
どうやら、江戸時代中期の小説に『真田三代記』なるものがあって、そこに真田十勇士が書かれていたらしい。明治から大正にかけて『立川文庫』で書かれ、その後、テレビや映画、アニメなどであらわされ、私のなんだか記憶はないが”聞き知った人”となったらしい。
この小説では、霧隠才蔵は伊賀の忍者・服部才蔵で、堺の商人の手先となって働く忍者「堺仕(サカイシ)」とある。京都の北、八瀬の里で香りの強い女と知り合うところからこの物語は始まる。女は、大阪の淀君の侍女・隠岐殿(おきどの)で、猿飛佐助達、甲賀忍者を使って、大坂方の為働いていた。
この小説の才蔵は、イケメンで女に惚れられやすい。幾多の女に惚れられながら、しだいに真田幸村の為に働くようになり、家康の首を狙うようになる。江戸方の忍者・風魔との戦いもあり、迫力満点の伝奇小説。
昔、NHKでも放送されたらしい。キャストは、
霧隠才蔵⇒三浦浩一、青子⇒樋口可南子、隠岐殿⇒多岐川裕美、お国⇒小野みゆき
あれ? 小若は出てこないの?
恋人役のキャストばかりが気になる私は、変だろうか?
私のお気に入り度:★★★☆☆
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