生暖かい、いやな風が吹いています。台風が、気になります。
小説とは、作者の妄想を描いたものだろう。
先に読んだ『恋ぐるい』は、平賀源内の生涯を描いていたので、全部が妄想って訳ではないだろうけど。
諸田玲子さんの妄想を読んでみたくなって、借りてきました。
諸田玲子 著 『お鳥見女房』 新潮文庫
御鳥見役の御家人・矢島伴之助家族の物語。
「御鳥見役」とは、鷹狩りの下準備のため、鷹場の調査や、鷹の餌になる雀などを捕獲したりする仕事だったらしい。
5人の子持ちの浪人・石塚源太夫と、源太夫を父の仇と付け狙う沢井多津とが、居候としてこの家族と同居する所から物語は始まります。
時代は、水野忠邦が老中首座だった頃らしいから、天保の時代? 1840年前後?
源太夫と多津の恋物語? この家族の主柱となっているのは、えくぼの可愛い伴之助の女房・珠世。これが主人公???
伴之助は隠密の仕事で、沼津に出かけ行き方知れずとなってしまいます。次男の久之助と源太夫が心配して、これを追う!!
この小説はシリーズ物になっているので、この巻では取敢えずイントロダクション。
次巻は、借用を図書館に予約してあります。ぼつぼつ入手できます。
この小説のお気に入り度:★★★★☆
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