東大門から地下鉄を乗り継いで、モクトン(木洞)野球場近くのオモッキョ(梧木橋)駅へ。
駅からの道すがら、現代百貨店で食料飲料を買い込み、野球場へと向かいました。
駅からストレートに歩けば10分程の距離にある木洞野球場。ソウル第3の球団、ネクセン・ヒーローズの本拠地です。
土曜日の試合ですが、あまり混み合ってる感じはありません。チケットも並ぶことなく手に入りましたし(窓口ではガイドブックの例文をそのまま読みました)、グッズショップでヒーローズグッズもゆっくり選べました。
できればショップの様子もお見せしたかったのですが、どうも写真撮影できる雰囲気ではなかったので断念。
スタンドに移り、グランドを眺めてみました。
木洞は開設以来長年アマ専門の球場となっていて、グランドも内野は土、外野は芝という昔ながらのスタイルでした。ために、映画「スーパースター・カムサヨン」のロケでも使用されたことがあります。
しかし、2008年に新球団ウリ・ヒーローズが誕生すると、その本拠地として使用されることになり、人工芝への張り替えとスタンドの改修が行われたそうです。
ここで「あれ?」と思われた方。ヒーローズはネーミングライツ制を採用していて、現在はタイヤ会社ネクセンの名称を冠していますが、新規参入時はウリ・タバコの名前がついていたのです。
(ただし、後にウリ・タバコは球団の金銭トラブル等を理由に権利を放棄、球団名も一時「ヒーローズ」のみとなっていました)
スタメン発表。木洞球場は3塁側がホームなので、左側のメンバーがヒーローズ、右側がワイバーンズです。
試合前にはこんな感じで守備位置も示されます。今季のヒーローズは前半こそ好調でしたが徐々に息切れしていて、この時点ではポストシーズン進出に黄信号が灯っているような状態でした。
そして出ました、ヒーローズが誇るマスコット、トクトリ!球団創設とともに登場し、アクティブかつ自由なスタイルで一部ファンを惹きつけているマスコットです。
トクトリの活躍については後に観戦記その3として特集エントリを書きますので、ぜひお楽しみに。
ヒーローズ先発はキム・ヨンミン(金榮敏)。ちなみに、投手陣では昔うちにいたナイトも在籍しています。
1塁側SK応援席のステージに応援団長が登場しました。
SK応援席。傘が多いのは応援スタイルなのでしょうか、あるいは単に日差しがきついからでしょうか。
ちなみにヒッティングマーチではマジンガーZのようなものがよく使われていました。
SK側の先発はエースのキム・グァンヒョン(金廣鉉)。ネクセンにとっては嫌な相手です。
ステージ下では韓国プロ野球の名物となった女性ダンサーによるダンス。
ステージに上がってきました。動きは流石慣れたものです。
そして団長登場。応援席が盛り上がります。土下座から入るのは韓国プロ野球スタイルなのでしょうか。
試合はSKペースで始まります。初回こそ双方無得点だったものの、2回には1死2,3塁から崔敬哲(チェ・ギョンチョル)がバットを降りながらもライト前に運び、まず1点先制。
続くユ・ジェソン(柳在信)が併殺崩れの間に1点を追加、リードを拡げます。
誕生以来Bクラス続きでのヒーローズ。今季も次第に苦しくなってきていますが、なんとか踏みとどまらなければなりません。スタンドの応援も熱気を帯びてきます。
すると直後の2回裏、ヒーローズは無死2,3塁から2本の犠牲フライですぐさま同点に追いつきます。
3,4回は両チーム無得点に終わり、2-2のまま迎えた5回表、キム・ヨンミンが崩れます。
先頭打者ヒットに続いてエンドラン、盗塁とかき回され、続く打者は三振に取ったものの、四球を与えた末にセンター前タイムリー。中継の乱れもあり、2点を勝ち越されてしまいます。
さらに四球で満塁としたところでキム・ヨンミンは降ろされ、イ・ジョンフン(李政勲)が後を引き継ぎます。
ところが、イ・ジョンフンは最初の打者こそ三振に抑えたものの、直後に打ち上げ。グランドスラムでスコアは8-2となってしまいます。
強豪ワイバーンズの前に決定的な差をつけられたヒーローズ。しかしスタンドの熱気は決して衰えていません。
そしてヒーローズはすぐさま反撃開始。5回裏、先頭打者が2塁打で出塁すると、続いて3塁打でまずは1点を返します。
さらにタイムリーで2点を加え、点差を3点に縮めます。
投手陣もようやく目をさまし、6回からはワイバーンズに出塁こそ許すものの、追加点は取らせません。
7回にはキム・ジョンフン(金廷勲)が登板、こちらも四者凡退に抑えます。
一方のワイバーンズはキム・ガンヒョンが6回でお役御免、7回から2番手イ・ジェヨン(李載英)が上がります。
イ・ジェヨンは7回こそ三者凡退に抑えましたが、ヒーローズが8回表に1死3塁のピンチを切り抜けると、その勢いに押されたか先頭打者をヒットで出し、盗塁で無死2塁として降板となります。
ここで3番手に起用されたのは左腕パク・フィス(朴熙洙)。
パクは先頭打者を内野フライに切り捨てたものの、その後内野安打と悪送球による併殺失敗に見舞われます。これで2点差。いよいよ分からなくなってきました。
9回裏、ワイバーンズのマウンドにはチョン・ウラム(鄭ウラム)が上がります。
ヒーローズは1死からヒットで走者を出し食い下がりますが、後が続かずゲームセット。
ワイバーンズは逃げ切りでエースの勝ち星を確保。ヒーローズにとってはポストシーズンがまた遠ざかる試合となりました。
駅からの道すがら、現代百貨店で食料飲料を買い込み、野球場へと向かいました。
駅からストレートに歩けば10分程の距離にある木洞野球場。ソウル第3の球団、ネクセン・ヒーローズの本拠地です。
土曜日の試合ですが、あまり混み合ってる感じはありません。チケットも並ぶことなく手に入りましたし(窓口ではガイドブックの例文をそのまま読みました)、グッズショップでヒーローズグッズもゆっくり選べました。
できればショップの様子もお見せしたかったのですが、どうも写真撮影できる雰囲気ではなかったので断念。
スタンドに移り、グランドを眺めてみました。
木洞は開設以来長年アマ専門の球場となっていて、グランドも内野は土、外野は芝という昔ながらのスタイルでした。ために、映画「スーパースター・カムサヨン」のロケでも使用されたことがあります。
しかし、2008年に新球団ウリ・ヒーローズが誕生すると、その本拠地として使用されることになり、人工芝への張り替えとスタンドの改修が行われたそうです。
ここで「あれ?」と思われた方。ヒーローズはネーミングライツ制を採用していて、現在はタイヤ会社ネクセンの名称を冠していますが、新規参入時はウリ・タバコの名前がついていたのです。
(ただし、後にウリ・タバコは球団の金銭トラブル等を理由に権利を放棄、球団名も一時「ヒーローズ」のみとなっていました)
スタメン発表。木洞球場は3塁側がホームなので、左側のメンバーがヒーローズ、右側がワイバーンズです。
試合前にはこんな感じで守備位置も示されます。今季のヒーローズは前半こそ好調でしたが徐々に息切れしていて、この時点ではポストシーズン進出に黄信号が灯っているような状態でした。
そして出ました、ヒーローズが誇るマスコット、トクトリ!球団創設とともに登場し、アクティブかつ自由なスタイルで一部ファンを惹きつけているマスコットです。
トクトリの活躍については後に観戦記その3として特集エントリを書きますので、ぜひお楽しみに。
ヒーローズ先発はキム・ヨンミン(金榮敏)。ちなみに、投手陣では昔うちにいたナイトも在籍しています。
1塁側SK応援席のステージに応援団長が登場しました。
SK応援席。傘が多いのは応援スタイルなのでしょうか、あるいは単に日差しがきついからでしょうか。
ちなみにヒッティングマーチではマジンガーZのようなものがよく使われていました。
SK側の先発はエースのキム・グァンヒョン(金廣鉉)。ネクセンにとっては嫌な相手です。
ステージ下では韓国プロ野球の名物となった女性ダンサーによるダンス。
ステージに上がってきました。動きは流石慣れたものです。
そして団長登場。応援席が盛り上がります。土下座から入るのは韓国プロ野球スタイルなのでしょうか。
試合はSKペースで始まります。初回こそ双方無得点だったものの、2回には1死2,3塁から崔敬哲(チェ・ギョンチョル)がバットを降りながらもライト前に運び、まず1点先制。
続くユ・ジェソン(柳在信)が併殺崩れの間に1点を追加、リードを拡げます。
誕生以来Bクラス続きでのヒーローズ。今季も次第に苦しくなってきていますが、なんとか踏みとどまらなければなりません。スタンドの応援も熱気を帯びてきます。
すると直後の2回裏、ヒーローズは無死2,3塁から2本の犠牲フライですぐさま同点に追いつきます。
3,4回は両チーム無得点に終わり、2-2のまま迎えた5回表、キム・ヨンミンが崩れます。
先頭打者ヒットに続いてエンドラン、盗塁とかき回され、続く打者は三振に取ったものの、四球を与えた末にセンター前タイムリー。中継の乱れもあり、2点を勝ち越されてしまいます。
さらに四球で満塁としたところでキム・ヨンミンは降ろされ、イ・ジョンフン(李政勲)が後を引き継ぎます。
ところが、イ・ジョンフンは最初の打者こそ三振に抑えたものの、直後に打ち上げ。グランドスラムでスコアは8-2となってしまいます。
強豪ワイバーンズの前に決定的な差をつけられたヒーローズ。しかしスタンドの熱気は決して衰えていません。
そしてヒーローズはすぐさま反撃開始。5回裏、先頭打者が2塁打で出塁すると、続いて3塁打でまずは1点を返します。
さらにタイムリーで2点を加え、点差を3点に縮めます。
投手陣もようやく目をさまし、6回からはワイバーンズに出塁こそ許すものの、追加点は取らせません。
7回にはキム・ジョンフン(金廷勲)が登板、こちらも四者凡退に抑えます。
一方のワイバーンズはキム・ガンヒョンが6回でお役御免、7回から2番手イ・ジェヨン(李載英)が上がります。
イ・ジェヨンは7回こそ三者凡退に抑えましたが、ヒーローズが8回表に1死3塁のピンチを切り抜けると、その勢いに押されたか先頭打者をヒットで出し、盗塁で無死2塁として降板となります。
ここで3番手に起用されたのは左腕パク・フィス(朴熙洙)。
パクは先頭打者を内野フライに切り捨てたものの、その後内野安打と悪送球による併殺失敗に見舞われます。これで2点差。いよいよ分からなくなってきました。
9回裏、ワイバーンズのマウンドにはチョン・ウラム(鄭ウラム)が上がります。
ヒーローズは1死からヒットで走者を出し食い下がりますが、後が続かずゲームセット。
ワイバーンズは逃げ切りでエースの勝ち星を確保。ヒーローズにとってはポストシーズンがまた遠ざかる試合となりました。