今朝の朝刊にこんな全面広告がありました。
見づらいとは思いますが、昨日発足した阪急阪神ホールディングスの広告です。
去年の村上ファンド問題に始まり、この話題については再三当ブログでも取り上げてきました。
投資ファンドに地元の足を左右されるという最悪の事態を避けるための代償として、一度は覚悟を決めたつもりでしたが、それでもこうして現実のものとなると、やはり複雑な思いは消えません。
特に広告を見ていて心に引っかかったのが、この文章。
それぞれが「らしさ」を失ってはいけない。言葉としては、全くその通りです。
ただ、阪神間に住む私には素朴な疑問が沸いてきます。「『らしさ』なんて、ほとんど失いかけてるんじゃない?」と。
阪神タイガースと宝塚歌劇団は、確かに阪神と阪急の文化を象徴するものです。しかしその陰で、どれだけのものが姿を消したか。阪神パーク、宝塚ファミリーランド、なにより、阪急ブレーブスと西宮球場……
それぞれが企業としての経営判断で廃されていったのは当然理解しています(その判断が正しいかどうかは別として)。
「らしさ」というのも、時代が流れるにつれて変わっていくものなのでしょう。
ですが、今まで姿を消していったものに代わる、「阪神らしい」「阪急らしい」文化が、1つの企業グループによって生まれるのか?私には甚だ疑問と言わざるを得ません。
むしろ、阪神・阪急の企業文化が薄れたからこそ、経営統合ができたという気もしますし。まして、阪急梅田に阪神タイガースのポスターだなんて、何の悪い冗談だか……
今日は出勤途中にいろんなものを見かけると思うので、ぼちぼちと記録していこうと思います。
見づらいとは思いますが、昨日発足した阪急阪神ホールディングスの広告です。
去年の村上ファンド問題に始まり、この話題については再三当ブログでも取り上げてきました。
投資ファンドに地元の足を左右されるという最悪の事態を避けるための代償として、一度は覚悟を決めたつもりでしたが、それでもこうして現実のものとなると、やはり複雑な思いは消えません。
特に広告を見ていて心に引っかかったのが、この文章。
変わりません。
私たちには、決して失ってはいけないものがあります。それは「阪急らしさ」「阪神らしさ」。
長年愛していただいたことに甘えることなく、これからもいっそう「らしさ」を磨き続けます。
お客様に愛される阪神タイガース、宝塚歌劇団であることは、言うまでもありません。
それぞれが「らしさ」を失ってはいけない。言葉としては、全くその通りです。
ただ、阪神間に住む私には素朴な疑問が沸いてきます。「『らしさ』なんて、ほとんど失いかけてるんじゃない?」と。
阪神タイガースと宝塚歌劇団は、確かに阪神と阪急の文化を象徴するものです。しかしその陰で、どれだけのものが姿を消したか。阪神パーク、宝塚ファミリーランド、なにより、阪急ブレーブスと西宮球場……
それぞれが企業としての経営判断で廃されていったのは当然理解しています(その判断が正しいかどうかは別として)。
「らしさ」というのも、時代が流れるにつれて変わっていくものなのでしょう。
ですが、今まで姿を消していったものに代わる、「阪神らしい」「阪急らしい」文化が、1つの企業グループによって生まれるのか?私には甚だ疑問と言わざるを得ません。
むしろ、阪神・阪急の企業文化が薄れたからこそ、経営統合ができたという気もしますし。まして、阪急梅田に阪神タイガースのポスターだなんて、何の悪い冗談だか……
今日は出勤途中にいろんなものを見かけると思うので、ぼちぼちと記録していこうと思います。
「タイガース買うなら売るなブレーブス」
誰が詠んだかわかりませんが、名作です・・
西宮の人間としてもパファンとしてもまさにその通りだと思いますし、その上なんでオリエント・リース相手に、という気持ちもありますね……
それに経営統合後のビジョンがいまいち見えてきませんし。さしあたり期待できそうなのは、バス路線が使いやすくなることぐらいでしょうか。
阪神・阪急の私鉄沿線文化は、両社が競い合うところから生まれた面が大きいので、競争がなくなったところで何が生まれるのかなぁ、という疑問はありますね。
アーバンネットワークとの競争はありますけど。