■ ボール、ストライクの順に…球審のコール変更(サンスポ・2010年1月26日)
■ 球場表示などは変更なし…球審のコール変更(同上)
MLBや国際大会の中継があるたびに気になるのが、ボールカウントの順番の違い。
違いを放っておくのか、それとも統一するのか疑問だったのですが、どうやら統一する方向に進むようです。もちろん、日本式に世界を合わせさせるのは非現実的ですので、日本が順番を変更することになります。
現時点では、変更されるのは審判のカウント方法のみとのこと。スコアボードやテレビ中継での表示については、当面変更の要請はなさそうですし、記事でも「ファンへの影響はなさそうだ」と言ってしまっています。
ですが、本当にそう楽観的でいいのか?
今はまだ問題ないでしょう。大多数の関係者やファンは、ストライク・ボールの順の表示に慣れていますし。
しかし、今後新たなコール順が球界に定着すれば、さらに球界における国際的な交流機会が増えていけば、従来の表示方法でいいのか、という疑問が出ないとはとても考えられません。
それに、審判はボール・ストライクの順、周りを見渡せばストライク・ボールの順となれば、現場が混乱することは避けられません。
他方、表示を変えるとなれば、その影響はきわめて大きなものになります。各球場の改装だけで巨額のおカネが飛ぶでしょうし、それと比べればマイナーな変化ですが、テレビ局もシステムを変える必要があります。
ファンの側も、これまで慣れ親しんできた慣行が通用しなくなるわけですから、戸惑いや心理的な抵抗が出てくるのは容易に想像できます。
となると、変えるとなったらなったで、必ず少なからぬ反対の声が出てきます(すでにちらほら見かけますが)。
球場という野球にとって最も必要なインフラの確保、あるいはファン層の維持・拡大、それらの声をただ斬り捨てるというわけにはいかないのです。
そう考えていくと、審判のコール順だけの変更が、近い将来に非常に大きな変動を引き起こす可能性は十分にあり得ます。
もちろん、何も起こらない可能性もありますが、それを期待して必要な手を打たないのは、甘いと言わざるを得ますまい。
とはいえ、スコアボードを変更しろだとか、テレビ中継の表示も変えろだとか言う声が上がるのは、しばらく先のことになると思われます。
つまりは、今なら時間的な余裕があるわけで、NPBはコール変更がどのような影響をもたらすのか、その影響によってどのような措置が必要になるのかを予測しておくべきでしょう。
さらには、将来表示変更などの必要が出た際に、起きるであろう反対の声にどう対応するかも考えておくことも必要です。
というのも、「国際大会への出場機会増」というコール順変更の当初の理由自体に対する異論も出かねないからです。
WBCの際に選手派遣に協力しなかった球団があったことを考えれば(その是非はここでは問いません)、国際化がなぜ必要なのか、そのためになぜ自分たちが「犠牲」を強いられるのかという疑問の声は、必ず上がるでしょう。
そのときに、NPBや他の統括団体がどういう主張や説得を行うのか。そもそも、彼らが「球界の国際化」をどう認識しているのか。問題は、決して審判の口先だけのものではありません。
■ 球場表示などは変更なし…球審のコール変更(同上)
MLBや国際大会の中継があるたびに気になるのが、ボールカウントの順番の違い。
違いを放っておくのか、それとも統一するのか疑問だったのですが、どうやら統一する方向に進むようです。もちろん、日本式に世界を合わせさせるのは非現実的ですので、日本が順番を変更することになります。
現時点では、変更されるのは審判のカウント方法のみとのこと。スコアボードやテレビ中継での表示については、当面変更の要請はなさそうですし、記事でも「ファンへの影響はなさそうだ」と言ってしまっています。
ですが、本当にそう楽観的でいいのか?
今はまだ問題ないでしょう。大多数の関係者やファンは、ストライク・ボールの順の表示に慣れていますし。
しかし、今後新たなコール順が球界に定着すれば、さらに球界における国際的な交流機会が増えていけば、従来の表示方法でいいのか、という疑問が出ないとはとても考えられません。
それに、審判はボール・ストライクの順、周りを見渡せばストライク・ボールの順となれば、現場が混乱することは避けられません。
他方、表示を変えるとなれば、その影響はきわめて大きなものになります。各球場の改装だけで巨額のおカネが飛ぶでしょうし、それと比べればマイナーな変化ですが、テレビ局もシステムを変える必要があります。
ファンの側も、これまで慣れ親しんできた慣行が通用しなくなるわけですから、戸惑いや心理的な抵抗が出てくるのは容易に想像できます。
となると、変えるとなったらなったで、必ず少なからぬ反対の声が出てきます(すでにちらほら見かけますが)。
球場という野球にとって最も必要なインフラの確保、あるいはファン層の維持・拡大、それらの声をただ斬り捨てるというわけにはいかないのです。
そう考えていくと、審判のコール順だけの変更が、近い将来に非常に大きな変動を引き起こす可能性は十分にあり得ます。
もちろん、何も起こらない可能性もありますが、それを期待して必要な手を打たないのは、甘いと言わざるを得ますまい。
とはいえ、スコアボードを変更しろだとか、テレビ中継の表示も変えろだとか言う声が上がるのは、しばらく先のことになると思われます。
つまりは、今なら時間的な余裕があるわけで、NPBはコール変更がどのような影響をもたらすのか、その影響によってどのような措置が必要になるのかを予測しておくべきでしょう。
さらには、将来表示変更などの必要が出た際に、起きるであろう反対の声にどう対応するかも考えておくことも必要です。
というのも、「国際大会への出場機会増」というコール順変更の当初の理由自体に対する異論も出かねないからです。
WBCの際に選手派遣に協力しなかった球団があったことを考えれば(その是非はここでは問いません)、国際化がなぜ必要なのか、そのためになぜ自分たちが「犠牲」を強いられるのかという疑問の声は、必ず上がるでしょう。
そのときに、NPBや他の統括団体がどういう主張や説得を行うのか。そもそも、彼らが「球界の国際化」をどう認識しているのか。問題は、決して審判の口先だけのものではありません。
できることからということかも知れませんが、ボール帰るのが先じゃないかと。
それだけってのもどーかとは思いますよね。
国際球への対応も考えないといけませんが、メーカーさんが絡むだけに、
難しいんでしょうねぇ……
まあメディア各社や球場はそれぞれ事情があるだろうから特に無理強いする必要はないし、その分時間はかかるので変えられるところから変えていこうということでしょう。
とりあえず影響力の大きい高野連とNPBが先行して、他の団体もそれに合わせてくれれば球場改装の機会などで順次切り替えられるかなと。
メディア側の対応はけっこう大変なのでどれくらい時間がかかるかわかりませんが。
彼らが変更するまでは、球場も動きづらいかも知れませんね。
いざそうなったとして、すべての球場で変更するには時間がかかるでしょうし、
しばらくは球場によって表示が違うことになるんでしょうね(苦笑)
http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2010/01/27/28.html
高校野球ではセンバツではすでにボール先行でカウントされてるみたいですし、今オフに改修するなら一緒に変えてしまおう、ということなんでしょうかね。
センバツだけで夏はストライク先行?とか、ちょっと意味がわからないんですが(^^;
表記を変えるとして、実際どれくらいの費用と手間がかかるんでしょうねぇ。
SとBのペイントを剥がして書き換えて、一番上のランプを一個増やして(←これが一番大変でしょうか)。。。
西武ドームなんかはカウント表示もデジタルだから比較的やりやすいのかなぁ、とか思ってしまいますが。
個人的にぶっちゃげちゃうと、どっちが先でもいいんですが(爆)やはり変更するタイミングが鍵になりそうですね。
「アメリカではボールから先にカウントしますので、
ご覧頂いているカウントは、2ボール1ストライクとなっています」という具合です。
試合の映像だけでなくカウント表示なども、アメリカの
テレビ局の映像を使用しているために見られる現象です。
選手は今さらですが、果たして審判は国際大会に呼ばれていることがあったかなと。
WBCでは、悪名高きボブ・デービットソンなんてのもいましたし……。
ティモニエル・ペレス「カウントのコールの違いなんて関係無いです」
この際変えちゃった方がいいかも知れませんね。
で、高校野球の舞台である甲子園が変えたとなれば、
高校野球で使われる地方の球場も、かなりのスピードで追随しそうな。
なんにせよ、混在するのはややこしいので、変えるなら迅速に願いたいものです。
おそらく次回は参加する審判も増えるでしょうし、
アジア大会だと、そもそも審判員を出せる国が少なそうなので、
日本人審判が結構登場するかも知れませんね。
クリス・レイサム、グレッグ・ラロッカ「大事なのはアウトカウントです」
ベンチ・捕手は「ワン・ツウ」としっくり返しています。
もっとビックリするのは、高校の監督が
「審判のコールよりオレのコールを聞け」
というそうであります。
永年の慣習を代えるのは難しいと思います。
また日本ではそれほどメリットはないのでは。
何代にもわたって身についた慣習は、そう簡単には変わらないんでしょうね。
国際試合への対応という面では避けられないことなのでしょうが、
そんなの関係ない人もいるわけで、当面は摩擦がありそうです。