェックインの時間になっても誰もいない宿もあるというに)
車を停めると、ササっとそれぞれのドアを開けて下さり
トランクを開けると、中から荷物を取り出し
ササっとすべて持って、館内へ運んで下さいました。
バーキンクラスのブランドバッグを見慣れたスタッフの方々なので
私達の安物のバッグはどう映ったことでしょ。
(gotot利用の客だと一目瞭然)
今回は娘家族と一緒に行ったので
チャイルドシートから孫を下ろす時の
全員の視線が熱い・苦笑
(ちなみに館内ベビーカーは使用不可でした)
全員が車を降りると同時に、1人のスタッフさんが車を駐車場へ。
もちろんバレーパーキング。(ほとんどの車が関東圏ナンバー)
強羅花壇は滞在中に車を洗車して下さる・・・と
口コミで読みましたが、ダンナが
行く前に、自宅で一所懸命洗車していたので
本当にお宿で、して下さったのかどうか
気付きませんでした。
それよりくるみがいたので
車内におもちゃやお菓子が散乱してて
そっちの方が恥ずかしい~~(/ω\)
そんなすごーい連携プレー(きっとマニュアルがあるのね)を
私達は、ただ突っ立って茫然と眺めていたところ
若い男性スタッフの方に促され、館内へ。
中に入ると、今度はお着物姿の仲居さんや
羽織袴姿の男性が「いらっしゃいませ」と
ずらり並んで丁寧にお辞儀をされ
あまりにも仰々しくて、緊張度マックスでした。
本当ならすぐにでも写真を撮りたいところですが
さすがの私も今回はおとなしく猫をかぶり。
実は、ここで
今でも解せない事がありました。
最初、ロビーにある ↑ の写真の席に案内されたのですが
しばらくしたら、写真の ↓ 階段を下りた先にある
ラウンジに案内し直されました。
ここです。
そしてメニューを持ってきて「何になさいますか?」と。
んん??
私はここでウェルカムドリンク的なものが
出されるのかと思いましたが
メニューに値段が書いてあるという事は
これは有料??
飲み物を注文しろって事??
意味が理解できませんでした。
来る直前に箱根のカフェでコーヒーを飲んできたばかりなので
またここでお金を払ってまで飲みたくないし・・・と思い
「今、この時間ってなんですか?」と正直に聞いてみました。
すると、仲居さんが来るまでの待ち時間のようで
ここで有料の(!)飲み物を飲んでお待ち下さい的な時間だったようです。
常連さんならいざ知らず
言われなきゃ分かりませんよねー
その私の質問で、このお客は珈琲を注文しないんだ・・・と
多分察したんでしょう。
無料のお茶が出てきました・苦笑
最初からこれを出してくれればいいのに~~
あ、でもこのお茶、しょうが入りの甘いお茶でとても美味しかったです。
ダンナはラウンジの外席でタバコタイム。
売店。
みなさん地域クーポンを使って
たくさんお土産を買われていました。
「無料」のお茶を飲み終わった頃に
私達の担当の仲居さんが
呼びにいらっしゃり、まずは館内の案内をして下さいました。
おお~~これが夢にまで見た、あの有名な「柱廊」ね。
強羅花壇といえばこの柱廊。
一見の価値ありです!
木造格子にガラス戸。床は御影石。
思ったより、重厚で長い~廊下でした。
さらに奥に進むと、月見台。
竹林の奥は川が流れていて
水の音が心地よく
真冬は寒いでしょうけど
まだ10月なので
湯上りに涼むのにちょうど良い場所でした。
強羅花壇は6階がロビーで
5階から1階までが客室になっています。
一ヶ所建築中だったので、スタッフの方に
「なにが出来るんですか?」と尋ねると
「お離れです」と。
離れに「お」が付いちゃったので
よく聞き取れず「え??」と2度も聞き直してしまいました。
「離れです」と言ってくれたら庶民の私はすぐ理解できたのに~笑
みなさん、また新たに「お離れ」が出来るそうです。
楽しみですね。
お風呂や休憩室などを仲居さんに案内していただき
やっと客室へ。
続きます~~~