大浴場は回廊の先にあります。
右側が大浴場、左側が湯上りサロン
入口は意外なほどこじんまり。
強羅花壇の大浴場なのでもっとデーンっと
立派な入口があるのかと思っていました。
男女朝晩入替制です。
むか~しむかしは、男風呂は大きく
女風呂は小さかったものですが
今はもうそんな宿はほとんど無いでしょうね。
逆に最近では女性用のお風呂の方が
立派な所もあるかもしれません。
写真は禁止でしたが、満室にも関わらず
ほとんど他の方と会わず、お掃除の方に許可を頂き
誰もいないタイミングで
チャチャッっと撮らせていただきました。
内湯は、丸いか四角いかだけで、あまり違いはありません。
露天風呂も、石と和庭園に囲まれ、どちらもよく似た感じです。
サウナも両方ありました。
満室だと聞いていたので、大浴場は
さぞ混んでるかと思いましたが
せいぜい1人か2人。
それでもお掃除の方は頻繁に出入りされていて
使用済みのタオルはすぐ片付け
洗面台の上も下も、絶えず綺麗にお掃除されていました。
「あさば」もそうでした。
サロン「青嵐」
お風呂から出ると、廊下にスタッフの方が立っておられ
どうぞこちらでお茶を・・・と案内して下さいます。
マッサージ器が3台。
ここに座ると、スタッフの方が
「熱いしょうが茶か、冷たいグリンティか」を聞かれ
( 以前はセルフだったようですが )
今はテーブルまで運んで下さいます。
チェックインの時に、ラウンジで出たお茶は、
これだったのね。
今回、一休の特典で「岩盤浴」が1時間付いてました。
それと貸切風呂も、無料で利用できたので
どちらも使わせていただきました。
大浴場の先に、入口があります。
看板が小さいので、案内していただかないと
気付きません。
手前の、明かりの付いている建物が「岩盤浴」の部屋
奥の建物が「貸切風呂」です。
岩盤浴の入口。
作務衣、お水、タオル類が用意されていました。
この茶色のタオルを岩盤の上に敷いて横になります。
程よい熱さで、そのまま寝てしまいそうでした。
こちらは貸切風呂。
貸切風呂は宿泊者ならどなたでも利用できるそうですが
お風呂の無い客室の方が優先だそうで
(お風呂の無いお部屋なんてあるんですね?!)
お部屋にお風呂のある方でも、空きがあれば
利用できるそうです。
ここは、狭く、暗く、眺望もなく
わざわざ利用したくなるほどの魅力はなかったです。
なので写真を撮っただけで
利用せずお部屋に戻りました。
強羅花壇のジムです。
プールの隣りにあります。
プールです。
温泉旅館にプールがあるのって珍しいと思います。
本当は1歳のくるみを遊ばせてやりたかったのですが
残念ながらオムツの取れていない乳児は利用できませんでした。
さて・・・今回の強羅花壇
ほぼ満足いく滞在だったのですが
1つだけ、とても残念なことがありました。
それは「花壇スパ」です。
せっかくなので、あの有名な「花壇スパ」を
受けたいと思い、宿泊する2週間前ぐらいに
宿に直接電話で予約を入れました。
これです!
和室で受ける花壇スパ。
あまりにも有名なHPの写真。
仲居さんから
予約時間の少し前になったら
大浴場の入口前にいらして下さい・・・と言われ
その場所へ行くと、
スパの担当者さんが
立って待っておられました。
その時は、離れの和室に案内されると
信じて疑っていなかったので
どんなお部屋なのか、どんな施術を受けられるか
娘も私もワクワクでした。
ところが、案内されたのは
大浴場の前にある湯上り休憩室。
夕方、湯上りにお茶を頂いた所です。
え??ここ??
よくよく見ると、壁に「KADAN SPA」と書かれた
小さな看板があるじゃないですか!
この奥に、和室があるとはとても思えません。
そのまま湯上り休憩室のイスに座らされました。
すこへ4種類のアロマオイルを持って来られて
「どの香りにされますか?」と。
ええ??もうこの場所で、さっそく始まるんですか?!
エステルームへの移動はないんですか??
もっと驚いたのは、テーブルが無いので
そのお盆に乗ったアロマオイル4本を
床に直接置かれたんです。
これにはびっくり!
土足で歩く床に、直接置きますか!?
そしてオイルを選ぶと
すぐ横の扉を開け、中へどーぞと。
そこが上の写真です。
この狭い廊下の右側に
従業員さんの休憩室の様なエステルームが
2つ並んでいるではないですか!?
ええ~~~~~ここ???
ここで受けるの???
写真を見るとわかると思いますが
床のカーペットまで薄汚れています。
突当たりののれんの奥は
物置なのか雑然としていました。
多分ですが・・・ここは
元スタッフルームだった所を
エステルームに改装したのでは?と
思えるほど、強羅花壇にはそぐわない雰囲気の場所でした。
あのHPや雑誌に大々的に載っている
「花壇スパ」専用の
豪華な和室はどこにあって
どういう人がそこのお部屋で施術が受けられるんでしょう?
本当に本当に心底がっかりしました。
この狭い小部屋で
安っぽいベットで
イスも無し
ロッカーも無し
カウンセリングも無し
施術後のお茶も無し
時間が来たら、はい終わり。。。。
これで1人2万円超え。
もう怒りを通り越し、悲しくなりました。
翌日、昨日受けた小部屋とは
正反対の場所に(本当の)スパの入口を発見しました。
この奥を進むと、離れの和室の施術室があるんだと思います。
goto利用の客だから見下されちゃった?
どうせ地域クーポン券で支払うんだろうから
あんな小部屋に案内された?
常連さんや、高額な施術を利用する人のみ
離れに案内されるのか?
次々といろんな想いが湧いてきて
どうしても腹の虫が収まらず
翌朝、仲居さんにその事を伝えました。
仲居さんは平謝りでしたが。
チェックアウト時
フロントへ行くと
副支配人さんが名刺を持って
私のところに駆け寄って来て
お詫びを言われ
売店で売っているお饅頭を渡されましたが
「こんなもので騙されないぞ!」と
内心はず~っとモヤモヤ。
強羅花壇でスパを受けようと
思われている方への忠告です。
必ず、どこのお部屋か
確認されることを
強く強くお勧めします。
そしてカウンセリングもお茶のサービスも
ありませんので、そのおつもりで。
強羅花壇は素晴らしいお宿でした。
・・・と、本当は締めくくりたかったのですが
「 ただしスパ以外は 」と付け加えておきます。苦笑
アマンもそうでしたが
宿泊料金の高い宿は
どうしても
こちら側も求めるものが多くなり
良くて当たり前、満足して当たり前的な
感覚になってしまいますが
今回のスパは
それ以前の問題だと思いました。
今はgoto利用の方がほとんどで
チェックアウトの時に
スマホの電子クーポンの提示での支払いに
かなり時間が掛かり
フロントが混雑するので
それを避けるため
今は、仲居さんがQRコードが印刷された紙を
客室に持ってこられ、その場で自分で決済し
残高ゼロになったスマホの画面を
仲居さんに見せて、地域共通クーポンでの
支払いは終了。
不足分は個別に支払う。
そんなチェックアウトの流れでした。
強羅花壇、1月31日まで満室です。
どうぞどなた様も
満足いくご滞在になる事を
心から願っています。