にわか日ハムファンのブログ記念館

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【2013北海道・東日本の旅】(8)増毛にて

2013-12-06 06:50:26 | さすらいブロガー旅情編
 留萌本線の終着駅、増毛。



 読み方に関しては既に有名になったであろう。多分に漏れずアイヌ語由来の地名で、もともとは「カモメの多いところ」という意味の「マシュキニ」又は「マシュケ」らしい(増毛町ホームページ、2013年12月6日閲覧)。
 とはいえ、この土地を有名にしたのは、やはり漢字書きでのインパクトだろう。世界にあまりにも多くいる、ある種の人々の切ない願いが、小さな漁村に向けられている。



 ここで折り返しの列車に乗るまで、まだ時間はある。列車を降りて、駅周辺を少しだけ歩いてみることにした。 



 ホームを降りると、いきなり線路が途切れる。かつては駅構内に何本も伸びていたであろう線路は今は単線1本のみで、ホームも1つだけ。ぶっきらぼうなまでの、終着駅の姿である。



 ただ1つ残った線路で、1両だけの車輛が、発車までの時間を過ごす。



 かつてはおそらく賑わったであろうその跡が、虚しく広がっている。



 古く堂々たる木造の旅館が、ニシン漁が盛んだった昔日の栄華を物語る。



 平日の昼間、人通りはほとんどない。近代的な建物に混じって、古い家並が残っている。
 そのうちの1つ、手前に残っている食堂で、増毛駅の入場券を売っている。駅名が駅名だから、需要があるのは当然のことだ。
 食堂に入って2枚1組の入場券を買うと、地元の案内マップでこしらえた点袋に入れて渡してくれた。



 かつての商家。今でこそこうして歴史的施設となっているが、往時はここを商売人や奉公人、漁師やその家族たちがひっきりなしに出入りしていたのだろう。



 一部は空き地となり、かつては見るべくもなかった土壁が露わになっている。



 駅付近に引き返す。増毛にはバスも通っているが、ターミナルは別にある。駅にはバス停だけがぽつりと置かれている。
 「沿岸バス」の増毛駅というだけで、分かる人は笑みが込み上げてくるかも知れないが、風雪に立派に耐えてきたバス停である。



 さらに道を渡れば日本海。晩夏とはいえ、海の輝きはまだ残っている。



 駅に戻ってきた。増毛駅自体は無人駅だが、有志によって中でそば屋と海産物店が設けられている。



 既に麺が切れたのか、そば屋は店じまいしていたが、隣の海産物店でてんぷらを揚げていたので、間食に買うことにした。



 発車時間が近づいてきたので、列車に乗り込む。50分弱の時間の後、増毛から列車は折り返していく。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ふりこ)
2013-12-06 22:25:45
増毛に行ったというので、てっきり国稀酒造に試飲しに行ったのかとばかり。

前の記事のワンカップは、その導入のためかと。
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ふりこさん (ルパート・ジョーンズ)
2013-12-07 08:17:56
時間がなかったんですよ(涙
今回は乗りつぶし優先でしたからね……
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Unknown (M・K)
2013-12-07 12:40:15
>増毛
そういう意味では、オリックスの丸毛謙一外野手は何かを背負ってくれそうですね。<違
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M・Kさん (ルパート・ジョーンズ)
2013-12-07 13:31:25
( -Θ-)<増毛……丸毛……
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