NHKの大河ドラマで『光る君へ』をやっています。昔、永井路子著作の『この世をば』を読んだことがあります。藤原道長と結婚した左大臣の娘倫子からみた、道長の出世物語だったように思うけど。
これは、
冲方丁 作 『はなとゆめ』 角川文庫』
一条天皇の中宮となった道長の兄・道隆の娘・定子と、女房として宮中で定子に仕えた清少納言の物語。道隆が健在の時は、この世の華と栄華をつくすが、道隆が亡くなると、長徳の政変。道隆の息子・伊周、隆家が道長と対立し道隆の一族は失脚する。定子も苦しい立場に立たされるが・・・、
清少納言が描く宮中の姿が面白い。当時の貴族の姿は、このようであったのか。少納言は定子の番人になろうして頑張るが、定子は次女出産の後亡くなってしまう。
この後、道長の娘・彰子が一条天皇の中宮となり、道長のこの世の春が始まる。紫式部が彰子に仕える事になるらしいが『光る君へ』ではどのように描かれていくのだろう。テレビドラマの展開も楽しみ。私が読んでいる小説も、テレビドラマも、所詮フィクションなので、適当に描いてくれい (笑)
この本のお気に入り度:★★★★☆
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