晩秋ですねぇー
少年野球仲間との毎年恒例の旅行・・・
今年は総勢8人で岡山と
島根県の出雲大社へ行ってきました。
日本中の神様が出雲大社に集まる11月。
「神無月」を、出雲では「神在月」と呼ぶとか。
なので10月に入ったとたん
やたら新聞で「出雲大社参拝ツアー」が目に付くようになり
じゃあ今年は2泊で出雲大社に行っちゃう?って事で
クラブツーリズムの「1日の見学地を少なくしゆったり巡る旅
出雲大社・松江城と湯原温泉泊ゆったり旅3日間」という
長ったらしい名前のツアーを予約しました。
決め手は「観光地を少なくゆったり」と「値段」です。
ツアーはいろんな観光地を時間に追われながら
ハードスケジュールで回る印象なので
「ゆったり」に惹かれました。
それと新幹線利用にも関わらず
39800円という安さ!
アマネムもフォーシーズンズ京都も
この値段では素泊まりもできませーーーん。
でも・・・いくらツアー料金が安いと言っても
一応「宿ブロガー」なので
泊まる旅館が少々気になります。
しかし、その前に「湯原温泉」がどこにあるのか
全く知りません。
ググってみると、岡山県の北部
真庭市(まにわし)にありました。
全国露天風呂番付で
「西の横綱」にランクされているではないですか!
へぇ~~~~~です。
それと「千と千尋の神隠し」の舞台になった
「油屋旅館」もこの湯原温泉にあるんだとか。
湯原温泉の一番の売りは
河原にある「砂湯」
川底の砂を噴き上げながら
お湯が湧いていることから
「砂噴き湯・砂湯」と呼ばれているそうです。
とても大きな露天風呂。
ここは24時間OKで、無料。
もちろん源泉かけ流し。
ただし男女混浴。(女性は湯着着用可)
ちょうど泊まったホテルのすぐ近くだったので
男性陣たちは入りにいきました。
3つに分かれていて
お湯の温度が違うそうです。
更衣室もありますが、ほとんど丸見え。
3日間、ここに女性が入ってるのを
一度も見ませんでした。
さて、と~っても気になる宿は
どんなだったでしょうか?
ツアー代金が約4万円で
名古屋⇔岡山までの新幹線代が2万。
残りの2万円で「2泊4食の宿代」と
「観光地の入場料」と「バス代」を
捻出しないといけないから
今回の宿が
クラブツーリズムの宿ランクの中で
一番下というのも納得です。
興味半分、不安半分で
さぁ~~~到着しましたよー
「湯原国際観光ホテル 菊乃湯」です。
外観はなかなか大きな旅館じゃあ~りませんか!
ここからは前回の「湯快リゾート」の記事が評判良かったので
それバージョンでいきます!
でこのブログ「私好みじゃない宿日記」
ロビーフロントです。
うん、大丈夫!
想像の範疇だわ。
もしかしたら想像以上かも。
正直、もっと古めかしいロビーを想像してたもの。
珈琲も、マッサージ器も、色浴衣も、置いてあるけど
すべて有料よ。
飲みたければ、利用したければ、着たければ
お金払ってね。
さ~、お部屋へ行くわよ。
いろんな意味でドキドキするわ。
一番緊張する瞬間よ。
どんなお部屋かしら~~~
あ!もちろん案内なんかしてもらえないわよ。
プラスチックの棒みたいなのが付いてる
古めかしいキーを渡されたので
自力で行くしかないわ。
荷物だって重くても自分で運ぶのよ。
お部屋は502号室、5階ね。
・・・う~~ん、エレベーターが老朽化していて
5階に到着すると「ガタン」と大きな音がして
壊れて止まっちゃったかと思ったわ(汗)
でもまだまだ大丈夫よ、凹んでなんかないわ。
5階に着いたわよ。
写真はなんだかキレイに見えるけど
実際は暗くて古めかしい廊下よ。
会社の寮みたいなドアが並んでるわ。
もしかしてこれが客室なのね。
中を見るのが怖くなってきたわ。
私のお部屋はずいぶん奥みたいよ。
やっと着いたわ。
502号室。
ところがキーを差してもドアが開かないのよ。
おかしいわ。
どうしちゃったのかしら。。。
開かないはずよ。
引いて開けようとしてたら
押すドアだったの。
こういうドアで押して開けるって
珍しくないですか!?
でも、まぁ開けばいいのよ、開けば。
もちろん自動ロックじゃないわよ。
毎回鍵を差して、クルリと回さなきゃダメよ。
キーにクサリで繋がってるプラスチックの棒が
邪魔くさいわ。
さぁ~お部屋に入りましょう~~~
うん、まあこんな感じでしょう。
想像通りよ。
お茶もお菓子も、1人1個あったし上等よ。
ウェルカムドリンクはセルフでね。
ただエアコンの音が大きい割に
全然効かなくて、フロントに電話したのよ。
そしたら・・・
「多分フィルターの掃除がしていないからだと思います。
今から掃除に伺います」と。
オ~~~マイ~~~ゴット。。。\(◎o◎)/
失礼しました。
気を取り直して
お部屋の紹介に戻りますことよ。
お部屋は・・・昭和の旅館って感じね。
古めかしい レトロでいいじゃない。
金庫もちゃんとあるわよ。
でもね、テレビの上や、テレビ台の上に
ホコリが溜まってるのよ。
大丈夫。
ホコリがあったって死なないから。
ちなみにトイレは、単独ではなく
お風呂と洗面所とトイレが
一緒になってるタイプ。(洗い場無し)
暖房便座ではなく
もちろんウォシュレットも無いわよ。
座るとお尻が冷たくて
座るたびに心の準備が必要よ。
浴衣も、バスタオルも、浴用タオルも、歯ブラシも
もちろんあるわよ。
歯ブラシがしょぼくて1度使うと
毛先が開いちゃったけど
そんなこと、どうって事ないわ。
大浴場にはタオルなんて設置していないから
お部屋のタオルを持参しなきゃダメよ。
湯快リゾートと同じパターンね。
毎回タオルを乾かすのがちょっと面倒だけど
我慢よ。
忍耐よ。
年季の入ったイスが2つ。
ここに座って外の紅葉を眺めたらきっと素敵ね?!
イスには穴が開いてるけど
かなりハゲハゲだけど
座るのに支障はないから大丈夫よ。
・・・と言いながら、一度も 誰も
座らなかったけど。
さすがにちょっと凹んだのは
ここに2連泊したんだけど
布団を畳んでくれないのよ。
そう、3日間、敷きっぱなし。
ターンダウンどころの騒ぎじゃない。
初日の夜に敷いてくれたけど
2日後のチェックアウトまで
お掃除もなくて、布団はそのまま。
さすがにタオルと浴衣の交換はあったけど。
湯快リゾートの、最初から布団が敷いてあるのも
驚いたけど、最後まで布団が敷いてあるのも
ある意味、新鮮だったわ。
この辺りから段々テンションが落ち始め
写真を撮る気力がなくなってきたけど
頑張るわよ。(ーー;)
大浴場は男女入替制。
昔の旅館って
男風呂が大きくて
女風呂が小さかったけど
ここもそのパターン。
でも今の時代は、入替して
男女とも平等にするのよね。
でも女性の方がはるかに多く泊まっているのに
夜、女性が狭い方のお風呂なの。
洗い場は4個しかなくて
髪を乾かすところも2ヶ所しかないのよ。
私達のツアー40人中30人は女性だし
他にも団体が3グループも来てて
ほとんどが女性なのに
あり得ない~~~
洗い場は順番待ちで、やっと確保できたと思ったら
隣同志が接近しずぎてて
お隣りさんのシャワーのしぶきが飛んでくる。
シャンプーもリンスも
薄めてあるのかと思うぐらいシャビシャビよ。
やっとの事でお風呂を出て
やれやれよ。
屋上の露天風呂にも行ってみたけど
お湯がぬるくて、その上
脱衣場に暖房がしてなくて
寒くて寒くて、速攻退散。
「西の横綱」の湯原温泉のお湯を
とうとう最後までゆったり楽しめなかったのが
心残りよ。
でもめげないわ。
楽しみのご飯が待ってるもの!!
ご飯は3階の大広間で
全員で「いただきます」よ。
座った時にはすべての料理が置いてあるわよ。
順番に運んでくるなんて
時間や手間の掛かる事しないわ。
お品書きなんかあるわけないし
お茶だってセルフよ。
普通は最後にしか食べられないデザートだって
ここなら一番最初に食べられるわよ。
↑ 初日の夜はびっくりするほど質素で「ふりかけ下さい~」と言いそうになったけど
↓ 2日目の夜は、蟹もあったし、お肉もあったし、まあ満足よ。
そんなこんなでお宿の紹介はここまで。
え?もう終わりって?
だってライブラリーも
ラウンジも
ジムも
お庭もないんですもの。
そもそも写真を撮りたい場所がない!
今までいかにあらゆる面で恵まれたお宿に
泊まっていたんだと改めて実感。
確かに1泊2食6~7000円の宿と
3万円、4万円の宿では
違ってて当然。
差があって当たり前。
これはこれで、値段にあったサービスなんでしょうね。
とても刺激的な滞在になりました。
今回、39800円×8人分なので
支払い総額が30万を越えました。
そしたらクラブツーリズムをいつも利用している友人が
「近ツーの株主優待を金券ショップで買ってきて
支払いの時にそれを出すと、30万なら
15000円割引してくれるよ」と
お得情報を教えてくれたんです。
15000円は大きいわ!と思い
早速、名古屋駅の金券ショップへ行ったら
1枚500円で売っていました。
30万の支払いだと2枚利用できると書いてあったので
2枚購入し、その足で
名古屋駅の近ツーのカウンターで
旅費の支払いをしてきました。
(クラブツーリズムって、近ツーの子会社なんですね)
その浮いた15000円を
8人の2回分の昼食代に当てる事が出来ました。
知ってるのと知らないのでは大違い!
皆さんも、もしクラブツーリズムや近ツーで
ある程度まとまった旅費の支払いをする機会があったら
株主に配られる「旅行優待券」をぜひご利用下さいね。
ちなみに「阪急トラッピクス」のツアーは
阪急阪神ホールディングスの株主優待はないそうです。
JR岡山駅からバスで15分のところにある「後楽園」
日本三名園の1つです。
水戸の「偕楽園」、金沢の「兼六園」
そして、岡山の「後楽園」
後楽園の隣にある漆黒の城「岡山城」
後楽園から月見橋で繋がっているので
セットで楽しめます。
石垣が低いので安定感がありますが
外観は、まるで映画のセットみたいに
キレイ過ぎて重々しさは無し。
この翌日に行った「松江城」が
それはそれは素晴らしかったので
こちらが先で良かったと思いました。
今回の旅行のメイン「出雲大社」は
2日目に行きました。
「いずもたいしゃ」ではなく
「いずもおおやしろ」と呼ぶんだそうですね。
出雲大社といえばこの大しめ縄。
重さ4.5トン、長さ13.5メートル。
今年の7月に、6年振りに取り換えられたそうです。
なのでまだ新品でとてもキレイでした。
実は今回一緒に行ったメンバー中
3人の息子がまだ結婚していません。
昭和59年生まれなので
34歳になろうとしています。
母たちは焦っております。
うちはお蔭様で、子供3人とも片付きましたが
30歳を超えて独身だと、やはり親は
ちょっと心配になってくるようです。
なのでお参りにも気合いの入り方が違っていました。
お賽銭も奮発したようです。
もちろんお守りも買いました。
そんな母たちの願いに水を差すような
添乗員さんの言葉。
「私はもうこの仕事を16年もやっていますが
一番最初に添乗員としてデビューしたツアーが
この出雲大社なんです。その時しっかりお願いしたにも
関わらず、私はまだ独身です」と。。。。
そんな事、ここで言うか (ーー;)
今回は39名のツアーで、そのほとんどが50歳以上。
そんな中に、なぜか場違いな20代の若い女の子が2人。
気の毒になるぐらい浮いていて・・・
たまたま昼食の席が隣りだったので
「こんなオバサンばかりのツアーで嫌でしょう~」と話し掛けたら
「そんな事ないです~人生の先輩方と一緒に
旅が出来て嬉しいです」と、優等生的な返答。
「どうしてこのツアーに?」と尋ねたら
「出雲大社に行きたかったからです!
早く彼氏ができますように~とお願いに来ました」と。
ここでまた添乗員さんが余計な一言を・・・
「出雲大社って、彼氏や彼女が欲しいではなく
今付き合ってる人と結婚させてください・・・と
お願いするところなんですよ」と横槍を。。
その女子2人「そうなんですか!私達彼氏いません~~」と。
そういう少年野球の母3人も
「うちの息子も彼女いないがね」
「じゃあ参拝に来た意味ないわ~~涙」と。
彼女・彼氏がいても
いなくても
「良いご縁を」結んであげて下さいね・・・出雲の神様。
そういえば、出雲大社の宮司の長男のところに
嫁がれた高円宮家の次女の典子様が
別居中という噂ですが
実際はどうなんでしょう。
縁結びの神様の力を持ってでも
結べないご縁もあるんですね?!
ここは、日本中の神様がいらっしゃる時のホテルみたいな場所。
向かって左の十九社は、出雲大社より東にある神社の神様が
右の十九社は、西にある神社の神様が、ご宿泊。
普段、扉は閉まっているのですが・・・
神迎祭の期間は、扉がすべて開かれています。
この中に神様がたくさんいらっしゃるんですね。
なので神様滞在中に参拝すると
全国の神社のご利益がいただけるそうですよ?!
ちなみに、大しめ縄の奥が本殿かと思いきや
本殿は、そこの右側にあります。
↓ これが本殿です。
一般的な神社は「二礼二拍手」ですが
出雲大社は「二礼四拍手」なんだそうです。
「四季を表し実りと繁栄を祈願している」とか
「東西南北を守護する神様に敬意を示す」とか
いろいろな説があるそうです。
でももし間違えて二拍手で済ませてしまっても
神様への感謝の気持ちがあれば
なんの問題もないと思いますが。。
私は、娘と赤ちゃんとのご縁を結びにきました。
来年こそは子宝に恵まれます様に。。
出雲大社で「出雲そば」のお昼をいただき
次は「国宝 松江城」へ。
日本には天守が「国宝」に指定されているお城が5つあり
「姫路城」「彦根城」「犬山城」「松本城」「松江城」
これを「国宝5城」と呼びます。
2015年に「国宝」に指定された松江城は
建てられた当時の天守が壊れる事なく現存する12の現存天守の1つ。
12は、国宝の5つに加えて
「弘前城」「丸岡城」「丸亀城」「伊予松山城」
「宇和島城」「高知城」「備中松山城」です。
つまりは、当時の武将隊たちが仰ぎ見た城と
今、私達が見ている城と、同じなんです。
それってすごい事ですよね!
上の武将隊の2人が、城内を案内してくれました。
一般のボランティアガイドさんが予約一杯だったので
急遽、この武将隊の方にお願いしたんだそうです。
きっと別料金でしょうね・笑
敵がすぐ攻めてこられないように、道が直角に曲がっているとか
すべて木造なので上層の重さを分散させて下層に伝える構造にしているとか
攻められた時に、簡単に取り外せるように、階段を軽くしてあるとか
万が一籠城した時の為に、地下に井戸や塩の貯蔵庫を作り
飲み水や備蓄食材を確保したとか
いろいろ説明を受けて、あっと言う間の楽しい1時間半でした。
しかしすべて木造をいうはホントにすごいです!
名古屋城がとてもちゃっちく見えてしまいました。
今河村市長が「名古屋城を木造で建て直す」と
盛んに言ってますが、新品の木造では
この重みは絶対出せないでしょうね。
今までお城を見る機会は何度もありましたが
ささ~っと素通りしてアッと言う間に見学終了~の
パターンでしたが、今回こんなに真剣に話しを聞いて
真剣に見学したのは初めてです。
「城ガールおばさん」」デビューしようかな。
松江城と出雲大社の組合わせのツアーはたくさんありましたが
最終日が、広島の厳島神社だったり
足立美術館だったり
鳥取砂丘だったり・・・色々でしたが
私達のツアーは、倉敷の美観地区の散策でした。
ここ、高校の修学旅行でとても印象に残っていたので
今回、出雲大社の次に、楽しみでした。
白壁の町家に柳並木が調和した街並みは
絵になりますね~~~
まさに「インスタ映え」する景色景観です。
川舟は、倉敷川を20分掛けて巡る倉敷名物の観光舟。
500円で楽しめます。
デニムバーガーに、デニムソフトに、デニムマン。
青い色がインパクトあり過ぎて食べる勇気無し。
倉敷アイビースクエア。
倉敷紡績工場跡地を再開発した観光名所。
高校の修学旅行で「おしゃれな建物だなぁ~」と思っていましたが
さすがに古くなっていました。
この喫茶「エルグレコ」も、修学旅行の時もありました。
もうあれから40年以上・・・歴史を感じます。
大原美術館
ガイドブックに必ず載ってる「くらしき桃子 倉敷本店」
岡山のフルーツを使ったパフェが人気で
土日は若い女子で大行列だそうです。
この日は空いていたので、すんなり入れました。
2人で分けっこしようと思ったら
1人1個必ず注文して下さい
・・・と言われてしまったので
根性で、このイチゴパフェを1人で完食しました。
1600円。ちょい高め。味はフツー。
クラブツーリズムには今回のような
お値打ちなツアーがたくさんありますが
2人で30万円を超える
高級ツアーもあります。
それが「ロイヤルグランステージ」です。
その中で、私の泊まりたいお宿が2つ組み合わさった
ツアーを見つけました。
「汀邸遠音遠近音」と「別邸 朧月夜」
このツアーだと1人16万円です。
新幹線もグリーン車利用。
他には
修善寺の「宙sora渡月荘」と「坐漁荘」
甲信越の「たてしな藍」と「明神館」
すべて1人2泊で15万円前後です。
やはり高級宿に泊まるツアーは
価格が一気に跳ね上がりますね~
それより一度乗ってみたいのが
「ロイヤルクルーザー」というバス。
以前は東京と大阪しかなかったそうですが
今年の夏から名古屋にも。
これに乗って
いつか日帰りバス旅行に
行ってみたいなぁー
あのグランクラスの乗り心地が
忘れられなくて・・・
それはさておき・・・
岡山と島根の2泊の旅。
せかされる事なく
1つの観光地をゆったり周ることが出来たし
訪れた観光地、すべて良かったし
お宿もある意味刺激的だったし
思い出に残る楽しい3日間になりました。
おつかれさまでした。
長々と見て下さってありがとうございました。