同居している舅が
「久しぶりに温泉に行きたいなぁ」とボソっと口にしました。
確かに義父は高齢という事もあり
コロナ以降、ここ数年
ほとんどどこにも出掛けていません。
コロナも収まっているので
だったらみんなで行こうか！という事になり
以前泊まってとても良かった箱根強羅「桂ら久」さんへ。
車を利用すると、名古屋から３時間以上掛かる箱根に
前回、新幹線と送迎バスで、たった２時間後には
箱根強羅に着いていた楽ちん旅が忘れられず
今回も新幹線で行く事にしました。
まだ車しか知らないくるみに
新幹線に乗せてあげたい気持ちもあったので。
初めての電車、初めての新幹線。
くるみは大喜びでテンションあげあげ！笑
乗り物好きは男の子だと思っていましたが
くるみも想像以上に喜んでくれて
次々に駅に入ってくる新幹線を
飽きる事なく眺めていました。
名古屋駅から小田原駅までひかりで１時間。
生後３か月半の弟も
新幹線の中でぐっすり寝てくれたので助かりました。
半年前は小田原駅からの送迎バスに
私達以外誰も乗っていなくて
申し訳ないほどでしたが
今回は、なんと行きも帰りも満席！
（予約が遅かった方は乗れなかったそうです）
しかし２人もおチビがいると荷物の量がハンパなく
それにベビーカーが加わりマジ大変でした。（汗）
さて、２度目の桂ら久さんですが・・・
このロビーも、バスから降りた宿泊客でほとんどの席が埋まり
多くのスタッフさんが、ババ～～っとウエルカムドリンクを持って登場。
こんなにたくさんスタッフさんがいたのね～と、驚きました。
前回の落ち着いた静かなロビーとは大違い。
ざわざわと賑やかな空間になっていました。
まあ、子供がいる私達には、その方が良かったですけどね。
桂ら久さん、１０月でちょうど開業１年だそうです。
そうでしたねぇー
ちょうど前を通って、知ったお宿ですから。
まだどこもかしこ新しくキレイで
昔ながらの旅館しか知らない舅は
豪華な造りに驚いていました。
子供の用のアメニティも
２つお部屋に置かれていました。（赤ちゃんの分まで）
この子どもサイズの作務衣
くるみに着せたらとても可愛くて
すれ違う方が、みなさん「かわいい～～♪」と褒めて下さいました。
決して美人さんではないけれど
愛嬌のあるお顏よね、くるみさん。笑
宿の紹介は前回の記事を見ていただく事にして
今回は、家族旅行の記録を兼ねて
前回との比較を書いてみようと思います。
おむつの子どもは大浴場に入れないのでお部屋の露天風呂へ。
舅は９２歳ですが、まだ杖も不要で、１人で普通に歩けます。
昔から、私の３人の子どものお風呂担当は舅だったので
赤ちゃんを入れるのも手慣れたもの。
私なんかより、ずっと上手です。
この姿を見て、３５年前、長男と次男を
いつもお風呂に入れてくれていた姿を思い出し
なんだか感慨深かったですねぇー
この個性的な作務衣も健在。
いつも旅館に泊まると浴衣姿が常でしたが
この作務衣を着たダンナを見て
娘が「めちゃ個性派男子に見えるじゃん～」と大笑い。
確かに斜め掛けのポシェットまであり
なかなか様になってるかも～(≧▽≦)
（影の声）男子じゃないし、ジジイだし？！
こんな楽しそうな舅も久しぶりに見ました。
水盤散歩の出来る「水のテラス」
１２月だからでしょう
夜は、この木々に電球が飾られ
イルミネーションがキレイでした～☆☆
夕食後、わざわざこのイルミの写真を撮りに行ったのですが
私の後を追ってきたくるみが転んで
この水盤の水でビタビタに。（浅くて良かった）
結局写真も撮らずに、大急ぎで着替えに
部屋に戻るというアクシデント付き。(；一_一)
なので桂ら久さんのInstagramの写真を貼っておきますね。
昼間の水のテラス。
この時期の箱根は、さすがに少し寒かったですが
インスタ映え狙いでパチリ！
ラウンジですが・・・
前回はほとんど、どなたもいらっしゃらなくて
お茶を飲んでいても
スタッフさんの視線が痛いほどでしたが
今回は時間帯によっては座る席もないほどの混雑ぶりで
置かれているスイーツやおつまみ系がかなり不足気味。
みなさん、補充されるのを今か今か待っている感じでした。
夕食ですが・・・
前回は、口コミの評判の良かった「鉄板焼き」を選びましたが
今回は子供が２人もいるので
個室が使える「和食」にしました。
お味はもちろん美味しかったのですが
意外に量が少なくて、物足りず。
いつもあまり食べられない舅も完食できるほど。
いつもなら最後の方はお腹がいっぱいで
無理して〆のご飯をいただく事が多いのですが
今回は普通にお代わりも出来てしまいそうなお腹具合。
やはり桂ら久は「鉄板焼き」に軍配・・・かな。
私達は個室だったので、外は全く見えなかったのですが
テーブル席は、水のテラスのイルミネーションが見えて
雰囲気良さげでした。
和食のレストランもほとんどの席が埋まっていましたね～
そうそう、個室の難点は、何か注文したくてもお願いしたくても
呼び鈴がないので、わざわざ外に出て
スタッフさんを呼び止めないと行けない事。
子供がいたので、子供用にスプーンだったり器だったり
お水だったり・・・たびたびお願いしたい事が重なり
そのたびにちょっと面倒でした。
大浴場は・・・
いかんせん宿泊客が多いので
入口でスリッパを脱ぐ時に
目印に使う番号札が全く足りない。
右が消毒済み、左が使用済みなんですが
右は空っぽ。いつまで経っても補充されず。
脱衣場に、使用済みのタオルを入れる
大きなボックスが２つあるのですが
そこも満タンで、外にまで使用済みタオルが溢れ
これ以上入れられないほどになっていました。
上から押し込み、なんとか入れましたが
これにはさすがに困りました。
あと、湯上りに飲める冷水が
蛇口をひねっても出ない。（水のタンクが空っぽ？）
ロッカーも、使用後、扉をきちんと閉めず
開けっ放しで帰られる方が結構いらっしゃったり
使ったシャワーキャップをゴミ箱に捨てずに洗面台に置きっぱなしで帰られたり
スキンケア類もドライヤーも、使用後、元の位置に戻さなかったり
今回、そういう光景がやたら目に付きました。
もちろんそれは、宿のせいではなく
宿泊客個人のモラルの問題なんですが
エクシブのようにいつもスタッフさんが待機されていて
１人が使うとすぐ清掃されているホテルと比べると
少し残念でした。
大きな旅館は、宿泊客が多いと
よほど気を配って、手を掛けないと
こうなってしまうんだ～と痛感しました。
人間って、きちんと片付いていると
次に使う方もきちんと使うけれど
雑然としていると
次もいい加減になるみたいな
それの典型だなぁ～と感じました。
これって
自分の家でもいえる事ですけどね。苦笑
桂ら久さんは開業してまだ１年。
とても大きな旅館ですが
その間、ず～っとコロナ渦で
緊急事態宣言が何度も出て
ほぼずっとお客様が少ない状態が
続いていたんだと思います。
そしてここにきて
初めて？
宿泊客がどっと押し寄せた。
多分、ここまで混雑する事が
この宿にとって、初めての経験なので
多分いろいろと対応が
追い付いていないのでしょうね～
コロナが日常的に落ち着いてきて
コンスタントに宿泊客がキープできるようになれば
今後はそれに対処できるように
きっとなっていくと思います。
ハード面は素晴らしいお宿なので
ソフト面も、大箱旅館に見合った対応になっていくように
今後、期待したいです。
今回、義父との温泉旅行。
終始とても楽しそうで
あんなに笑顔の舅を見たのは本当に久しぶりでした。
くるみが良い潤滑油になってくれました。
私の昔からの友人はみんな知っている事ですが
この義父、同居して４０年になりますが
昔からとても気難しく、厳しい人で
義父が「白」だといえば
たとえ「黒」でも
家族全員、誰も逆らえませんでした。
そんな義父との生活に
若い頃は何度も涙した事もありました。
ダンナはおとなしく優しい性格なので
私にも優しい人でしたが
自分の親にも決して逆らったり
たてをついたりできない人。
なので、若い頃は
私との間に立って
ずいぶん苦労したと思います。
なので、昔は
夏休みなどに
子どもを連れて旅行へ行くにも
義父や義母に気を使って
２人のご機嫌の良さそうな時を見計らって
お伺いを立てて
出掛けたものです。
（そんな頃の反動が、今、きているのかも？！苦笑）
あれから４０年。
私の両親も
義母も亡くなり
もう残っているのは義父１人です。
そんな舅も
ここ数年はずいぶん丸くなり
昔がウソのように穏やかになり
怒鳴られる事もなくなりました。
ブログの中の私は
お気楽主婦に見えるかもしれませんが
それも、ほんと、ここ１０年の事で
舅姑が健在の時は、気苦労が絶えませんでした。
今は誰にも気を使わず
お伺いを立てる事もなく
自由に行きたい時に旅行に行けて
本当に夢のようです。
なんだか
話しがそれてしまいましたが
今は、義父に対する
昔のわだかまりもほとんど無くなり
少しでも元気で長生きして欲しいと願っています。
今回はそんな舅と楽しく旅行に行けて
本当に良かったです。
