大平・渡部・ダース・松坂に戦力外通告

■　来季契約について（公式・2011年11月10日）

　今年のドラフトで7選手を指名したファイターズ。このままでは枠からあぶれる選手がいるので、どうしたものかと思っていたのですが、この4人を切っちゃうか……
　4人が4人とも、もう1年様子を見るんじゃないかと思う選手ばかりだったので、少なからず堪えます。
　まずは大平。大砲として期待されながら、4年間で一軍出場は果たせませんでした。私が鎌ケ谷に行った時も、あまり印象に残っていないので、状況が厳しかったと言えばその通りだったのかも知れません。
　次は渡部。「龍一のアーチをこの目で見たい　どこか遠くへ打ちたい」と言えば、鎌ケ谷通の方はピンとくることでしょう。残念ながら私が見ることは叶いませんでしたが。
　捕手という代えの利かないポジションなだけに、そう簡単に切るわけにもいかないはず。大嶋が入るとはいえ、人数は足りるのかという不安はどうしても感じます。荒張や尾崎だって内野で使わないといけませんし。
　ダースはいろんな意味で期待していたのですが、やはり故障が癒えなかったのでしょうか。一軍での登板はわずか2試合、0勝1敗というあまりにも不本意な結果となってしまいました。
　とはいえ、育成で中日に拾われて再び支配下登録された木下の例もあります。どこか新天地で再起を図れないものかと思ってしまいます。
　そして松坂。西武を戦力外になって移ってきて、早い段階で結果が求められる立場ではありましたが、中田－糸井－陽の外野陣が鉄板となる中、チャンスは結局巡ってきませんでした。
　不運。本当に不運としか言いようがありません。ただ、外野と攻撃陣に不安のあるチームがあれば、今度こそ復活できるのではと思うのですが……某コーチのいるチーム以外で

　盛り上がったドラフトの余韻が冷めやらぬ中、今回の戦力外通告はかえってプロ野球の影の部分を際立たせたように感じられてなりません。しかし、これも紛れもなくプロ野球の一面なのです。
　4選手の今後の人生に幸あらんことを。