3日目の朝は比較的遅い。8時過ぎに宿を出て、のんびりと新潟駅に向かった。
新潟からは快速「べにばな」で米沢に向かう。快速と言っても、途中の坂町から米沢までの米坂線では各駅停車。3時間弱かけて進む距離はちょうど140キロ、のんびりしたものだ。
とはいえ、車両自体は新しい。先程と見た目が全く違うと思われるだろうが、その通り。異なる形式のディーゼルカーが連結されているのだ。
写真を撮るだけ撮って、そうそうに車内へ。出発直後は朝のラッシュ時でなかなか座れなかったが、しばらくするうちに乗客は1人減り2人減り、なんとか空席が見つかるようになった。
ただ、鉄道に乗り続ける旅も3日目になるとさすがに疲労がたまってくる。列車に乗って飲み食いしているだけではないか、と言われるとそれまでだが、それでも疲れるものは疲れるのだ。
列車がエンジン音を響かせ峠越えに挑む間、私はというと睡魔の挑戦を受けていた。
ともあれ、列車は3分遅れで米沢到着。ここからは山形行の普通に乗り換えるが、その前に昼食を調達することにした。
米沢といえば米沢牛。なので、米沢駅といえば牛肉弁当というのが自然な選択である。値の張る弁当は他にもあるが、やはり定番の魅力というものは捨て難い。
さっそくフタを開けてみると……副菜が微妙に異なっている。これは季節的なものなのか、他に理由があるのか。
ともあれ、牛肉が減っているわけではないので良しとしよう。
山形から新庄まではミニ新幹線に乗ることになる。率直に言って、鈍行の旅で何度も特急に乗るのは本意ではない。金銭的にも損した気分になるし、何より趣旨に合わないのだ。
しかし、新庄までの普通電車が出るのは1時間後。新庄から先に進もうと思うと、新庄で1時間半以上も電車を待つことになる。それでは予定が立たないのだ。
割り切れない思いはあるが、ここはぜいたく気分を味わうことを余儀なくされる。関西に住んでいて、ミニ新幹線に乗ることなどまずないのだ。乗れるうちに乗っておこう。
新庄には45分ほどで着いた。昨日は列車で通っただけだが、この日は乗り換えがあるので駅に降り立った。
駅の中にこんな山車があった。東北といえば夏祭り。新庄にも新庄まつりがあり、その時の山車らしい。
新庄からは再び普通電車に乗り換えて秋田へ。先ほどまでと同じく奥羽本線を北上するのだが、新庄から大曲までの間はレール幅が違うので、ミニ新幹線は走れない。
この区間はかつて特急も走っていたはずなのだが、今では山形新幹線と秋田新幹線に挟まれ、1日20本に満たないだけの普通電車しか走らない区間になってしまった。
新幹線は確かに便利なものだろうが、導入するには代償が伴う、ということを実感した気分ではある。
さておき、山形といえばさくらんぼ、というわけで、新庄駅で調達しておいた。こういうアイテム(?)が旅行気分を盛り上げるのだ。
こんなものも見つけた。実は新庄に来るまで知らなかったのだが(新庄市民の方失礼!)、新庄の名物だそうだ。餅と言っても触感はむしろういろうに近いだろうか、むしろ銘菓という感じだ。
餅にしろ菓子にしろ、本来なら酒のあてにはまず向かない。ただ、日本酒でもビールでもなく、甘さほんのり、さくらんぼの酒のあてなら問題はないのだ。
新庄を出た電車はひたすら北を目指す。山の中を抜け、秋田県に入った辺りから雨が降り出した。雨はしばらく小降りだったが、湯沢、横手を抜けて大曲の辺りから本格的に降るようになった。
雨はさらに勢いを増す。そんな折、秋田から先で電車の運転が中止になったとのアナウンスがあった。昨日も大雨のダイヤが乱れたところだが、今日もただでは済まないようだ。
今のところ私が乗る区間は動いているようだが、影響は避けられまい。ただ、こればかりは私に同行できるものでもないのだ。とにもかくにも電車が動いてさえくれれば……
雨は一度止んだかと思うとまた降り始める。とりあえず秋田までは定刻通り着いたが、先のことはまだ分からない。
新潟からは快速「べにばな」で米沢に向かう。快速と言っても、途中の坂町から米沢までの米坂線では各駅停車。3時間弱かけて進む距離はちょうど140キロ、のんびりしたものだ。
とはいえ、車両自体は新しい。先程と見た目が全く違うと思われるだろうが、その通り。異なる形式のディーゼルカーが連結されているのだ。
写真を撮るだけ撮って、そうそうに車内へ。出発直後は朝のラッシュ時でなかなか座れなかったが、しばらくするうちに乗客は1人減り2人減り、なんとか空席が見つかるようになった。
ただ、鉄道に乗り続ける旅も3日目になるとさすがに疲労がたまってくる。列車に乗って飲み食いしているだけではないか、と言われるとそれまでだが、それでも疲れるものは疲れるのだ。
列車がエンジン音を響かせ峠越えに挑む間、私はというと睡魔の挑戦を受けていた。
ともあれ、列車は3分遅れで米沢到着。ここからは山形行の普通に乗り換えるが、その前に昼食を調達することにした。
米沢といえば米沢牛。なので、米沢駅といえば牛肉弁当というのが自然な選択である。値の張る弁当は他にもあるが、やはり定番の魅力というものは捨て難い。
さっそくフタを開けてみると……副菜が微妙に異なっている。これは季節的なものなのか、他に理由があるのか。
ともあれ、牛肉が減っているわけではないので良しとしよう。
山形から新庄まではミニ新幹線に乗ることになる。率直に言って、鈍行の旅で何度も特急に乗るのは本意ではない。金銭的にも損した気分になるし、何より趣旨に合わないのだ。
しかし、新庄までの普通電車が出るのは1時間後。新庄から先に進もうと思うと、新庄で1時間半以上も電車を待つことになる。それでは予定が立たないのだ。
割り切れない思いはあるが、ここはぜいたく気分を味わうことを余儀なくされる。関西に住んでいて、ミニ新幹線に乗ることなどまずないのだ。乗れるうちに乗っておこう。
新庄には45分ほどで着いた。昨日は列車で通っただけだが、この日は乗り換えがあるので駅に降り立った。
駅の中にこんな山車があった。東北といえば夏祭り。新庄にも新庄まつりがあり、その時の山車らしい。
新庄からは再び普通電車に乗り換えて秋田へ。先ほどまでと同じく奥羽本線を北上するのだが、新庄から大曲までの間はレール幅が違うので、ミニ新幹線は走れない。
この区間はかつて特急も走っていたはずなのだが、今では山形新幹線と秋田新幹線に挟まれ、1日20本に満たないだけの普通電車しか走らない区間になってしまった。
新幹線は確かに便利なものだろうが、導入するには代償が伴う、ということを実感した気分ではある。
さておき、山形といえばさくらんぼ、というわけで、新庄駅で調達しておいた。こういうアイテム(?)が旅行気分を盛り上げるのだ。
こんなものも見つけた。実は新庄に来るまで知らなかったのだが(新庄市民の方失礼!)、新庄の名物だそうだ。餅と言っても触感はむしろういろうに近いだろうか、むしろ銘菓という感じだ。
餅にしろ菓子にしろ、本来なら酒のあてにはまず向かない。ただ、日本酒でもビールでもなく、甘さほんのり、さくらんぼの酒のあてなら問題はないのだ。
新庄を出た電車はひたすら北を目指す。山の中を抜け、秋田県に入った辺りから雨が降り出した。雨はしばらく小降りだったが、湯沢、横手を抜けて大曲の辺りから本格的に降るようになった。
雨はさらに勢いを増す。そんな折、秋田から先で電車の運転が中止になったとのアナウンスがあった。昨日も大雨のダイヤが乱れたところだが、今日もただでは済まないようだ。
今のところ私が乗る区間は動いているようだが、影響は避けられまい。ただ、こればかりは私に同行できるものでもないのだ。とにもかくにも電車が動いてさえくれれば……
雨は一度止んだかと思うとまた降り始める。とりあえず秋田までは定刻通り着いたが、先のことはまだ分からない。
ういろう愛好家なので似たようなものがあるとついつい買ってしまう。
(しかし小田原の本家ういろうは薬のような味で難敵、家族が一口食べて皆黙り込んだ)
というか、事前に知っていたら青森を回った時に買ってたと思います(笑)
宮崎も含めていずれまた旅するので、その時の楽しみにしたいですね。
そういえば、あの日は土砂降りでしたね。
これといった明確な理由があるわけではありませんが、
天気予報を見て「参ったなぁ…。」と思ったことを覚えています。
ここからは雨の影響との戦いでしたね(苦笑)