青い森鉄道で野辺地から西に進み、青森の手前の浅虫温泉で列車を降りた。
改札を出た時はちょうど吹雪いていた。
線路沿いの道を歩く。話の種にはなるだろうが、実際に歩く分にはたまったもんではない。
線路の北側。旅行前に見た地図によれば、こちら側には海があるはずだが、あくまでも「はず」でしかない。海どころか、まともに前が見られない。
足元が滑る中、線路沿いの道から上り坂を上がると、目の前に大きな建物が見えた。
が、次の瞬間、世界が横向きになった。目の前の建物も横になった。
何のことはない、滑って転んだのだ。
ただ雪と着込んだ服のおかげで、ケガは全くない。半身が真っ白になったぐらいだ。まぁ、よくあることだろう。さほど気にもならずに、また歩き出す。
目指す水族館にようやくたどり着いた。
浅虫水族館は開館30年弱と比較的新しい水族館だが、その前史は1924年に設立された東北大学浅虫臨海実験所(現「浅虫海洋生物学研究センター」)に水族館が併設されたときに遡る。
現在では海水魚・淡水魚をはじめ、両生類、イルカやアザラシなどの海獣など、多種多様な海の生き物が集まる水族館になっている。
到着して昼食を済ませると、海獣類のエサやりの時間になった。ガラス越しなので非常に見えにくいが、ラッコである。
続いてペンギンも。
次はアザラシ……なのだが、写真がまともに撮れない。悲しいことだが、ガラス越しで動く生き物を撮るのは、私の手には余ったようだ。
展示を見て回ると、体験コーナーに大量のホタテが生息していた。さすがに持って帰って食べるわけにはいかないので、触れるのみである。
さらに順路を進むと、イルカのプールに出た。こちらもエサやりの時間だ。
浅虫水族館はイルカショーも行っていて、出演するイルカはすでにステージの準備に出ている。こちらにいるのは退役したイルカたちらしい。
とはいえ、かつては観客を沸かせたイルカたち。昔取った杵柄は今も健在である。
このぐらいのジャンプはお手のもの。
まずはボール拾いでも何でも要求しておいて、
できたらエサを与える。第一線を退いても、この辺は変わらないらしい。
こちらにも近づいてきた。見事な鮫肌である……ん?
逆立ちだって昼飯中、いや朝飯前。
何やら指示を与えている。
すると、二匹揃ってジャンプ。これまたきれいに決まった。
トレーナーと打ち合わせ中。
身を乗り出すイルカ。
最後に大ジャンプ。あくまでもエサやりなのに、ここまでのものが見られるのだから大したものだ。
となると、本式のイルカショーへの期待は俄然高まる。ステージへと移ることにした。
【参考】
・ 浅虫水族館ウェブサイト
・ 東北大学大学院生命科学研究科附属浅虫海洋生物研究センターウェブサイト(日本語版)
改札を出た時はちょうど吹雪いていた。
線路沿いの道を歩く。話の種にはなるだろうが、実際に歩く分にはたまったもんではない。
線路の北側。旅行前に見た地図によれば、こちら側には海があるはずだが、あくまでも「はず」でしかない。海どころか、まともに前が見られない。
足元が滑る中、線路沿いの道から上り坂を上がると、目の前に大きな建物が見えた。
が、次の瞬間、世界が横向きになった。目の前の建物も横になった。
何のことはない、滑って転んだのだ。
ただ雪と着込んだ服のおかげで、ケガは全くない。半身が真っ白になったぐらいだ。まぁ、よくあることだろう。さほど気にもならずに、また歩き出す。
目指す水族館にようやくたどり着いた。
浅虫水族館は開館30年弱と比較的新しい水族館だが、その前史は1924年に設立された東北大学浅虫臨海実験所(現「浅虫海洋生物学研究センター」)に水族館が併設されたときに遡る。
現在では海水魚・淡水魚をはじめ、両生類、イルカやアザラシなどの海獣など、多種多様な海の生き物が集まる水族館になっている。
到着して昼食を済ませると、海獣類のエサやりの時間になった。ガラス越しなので非常に見えにくいが、ラッコである。
続いてペンギンも。
次はアザラシ……なのだが、写真がまともに撮れない。悲しいことだが、ガラス越しで動く生き物を撮るのは、私の手には余ったようだ。
展示を見て回ると、体験コーナーに大量のホタテが生息していた。さすがに持って帰って食べるわけにはいかないので、触れるのみである。
さらに順路を進むと、イルカのプールに出た。こちらもエサやりの時間だ。
浅虫水族館はイルカショーも行っていて、出演するイルカはすでにステージの準備に出ている。こちらにいるのは退役したイルカたちらしい。
とはいえ、かつては観客を沸かせたイルカたち。昔取った杵柄は今も健在である。
このぐらいのジャンプはお手のもの。
まずはボール拾いでも何でも要求しておいて、
できたらエサを与える。第一線を退いても、この辺は変わらないらしい。
こちらにも近づいてきた。見事な鮫肌である……ん?
逆立ちだって昼飯中、いや朝飯前。
何やら指示を与えている。
すると、二匹揃ってジャンプ。これまたきれいに決まった。
トレーナーと打ち合わせ中。
身を乗り出すイルカ。
最後に大ジャンプ。あくまでもエサやりなのに、ここまでのものが見られるのだから大したものだ。
となると、本式のイルカショーへの期待は俄然高まる。ステージへと移ることにした。
【参考】
・ 浅虫水族館ウェブサイト
・ 東北大学大学院生命科学研究科附属浅虫海洋生物研究センターウェブサイト(日本語版)