
■ セ・リーグが予告先発導入を検討 一部球団は前向き(スポニチ・2012年2月3日)
パではすでに定着して久しい予告先発ですが、セも導入に向けて検討中とのことです。
これについては、賛成反対両論があり得ると思います。そもそも、パファンの中でも予告先発に疑問を持つ人がいてもおかしくありませんし。
ともあれ、現段階で検討していることは間違いないわけです。それを踏まえた上で、3つほど問題点を指摘しておきたいと思います。
まず、パの二番煎じと思われないか。そもそも二番煎じでないと言い切れるのか。
当然ですが、予告先発と言えば派のイメージが強いですし、パが成功しているからセも、というレベルでは、あるいはそう思われれば、ファンの関心は集まらないでしょう。
次に、場合によっては今季からの導入もあり得るとのことですが、はたして本当に可能なのか。
複数の報道を総合すると、は予告先発に前向きな球団はあるそうです。裏を返せば、すべての球団が賛成しているとは言えない、ということです。
中日球団代表の話では、「(導入するなら)3月1日の理事会で決めないといけない。(意見を)集約して反対が多いようなら難しい」とのことです。
となれば、現時点で賛成が少数な可能性もある中で、リーグとして導入の意思を固めるのは簡単とは言えません。合意形成に時間がかかり、3月1日まで間に合わない可能性もあるわけです。
ただ、それでも何とか各球団の意見を取りまとめ、3月1日に行われる理事会で導入が決まったとします。それで万事うまくいけばいいのですが、ここで第3の問題点が出てきます。
予告先発は、先発に実力のある投手、ネームバリューのある投手、話題の投手が出てくる場合には、集客に貢献することでしょう。
ですが、どのチームの先発もそのような投手ばかりとは限りません。残念ながら、この投手が出る時は観に行かないようにしよう、と思われる投手もいるのではと思います。
何より、先発が絶対的に不足しているチームだと、予告先発で盛り上げるどころか、試合を重ねるたびに切羽詰った感が出てしまい、ファンを萎えさせるかも知れません。
つまり、予告先発制には今述べたような問題点もあるのです。必ずしも人気上昇の万能薬とは言えません。
それを分かった上で、導入するのかどうか。今後を見守りたいと思います。
パではすでに定着して久しい予告先発ですが、セも導入に向けて検討中とのことです。
これについては、賛成反対両論があり得ると思います。そもそも、パファンの中でも予告先発に疑問を持つ人がいてもおかしくありませんし。
ともあれ、現段階で検討していることは間違いないわけです。それを踏まえた上で、3つほど問題点を指摘しておきたいと思います。
まず、パの二番煎じと思われないか。そもそも二番煎じでないと言い切れるのか。
当然ですが、予告先発と言えば派のイメージが強いですし、パが成功しているからセも、というレベルでは、あるいはそう思われれば、ファンの関心は集まらないでしょう。
次に、場合によっては今季からの導入もあり得るとのことですが、はたして本当に可能なのか。
複数の報道を総合すると、は予告先発に前向きな球団はあるそうです。裏を返せば、すべての球団が賛成しているとは言えない、ということです。
中日球団代表の話では、「(導入するなら)3月1日の理事会で決めないといけない。(意見を)集約して反対が多いようなら難しい」とのことです。
となれば、現時点で賛成が少数な可能性もある中で、リーグとして導入の意思を固めるのは簡単とは言えません。合意形成に時間がかかり、3月1日まで間に合わない可能性もあるわけです。
ただ、それでも何とか各球団の意見を取りまとめ、3月1日に行われる理事会で導入が決まったとします。それで万事うまくいけばいいのですが、ここで第3の問題点が出てきます。
予告先発は、先発に実力のある投手、ネームバリューのある投手、話題の投手が出てくる場合には、集客に貢献することでしょう。
ですが、どのチームの先発もそのような投手ばかりとは限りません。残念ながら、この投手が出る時は観に行かないようにしよう、と思われる投手もいるのではと思います。
何より、先発が絶対的に不足しているチームだと、予告先発で盛り上げるどころか、試合を重ねるたびに切羽詰った感が出てしまい、ファンを萎えさせるかも知れません。
つまり、予告先発制には今述べたような問題点もあるのです。必ずしも人気上昇の万能薬とは言えません。
それを分かった上で、導入するのかどうか。今後を見守りたいと思います。