先日の鎌ケ谷遠征に合わせて、総武流山電鉄・新京成電鉄の旅を楽しんできました。
まずは1日目、総武流山電鉄(流鉄)から書いてみたいと思います。なお、流鉄については非常に詳しいファンサイトがありますので、以下折にふれて、そちらを参考にさせていただきます。
流鉄はJR常磐線との乗り換え口である馬橋駅と流山駅の間、全長たった5.7kmの小さな鉄道です。
ただ、小さいながらも他の鉄道会社との統合も一切経験せず、路線の廃止もなしに、独立独歩で歩んできた、大都市圏では非常に珍しい存在でもあります。
こちらが起点の馬橋駅。JR常磐線と接続してはいますが、JRで停車するのは普通のみ。ホームも1面だけと、こじんまりしたものです。
私が流山まで乗ったのは、(2代目)なの花号。流鉄には6編成16両の電車しかないのですが、それぞれが愛称を持ち、カラーも異なる個性的な電車です。
馬橋駅のもう1本の線路では、(2代目)流馬号が止まっていました。竜馬号は3両編成なのですが、この日は休日で2両編成の電車のみが走ることになっているので、丸1日お休みです。
ちなみに、「流馬」というのは「流山」「馬橋」の両方から取ったそうなんですが、なんかかっこいいですよね。
流山行、まもなく発車。休日朝ということで、乗客はまばらです。馬橋行には、もうちょっと乗ってたんですけどね。
馬橋から流山の間はすべて単線。途中幸谷、小金城址、鰭ヶ崎、平和台という4つの駅があり、このうち小金城址で列車が行き違います。
その小金城址駅。流山からやってきたのは青空号でした。休日のこの日は、青空号となの花号が1日中行ったり来たりします。
終点の流山駅に着きました。
9月とはいえまだ暑い中、風鈴の音が心地よいです。
流山駅の駅舎。とても東京の近くとは思えない、味のあるたたずまいです。
興味を引いたのが、駅舎の外に発車ベルが付いていること。駅の外の人も、電車が発車するのが分かるわけで、地元にとってのこの鉄道の持つ大事さというのが、ここに表れているような気がします。
年代ものの改札口。ガラスに貼ってあるのは、さまざまな記念乗車券。流鉄も他のミニ私鉄同様、記念乗車券の売り上げが大事な収入源なのでしょう。しかも、種類がなかなかに充実しています。
私が買ったのは、こちらの記念乗車券10枚組セット。それぞれ流鉄で活躍した車両の写真が載っていて、しかも600円と非常に格安。買って損はありません(笑)
流山駅では、明星号がお休み中。こちらも先ほどの流馬号と同じく、丸1日お休みです。
馬橋から流山までの線路は、さらに奥の車庫まで続いています。その車庫では流星号が、こちらもお休み中。
残る1編成の(2代目)若葉号は検査中だったのか、残念ながら中間車のみしかお目にかかれませんでした。また次回、ですかね。
「房総の魅力500選」に流鉄が選ばれたことを示すプレート。私鉄がこのように選ばれるのは他では考えにくいことです。流山という街を見るときに、流鉄がかけがえのないものになっているのが伺えます。
流山から馬橋に戻り、乗り換えの常磐線ホームから、流鉄の馬橋駅を撮ってみました。
小さくとも、味わい深い駅と路線です。
さて、流鉄に乗った翌日、船橋から鎌ケ谷へと向かいます。といっても、普通に東武野田線を使うのではなくて、京成線で津田沼まで出て、そこから新京成電鉄に乗ることにしました。
津田沼で松戸行きに乗り換えます。
新京成電鉄は松戸から津田沼までを結ぶ準大手私鉄。「準大手」というのは、路線の規模としては中小私鉄レベルながらも、車両や運転する列車の本数が大手に近い存在、ということです。
ちなみに、この前日には馬橋→松戸→新鎌ケ谷というルートでファイターズスタジアムに向かい、この日は津田沼から新鎌ケ谷へ。これで、新京成の路線にすべて乗ったことになるわけです。
ちなみに、新京成電鉄は最近津田沼から京成線の千葉方面への乗り入れをはじめたそうで、電車には千葉行をアピールするマークが描かれているものもありました。
さて、今回の新京成の旅は、ただ電車に乗るだけが目的ではありません。鎌ケ谷ファイターズ戦の観戦とともに、音に聞く「鎌ヶ谷大仏」を見るというのも、もう1つ大事な目的なのです。
駅の地図によると、大仏は駅からすぐ近くとのこと。地図の通りに駅前の道を歩きはじめたその矢先、
……え?
「仏」はいいとして……「大」?
確認のために、横にあった説明の看板を見ると、
確かに「鎌ヶ谷大仏」とあります。
もう1つも見てみましたが、
やっぱり大仏です。
話には聞いていたんですが、改めて目の当たりにすると、拍子抜けしすぎて逆に驚いてしまいました。
そして、大仏様がおわしますのは、どこからどうみても墓地。私が行ったときも、普通に墓参に来ている方がいました。まったく間違った光景ではないんでしょうが、なんともシュールな……
この大仏ですが、建立されたのは江戸時代中期、地元の豪商の手によるとのこと。以来、地元の畏敬を集め続ける存在として、親しまれてきています。
そして、辺りを見回してみると、
駅前の大通り、大仏様の目の前を通る道は、こんな名前。ほかにも、
こんな名前の不動産屋とか、
こんな病院、
果ては呑み屋に至るまで、大仏様の力は偉大です。
私鉄で旅した下総。東京近郊でありながら、土臭いローカルな感じを残す、穏やかなところでした。
@@@@@@@@@@@@@@@@@@
まずは1日目、総武流山電鉄(流鉄)から書いてみたいと思います。なお、流鉄については非常に詳しいファンサイトがありますので、以下折にふれて、そちらを参考にさせていただきます。
流鉄はJR常磐線との乗り換え口である馬橋駅と流山駅の間、全長たった5.7kmの小さな鉄道です。
ただ、小さいながらも他の鉄道会社との統合も一切経験せず、路線の廃止もなしに、独立独歩で歩んできた、大都市圏では非常に珍しい存在でもあります。
こちらが起点の馬橋駅。JR常磐線と接続してはいますが、JRで停車するのは普通のみ。ホームも1面だけと、こじんまりしたものです。
私が流山まで乗ったのは、(2代目)なの花号。流鉄には6編成16両の電車しかないのですが、それぞれが愛称を持ち、カラーも異なる個性的な電車です。
馬橋駅のもう1本の線路では、(2代目)流馬号が止まっていました。竜馬号は3両編成なのですが、この日は休日で2両編成の電車のみが走ることになっているので、丸1日お休みです。
ちなみに、「流馬」というのは「流山」「馬橋」の両方から取ったそうなんですが、なんかかっこいいですよね。
流山行、まもなく発車。休日朝ということで、乗客はまばらです。馬橋行には、もうちょっと乗ってたんですけどね。
馬橋から流山の間はすべて単線。途中幸谷、小金城址、鰭ヶ崎、平和台という4つの駅があり、このうち小金城址で列車が行き違います。
その小金城址駅。流山からやってきたのは青空号でした。休日のこの日は、青空号となの花号が1日中行ったり来たりします。
終点の流山駅に着きました。
9月とはいえまだ暑い中、風鈴の音が心地よいです。
流山駅の駅舎。とても東京の近くとは思えない、味のあるたたずまいです。
興味を引いたのが、駅舎の外に発車ベルが付いていること。駅の外の人も、電車が発車するのが分かるわけで、地元にとってのこの鉄道の持つ大事さというのが、ここに表れているような気がします。
年代ものの改札口。ガラスに貼ってあるのは、さまざまな記念乗車券。流鉄も他のミニ私鉄同様、記念乗車券の売り上げが大事な収入源なのでしょう。しかも、種類がなかなかに充実しています。
私が買ったのは、こちらの記念乗車券10枚組セット。それぞれ流鉄で活躍した車両の写真が載っていて、しかも600円と非常に格安。買って損はありません(笑)
流山駅では、明星号がお休み中。こちらも先ほどの流馬号と同じく、丸1日お休みです。
馬橋から流山までの線路は、さらに奥の車庫まで続いています。その車庫では流星号が、こちらもお休み中。
残る1編成の(2代目)若葉号は検査中だったのか、残念ながら中間車のみしかお目にかかれませんでした。また次回、ですかね。
「房総の魅力500選」に流鉄が選ばれたことを示すプレート。私鉄がこのように選ばれるのは他では考えにくいことです。流山という街を見るときに、流鉄がかけがえのないものになっているのが伺えます。
流山から馬橋に戻り、乗り換えの常磐線ホームから、流鉄の馬橋駅を撮ってみました。
小さくとも、味わい深い駅と路線です。
さて、流鉄に乗った翌日、船橋から鎌ケ谷へと向かいます。といっても、普通に東武野田線を使うのではなくて、京成線で津田沼まで出て、そこから新京成電鉄に乗ることにしました。
津田沼で松戸行きに乗り換えます。
新京成電鉄は松戸から津田沼までを結ぶ準大手私鉄。「準大手」というのは、路線の規模としては中小私鉄レベルながらも、車両や運転する列車の本数が大手に近い存在、ということです。
ちなみに、この前日には馬橋→松戸→新鎌ケ谷というルートでファイターズスタジアムに向かい、この日は津田沼から新鎌ケ谷へ。これで、新京成の路線にすべて乗ったことになるわけです。
ちなみに、新京成電鉄は最近津田沼から京成線の千葉方面への乗り入れをはじめたそうで、電車には千葉行をアピールするマークが描かれているものもありました。
さて、今回の新京成の旅は、ただ電車に乗るだけが目的ではありません。鎌ケ谷ファイターズ戦の観戦とともに、音に聞く「鎌ヶ谷大仏」を見るというのも、もう1つ大事な目的なのです。
駅の地図によると、大仏は駅からすぐ近くとのこと。地図の通りに駅前の道を歩きはじめたその矢先、
……え?
「仏」はいいとして……「大」?
確認のために、横にあった説明の看板を見ると、
確かに「鎌ヶ谷大仏」とあります。
もう1つも見てみましたが、
やっぱり大仏です。
話には聞いていたんですが、改めて目の当たりにすると、拍子抜けしすぎて逆に驚いてしまいました。
そして、大仏様がおわしますのは、どこからどうみても墓地。私が行ったときも、普通に墓参に来ている方がいました。まったく間違った光景ではないんでしょうが、なんともシュールな……
この大仏ですが、建立されたのは江戸時代中期、地元の豪商の手によるとのこと。以来、地元の畏敬を集め続ける存在として、親しまれてきています。
そして、辺りを見回してみると、
駅前の大通り、大仏様の目の前を通る道は、こんな名前。ほかにも、
こんな名前の不動産屋とか、
こんな病院、
果ては呑み屋に至るまで、大仏様の力は偉大です。
私鉄で旅した下総。東京近郊でありながら、土臭いローカルな感じを残す、穏やかなところでした。
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で、この実用的な逸品をどうにか他でも使えないものかと考え、札幌遠征時に札幌にある虎系居酒屋に寄贈しようと企んだものの、立ち寄れず、じゃあ・・・というわけで、帰る途中に東京都にある林家正蔵師匠の方に用事があったので差し入れに使ったという歴史に埋もれたヨタ話があったりします・・・。
またいずれ冬か春の18きっぷのシーズンに、どこかに行こうかなぁ……
2つとも既に廃止されてますが、乗りました。て、これ競争してるんじゃないですよね?
>しずてつ
草薙から静岡駅に向けて乗ったんですけど、これから先、しずてつにもう一度乗る機会は・・・。
ちなみに私の場合、エントリに書いた3社を除くと、
阪神/阪急/山陽/神鉄/能勢電/近鉄/南海/京阪/叡山/有田/野上/紀州/
名鉄/えちぜん/
京急/東急/小田急/京王/西武/東武/銚電
コトデン/伊予
ぐらいですかねぇ。
反則ですよ(笑)それを言うなら神戸電鉄乗りましたもん(^^)
あと、追加です。
・伊予鉄
・静鉄
・
>弘南鉄道
>遠州鉄道
いやぁ、ルパードさんには叶いませんわ(^^ゞなんとか早期に津軽鉄道のストーブ列車を攻略したいです。
大仏はバブルのときに人気が出たのか、あちこちに建立されてますね。
ただ、そういうのを見ると、どーもありがたみと言うのが、イマイチ……(^^;;)
・富山地方鉄道
忘れてました。それはそうと、三木鉄道がいよいよ来年3月限りで廃止だそうで・・・。
・阪神電鉄
・阪急電鉄
は言わずもがな。
・近鉄
・名鉄
・西鉄
・京急
・京阪
・南海
地下鉄と路面電車を除けばざっとこんなもんかな?
>大仏
今年の6月に石切に行ったときに、なんかどっかの団体が一億円かけて大仏建立してて、ふと、「あぁ、ここが石切さんか。」と間違って¥100賽銭箱に入れちまいました。恐るべし大仏パワー…て、返せ¥100!
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