Runrun日記

今読んでいる本ー史記Ⅴ 権力の構造

大石智良+丹羽隼兵 訳 「司馬遷 史記Ⅴ 権力の構造」 徳間書店

項羽と劉邦の戦いの後、劉邦に協力した将軍たちは次々と謀反を讒言され?謀反を起こし滅び去っていく。
項羽は信長で、劉邦は家康? 滅び去っていく将軍たちは外様大名で漢帝国にとっては邪魔な存在だった!
次は、大奥の政権闘争だよね。劉邦が死ぬと、劉邦の正妻・呂后は、劉邦の寵妃・戚夫人とその子を虐殺し政権を欲しいままにする。呂后は、中国の三大悪女の一人となってしまうんだね! 劉一族を廃して、呂一族による漢帝国にしようとする。呂后が死ぬと、劉邦の忠臣たちがクーデターを起こし、やっと治まるんだ。
呂后の時代は、宮廷内の抗争に明け暮れて、政治をしなかったから、庶民は安定し商業も栄えたというから可笑しいね。その後、文帝・景帝の時代になると諸侯に対しての締め付けが厳しくなり「呉・楚七国の乱」なんて起きてしまう。武帝の時代になると、北や南に領土拡大をはかる。強い中華思想でもって、夷狄と対峙していくのだよね。
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