「足湯めぐり号」は、接続待ちがあって4分遅れで釧路発。雨はすっかり上がり、釧路湿原を快調に走るうちに空は明るさを取り戻した。
車内も釧路を出てすぐはそこそこ賑わっていたものの、駅に着くたびに空きが増えていく。気にするほどの乗客がいなくなったところで、釧路で買った地酒ワンカップを開ける。
のんびりとしている間に、列車は摩周駅に着いた。この列車は通常ならば、ここ摩周が終点なのだが、観光シーズンはさらに緑駅まで運転し、緑からは定期列車の網走行になる。だからこそ乗りつぶしに利用したわけだ。
摩周駅では20分弱ほど停まるので、列車を降りて駅に出てみる。駅内は観光案内所になっていて、地元の民芸品がいくつも展示してある。
摩周駅舎。観光客を意識してか、ずいぶん洋風に建て替えられている。
駅の右手には足湯があった。既に同じ列車からの先客もいるようだ。私も入ってみよう。
足湯から駅を見る。夏とはいえ、気温は20℃もない中で、いささか固まっていた身体が温かさでほぐれて、活気づくのを感じる。
じわりと汗をかくぐらいのところで列車に戻ると、ほどなく摩周を発車。観光案内員も乗り込み、いよいよ観光列車の体を帯びてくる。
摩周から15分ほどで、川湯温泉に着いた。ここも名前の通りの温泉地だ。
この辺りは普通にヒグマもいるのだろうが、それにしても随分優しくシャケを抱きかかえるクマではある。シャケが大きいせいもあるかも知れないが。
地元の英雄、横綱大鵬の写真などが飾られている。川湯温泉駅自体は既に無人扱いとなっているようだが、中には喫茶店が入っていたりで、無人駅の寂寥感はない。
駅舎。先程の摩周駅と比べると、かなりログハウス風になっている。
喫茶店、もっと言えばソフトクリームには惹かれるのだが、そちらよりも優先するものがある。
この駅にも、すぐ隣に足湯があるのだ。
川湯温泉の足湯。普通なら金属、普通でなければ金のライオンが務める役割を、ここでは木彫りのクマが務めている。
足湯に浸かりながら、止まり木のフクロウ、もちろん木彫りだが、眺めている。この辺には多いのだろう。
それにしても、「足湯めぐり号」は本当に摩周温泉と川湯温泉の足湯を巡る列車であった。ヘッドマークに偽りなし。
車内も釧路を出てすぐはそこそこ賑わっていたものの、駅に着くたびに空きが増えていく。気にするほどの乗客がいなくなったところで、釧路で買った地酒ワンカップを開ける。
のんびりとしている間に、列車は摩周駅に着いた。この列車は通常ならば、ここ摩周が終点なのだが、観光シーズンはさらに緑駅まで運転し、緑からは定期列車の網走行になる。だからこそ乗りつぶしに利用したわけだ。
摩周駅では20分弱ほど停まるので、列車を降りて駅に出てみる。駅内は観光案内所になっていて、地元の民芸品がいくつも展示してある。
摩周駅舎。観光客を意識してか、ずいぶん洋風に建て替えられている。
駅の右手には足湯があった。既に同じ列車からの先客もいるようだ。私も入ってみよう。
足湯から駅を見る。夏とはいえ、気温は20℃もない中で、いささか固まっていた身体が温かさでほぐれて、活気づくのを感じる。
じわりと汗をかくぐらいのところで列車に戻ると、ほどなく摩周を発車。観光案内員も乗り込み、いよいよ観光列車の体を帯びてくる。
摩周から15分ほどで、川湯温泉に着いた。ここも名前の通りの温泉地だ。
この辺りは普通にヒグマもいるのだろうが、それにしても随分優しくシャケを抱きかかえるクマではある。シャケが大きいせいもあるかも知れないが。
地元の英雄、横綱大鵬の写真などが飾られている。川湯温泉駅自体は既に無人扱いとなっているようだが、中には喫茶店が入っていたりで、無人駅の寂寥感はない。
駅舎。先程の摩周駅と比べると、かなりログハウス風になっている。
喫茶店、もっと言えばソフトクリームには惹かれるのだが、そちらよりも優先するものがある。
この駅にも、すぐ隣に足湯があるのだ。
川湯温泉の足湯。普通なら金属、普通でなければ金のライオンが務める役割を、ここでは木彫りのクマが務めている。
足湯に浸かりながら、止まり木のフクロウ、もちろん木彫りだが、眺めている。この辺には多いのだろう。
それにしても、「足湯めぐり号」は本当に摩周温泉と川湯温泉の足湯を巡る列車であった。ヘッドマークに偽りなし。