■ 横浜球団買収、「住生活グループ」が最終調整(読売・2010年10月12日)
■ 横浜の来季人事「触らないで」 住生活会長、球団側に(朝日・2010年10月12日)
■ 横浜球団買収:「住生活」会長、「大きな負担ではない」(毎日・2010年10月12日)
■ 住生活G、横浜球団買収へ準備室 会長「月内に結論」(日経・2010年10月12日)
■ 住生活G会長、来季の球団人事は「まったくの白紙」(産経・2010年10月12日)
以前のエントリを書いてから2週間弱で、事態は大きく動きました。今後の調整の余地はかなり残っているとはいえ、ベイスターズ球団が今年中に売買されるという方向性は確実です。
特に日経の記事に詳しく書かれていますが、消費者向けに事業を展開している企業にとって、プロ野球球団を持つことで、黙っていてもニュースで企業名やブランド名が連呼されることの効果は絶大なようです。
その日経の記事で、パの2球団が引き合いに出されていることを考えれば、衰えたりとはいえ全国への露出機会がまだ多いセの球団を欲しがるのは理解できないではありません。
ただ、それもその露出機会が確保できればの話。ただでさえ少なくなった地上波中継がさらに減るなどして、メディアに登場する機会が減るのは困ることです。
だとすると、あえてTBSから全株式を取得せず、一部を残すのも選択肢に入ります。そうすることで、TBSが横浜戦を中継する動機を残しておくのです(実際そういう報道があったような記憶があります)。
地上波中継もさることながら、BSデジタルやニュースバードでの中継が残るとすれば悪い話ではありません。TBSには思うところがある方も少なくはないでしょうが、冷静に損得を勘定してもいいとは思います。
さて、球団の売買自体はよほどのことがない限り決まりだとして、今後は具体的な条件がどうなるかです。ですが、この点について住生活グループは「白紙」を強調しています。
本拠地移転についても含みを持たせていますし(いいですか、「含みを持たせる」とはこういうことを言うんですよ)、スタッフの人選にも待ったを掛けた形になっています。
とはいえ、現実問題として、少なくとも今の時期に方針が決まっていないということは、基本的には今期の体制に変更を加える余地はほとんどないと考えるべきでしょう。
本拠地を変えるにしても、日程編成を考えた場合、今からとなるとそうそう簡単ではないはずです。特に、移動が楽な関東からの移転となれば他の球団への影響も大きいですし、特にセ5球団は黙ってはいますまい。
スタッフについても、早めに動かなければ希望する人材が他球団に行ったり、就任をためらったりして(そりゃジョニーも悩みますよ。来年どうなるか分からないのに)、結局は今のスタッフが来年も中心となってしまいます。
そう考えると、「白紙」を強調したところで、実際問題変えられる部分は意外と小さいように思えてきます。
球団名は多少変わり、ユニホームにも影響は出るかも知れませんが、本拠地やスタッフなどについては、少なくとも来シーズンはほとんどの部分で現状維持となるものと考えられます。その次のシーズン以降は分かりませんが。
ですが、ここまで書いてきて気になったことがあります。マスコットがどうなるのか?
「ベイスターズ」という名前が残るなら、ホッシー一家もかなりの確率で残ると考えて間違いありません。
ですが、レックはどうか? 今の球団社長は残したいようですが、それが新たな親会社に理解されるかどうか。
そして、TBS色の強いブーブやエキベーの残留は厳しいと考えざるを得ません。よほどTBSでの中継を前面に押し出したいなら話は別ですが、はたしてそうする動機がどれほどあるかは疑問です。
もっとも、親会社が新しくなったことで、新たに売り出したいブランド「LIXIL(リクシル)」にちなんだキャラクターが登場するかも知れませんが。
って書いてきて、以前レックの残留が決まったと報じられたとき、加地社長が「絶対に残したい」とコメントしていたのを思い出しました。
あの時は球団経営に関する権限を持っているであろう社長のコメントとしてはヘンだなぁとぐらいしか感じてはいませんでした。
ただ、今にして考えてみれば、あの時すでに、球団の行方が自身の預かり知らぬところで決められていることを、加地社長は分かっていたのかも知れません。だから「残す」と言えなかったと考えれば、合点が行きますし。
■ 横浜の来季人事「触らないで」 住生活会長、球団側に(朝日・2010年10月12日)
■ 横浜球団買収:「住生活」会長、「大きな負担ではない」(毎日・2010年10月12日)
■ 住生活G、横浜球団買収へ準備室 会長「月内に結論」(日経・2010年10月12日)
■ 住生活G会長、来季の球団人事は「まったくの白紙」(産経・2010年10月12日)
以前のエントリを書いてから2週間弱で、事態は大きく動きました。今後の調整の余地はかなり残っているとはいえ、ベイスターズ球団が今年中に売買されるという方向性は確実です。
特に日経の記事に詳しく書かれていますが、消費者向けに事業を展開している企業にとって、プロ野球球団を持つことで、黙っていてもニュースで企業名やブランド名が連呼されることの効果は絶大なようです。
その日経の記事で、パの2球団が引き合いに出されていることを考えれば、衰えたりとはいえ全国への露出機会がまだ多いセの球団を欲しがるのは理解できないではありません。
ただ、それもその露出機会が確保できればの話。ただでさえ少なくなった地上波中継がさらに減るなどして、メディアに登場する機会が減るのは困ることです。
だとすると、あえてTBSから全株式を取得せず、一部を残すのも選択肢に入ります。そうすることで、TBSが横浜戦を中継する動機を残しておくのです(実際そういう報道があったような記憶があります)。
地上波中継もさることながら、BSデジタルやニュースバードでの中継が残るとすれば悪い話ではありません。TBSには思うところがある方も少なくはないでしょうが、冷静に損得を勘定してもいいとは思います。
さて、球団の売買自体はよほどのことがない限り決まりだとして、今後は具体的な条件がどうなるかです。ですが、この点について住生活グループは「白紙」を強調しています。
本拠地移転についても含みを持たせていますし(いいですか、「含みを持たせる」とはこういうことを言うんですよ)、スタッフの人選にも待ったを掛けた形になっています。
とはいえ、現実問題として、少なくとも今の時期に方針が決まっていないということは、基本的には今期の体制に変更を加える余地はほとんどないと考えるべきでしょう。
本拠地を変えるにしても、日程編成を考えた場合、今からとなるとそうそう簡単ではないはずです。特に、移動が楽な関東からの移転となれば他の球団への影響も大きいですし、特にセ5球団は黙ってはいますまい。
スタッフについても、早めに動かなければ希望する人材が他球団に行ったり、就任をためらったりして(そりゃジョニーも悩みますよ。来年どうなるか分からないのに)、結局は今のスタッフが来年も中心となってしまいます。
そう考えると、「白紙」を強調したところで、実際問題変えられる部分は意外と小さいように思えてきます。
球団名は多少変わり、ユニホームにも影響は出るかも知れませんが、本拠地やスタッフなどについては、少なくとも来シーズンはほとんどの部分で現状維持となるものと考えられます。その次のシーズン以降は分かりませんが。
ですが、ここまで書いてきて気になったことがあります。マスコットがどうなるのか?
「ベイスターズ」という名前が残るなら、ホッシー一家もかなりの確率で残ると考えて間違いありません。
ですが、レックはどうか? 今の球団社長は残したいようですが、それが新たな親会社に理解されるかどうか。
そして、TBS色の強いブーブやエキベーの残留は厳しいと考えざるを得ません。よほどTBSでの中継を前面に押し出したいなら話は別ですが、はたしてそうする動機がどれほどあるかは疑問です。
もっとも、親会社が新しくなったことで、新たに売り出したいブランド「LIXIL(リクシル)」にちなんだキャラクターが登場するかも知れませんが。
って書いてきて、以前レックの残留が決まったと報じられたとき、加地社長が「絶対に残したい」とコメントしていたのを思い出しました。
あの時は球団経営に関する権限を持っているであろう社長のコメントとしてはヘンだなぁとぐらいしか感じてはいませんでした。
ただ、今にして考えてみれば、あの時すでに、球団の行方が自身の預かり知らぬところで決められていることを、加地社長は分かっていたのかも知れません。だから「残す」と言えなかったと考えれば、合点が行きますし。
ただ、そういう認識を持つ人が、球団売買の当事者や関係者にどれだけいるかは……
特に現在の地元については、私自身詳しくないせうもあるでしょうが、
危機意識をまるで感じませんし、見ていて非常に残念です。
特に、住生活グループは上場企業ですから、株主への説明責任がありますからね。
その意味では、赤字垂れ流しの企業を買うことがどう利益につながるか、
説明すること自体はむしろ必要じゃないかと思うわけです。
もっとも、交渉だけで十分宣伝になったから買収やーめた、って可能性は……
変更はありませんと言って人を騙すよりは……ねぇ。
あと、おっしゃるように現親会社側がいろいろ条件をつけたり、
交渉過程を言い触らしているのも悪影響を及ぼしてるでしょうし。
自分たちが球団を買い受けた時のことを考えると、
今回も同じように変更を最小限にさせようとするのは分からないではないですが、
はたしてそううまくいくのか……
マスコット、本当にどうなるんでしょうね。
ホッシー一家はまだしも、レックとなると予断を許さないようで……
すっきりまとまって~ペットネームはそのままで不都合ないでしょうし~新チームの船出といってほしいです。
ちょっと引っかかりを覚えます。
経営陣が会議の席で「宣伝にもなるだろう」と発言している
(つまり、表には出てこない)ならともかく。
球界の現状を見ると、今さら住生活グループのスタンスだけを突っ込んでも仕方ないと思うのですが、
それでも、歯切れが悪くなってしまいます。
監督も本拠地もそのままを条件に身売り。
どこかで聞いた事がある話だな・・と思ったらオリックスブレーb・・・(ry
いえ、なんでも(-_-;)
今月中に決定するかどうかということですが、ドラフトが今月中にありますしそんなに余裕があるとも思えません(本拠地がどこになるかで入団するか否か悩む可能性もあるでしょう)。
球団人事なり本拠地なりを売り手が「変えないでくれ」と提示するのは自由だとおもいますがその分安く買い叩かれる可能性はあることを現球団側は考慮しているのでしょうか。しているとはおもいますが……
あと、マスコットについてちょっと思ったのが、「レック」を「リック」に改名して、彼女を「シール」で、「リック」「シール」→「リク」「シル」……(苦しい)
ちょっと妄想と冗談が入っていますが、そのくらいの気概があると新球団にも期待できるのかなぁと(いや、バク転できるマスコットが欲しいだけとかそういうわけでは……)
というより、球団譲渡がまだ決まったわけでもないのに、
本拠地や人事について縛りをつけられる謂われはないということでしょう。
特に本拠地に関しては、今一般に言われている契約条件や今後の経営を考えると、
一からに検討し直さないといけないことですからね。
なのに、本来自分たちでお願いすべきハマスタや横浜市ならいざ知らず、
不利な契約を呑まされてきた球団側が、あるいは報道を使ったり、
あるいはファンを煽ったりして残留を既定路線化しているわけで、
球団を買う側の企業からすれば、正直なところ不快に感じて当然でしょうね。
まさか、こんなところで再会を果たすとは思いませんでした。
余計な話はさておき、ソフトバンクがダイエーから球団を買ったときのように行けばいいのですが、
宣伝効果を狙って引き伸ばしているのか、それとも本当に何か思うところがあるのか、
読みづらいですね。