例年より早くに開会した第90回の高校野球記念大会も、あれよあれよという間に決勝戦。
いまいち気分が盛り上がらないまま来たのですが、1試合も観戦しないのももったいないと思い、決勝戦の常葉菊川(静岡)対大阪桐蔭(北大阪)を観に来ました。例によってチケット代要らずの外野席です。
この日の気温は御覧の通り、最高で37度。ただ、雁の巣に行った時に比べると、まだマシな感じがします。
私が球場に着いたときはまだ空席があったのですが、やはり決勝戦、試合が近づくにつれて空席が無くなり、座席を詰めても立ち見が出るほどの大盛況になりました。
大阪桐蔭の応援席も、当然満員。
一方の常葉菊川も、地元静岡からでしょうか、応援に大挙して駆け付けています。画像ではスタンドの半分しか映ってませんが、残りの部分もいっぱいです。
両チームの選手が出てきました。いよいよ決勝戦が始まります!
見にくくて済みませんが、こちらがスタメン。
個人的なポイントは、大阪桐蔭の4番萩原君。17年前に優勝した時を思い出しました。あれ、目から汗が……
常葉菊川の先発は戸狩君。ところが、この日は制球がまるで定まりません。明らかなボール球が目立ち、ストライクを取りに行った球は甘くなり、ことごとく大阪桐蔭打線に捕らえられてしまいます。
はたして、初回から大阪桐蔭は1死満塁として、5番奥村君が左中間にグランドスラム。
3回には有山君にタイムリーを打たれ、これで5点を失います。
4回からは二番手野島君が当番。戸狩君はレフトに回りました。
後で知ったのですが、実は戸狩君は大会中にひじを痛めていたとのこと。そんな状態の投手をマウンドに立たせてよかったのか、疑問ではありますね。
対照的に、大阪桐蔭の先発福島由君は上々の立ち上がり。常葉菊川打線を4回までで1安打2四球のみに封じ込めます。
5回には福島康君のタイムリー2塁打で6-0。前半は大阪桐蔭が完全に試合を支配します。
ただ、相手は1イニング10得点を叩き出せる強力打線。大阪桐蔭も6点のリードで安心するわけにはいきません。
それにプロのチームだって、6点差ぐらい平気で逆転されるのがいますからね。どことは申しませんが……_| ̄|○
しかし、大阪桐蔭打線が気を緩めることはありませんでした。
6回表、一気呵成の攻撃に相手のミスも重なり、さらに6点を追加。1イニングに10点取られても、まだ2点のリードが残ります。
菊川は3番手萩原君を投入。この回はなんとか抑えましたが、
7回には大阪桐蔭の萩原君に2ランを浴びてしまいます。
9回には4番手として浅川君が登板。しかし、彼も制球が定まりません。
暴投に加えて有山君のタイムリー2塁打で、大阪桐蔭がさらに3点を加えます。
最後はレフトに回っていた戸狩君が再登板。2アウトの場面で打者1人で切り抜け、大阪桐蔭の攻撃がようやく終わりました。
これで17-0。大阪桐蔭、優勝まであと1イニングです。
逆に、このままで終わりたくない常葉菊川。9回もマウンドに上がった福島由君の前に走者を出しますが、後が続きません。
最後は戸狩君がピッチャーゴロで、ゲームセット。
大阪桐蔭、17年ぶりの全国制覇です!
大阪桐蔭、優勝の校歌演奏。
スタンドでは、ベンチ入りを果たせなかった部員たちの姿が。彼らも一緒に戦い抜いたのです。
敗れた常葉菊川。
スコア上は大量の点差がついていますが、私自身は得点数ほどの差を感じませんでした。
それは、1つのチャンスを足掛かりに猛攻を仕掛ける菊川打線の迫力ゆえのことだと思っています。
記念大会で、今年は特に長かった大会も、これで終了。
計ったかのように、甲子園界隈は朝晩涼しさを感じるようになりました。
いまいち気分が盛り上がらないまま来たのですが、1試合も観戦しないのももったいないと思い、決勝戦の常葉菊川(静岡)対大阪桐蔭(北大阪)を観に来ました。例によって
この日の気温は御覧の通り、最高で37度。ただ、雁の巣に行った時に比べると、まだマシな感じがします。
私が球場に着いたときはまだ空席があったのですが、やはり決勝戦、試合が近づくにつれて空席が無くなり、座席を詰めても立ち見が出るほどの大盛況になりました。
大阪桐蔭の応援席も、当然満員。
一方の常葉菊川も、地元静岡からでしょうか、応援に大挙して駆け付けています。画像ではスタンドの半分しか映ってませんが、残りの部分もいっぱいです。
両チームの選手が出てきました。いよいよ決勝戦が始まります!
見にくくて済みませんが、こちらがスタメン。
個人的なポイントは、大阪桐蔭の4番萩原君。17年前に優勝した時を思い出しました。あれ、目から汗が……
常葉菊川の先発は戸狩君。ところが、この日は制球がまるで定まりません。明らかなボール球が目立ち、ストライクを取りに行った球は甘くなり、ことごとく大阪桐蔭打線に捕らえられてしまいます。
はたして、初回から大阪桐蔭は1死満塁として、5番奥村君が左中間にグランドスラム。
3回には有山君にタイムリーを打たれ、これで5点を失います。
4回からは二番手野島君が当番。戸狩君はレフトに回りました。
後で知ったのですが、実は戸狩君は大会中にひじを痛めていたとのこと。そんな状態の投手をマウンドに立たせてよかったのか、疑問ではありますね。
対照的に、大阪桐蔭の先発福島由君は上々の立ち上がり。常葉菊川打線を4回までで1安打2四球のみに封じ込めます。
5回には福島康君のタイムリー2塁打で6-0。前半は大阪桐蔭が完全に試合を支配します。
ただ、相手は1イニング10得点を叩き出せる強力打線。大阪桐蔭も6点のリードで安心するわけにはいきません。
それにプロのチームだって、6点差ぐらい平気で逆転されるのがいますからね。どことは申しませんが……_| ̄|○
しかし、大阪桐蔭打線が気を緩めることはありませんでした。
6回表、一気呵成の攻撃に相手のミスも重なり、さらに6点を追加。1イニングに10点取られても、まだ2点のリードが残ります。
菊川は3番手萩原君を投入。この回はなんとか抑えましたが、
7回には大阪桐蔭の萩原君に2ランを浴びてしまいます。
9回には4番手として浅川君が登板。しかし、彼も制球が定まりません。
暴投に加えて有山君のタイムリー2塁打で、大阪桐蔭がさらに3点を加えます。
最後はレフトに回っていた戸狩君が再登板。2アウトの場面で打者1人で切り抜け、大阪桐蔭の攻撃がようやく終わりました。
これで17-0。大阪桐蔭、優勝まであと1イニングです。
逆に、このままで終わりたくない常葉菊川。9回もマウンドに上がった福島由君の前に走者を出しますが、後が続きません。
最後は戸狩君がピッチャーゴロで、ゲームセット。
大阪桐蔭、17年ぶりの全国制覇です!
大阪桐蔭、優勝の校歌演奏。
スタンドでは、ベンチ入りを果たせなかった部員たちの姿が。彼らも一緒に戦い抜いたのです。
敗れた常葉菊川。
スコア上は大量の点差がついていますが、私自身は得点数ほどの差を感じませんでした。
それは、1つのチャンスを足掛かりに猛攻を仕掛ける菊川打線の迫力ゆえのことだと思っています。
記念大会で、今年は特に長かった大会も、これで終了。
計ったかのように、甲子園界隈は朝晩涼しさを感じるようになりました。
去年の春の選抜、仙台育英戦での好リリーフ以来、北海道から戸狩君を会長のスイングのようにゆるゆると応援していましたので、今回の甲子園でも注目していました。
肘の具合が心配ですが、野球センスもあるしメンタル面もいい選手だと思うので、しっかり治していつか本人の夢であるプロの世界で活躍して欲しいと思っています。
戸狩君は心配ですよね。
本来なら登板回避してもいいかと思うぐらいなのに、2度もマウンドに行ってますし……
ただ、まだ若いですし休養をしっかり取れば大丈夫かなとも思います。
これからが楽しみな素材ですし、大きく育ってほしいですね。
しかしそういう、球威に欠ける球でも逆らわず徹底的にセンターから逆方向へ打ち返す大阪桐蔭打線は見事でした。まるでスキがありませんでしたね。ちょっと高校生離れした技術と集中力です。常葉菊川の爆発的な打線と足を絡めた攻撃力もすばらしい集中力の賜物ですけど、決勝ではついに発揮できませんでしたね。
それにしても、ああまでして投げさせるのがいいのかは疑問でした。
そういう投手面も含め、実力を発揮できなかった菊川と、大阪桐蔭とで、
明暗があまりにもハッキリと分かれてしまいましたね。
ただ、単なるワンサイドゲームで終わったわけではなくて、
最後まで両チームとも気を抜く様子がなかったのは良かったと思います。
社会人野球のヤマハだそうですね。
肘は、大会前に故障しています。そして、初戦の福知山成美戦の3球目で なんと!左肘内側側副靱帯損傷…と言うのが事実ですって。
決勝戦では、投げて良いのか躊躇したとか。
最後は1球でもイイから、みんなの魂のこもった球が投げたかったと。今大会、最初で最後の全力投球だったそうです。
思わず、目頭が熱くなりましたわ。
復帰出来たから良かったものの…
球児の痛々しい姿は見たくないですよ~
本人にプロ志望があるかは知らないのですが、仮にあったとしても、
ケガのことを考えれば、焦ってロクなことはないですからね。
まずは、ケガからの回復と身体作りに専念するのが大事でしょうね。