空になった貴女

地元、奈良の高校のテニス部で同級生だったWちゃんが
8/8の夜、息をひきとりました。
ガンでした。

2児の母だったWちゃん。
まだまだお母さんに甘えたい盛りの6歳と8歳の可愛いお子さん。
優しいご主人。
ご家族を残して逝くのはどんなに辛く、悔しかったことだろう。

いつも笑顔で誰にでも優しかったWちゃん。
ガンと闘いながらも、それでも明るく前向きに奇跡を願ってた。
ほんとに頑張ってた。
みんなも私も奇跡を信じてた。本当に。
こんな優しい子の命をこんなに早く神様が奪うはずないって思ってた。

でも
奇跡は起こらなかった。
Wちゃんにはもう会えない。

私は今日、お見舞いに行きWちゃんを元気づける予定で奈良行きの切符を取ってた。

間に合わなかった。
私がお見舞いに行く予定だった今日は
Wちゃんの告別式の日になってしまった。

ごめん。Wちゃん。

「龍が東京から来るで」
って友人達が伝えたら、すごく会えるの楽しみにしてくれてたって。
間に合わんかった。ごめん。

今日はみんなで
棺に
蓋が閉まらないほどに綺麗なお花をたっぷり入れ、
大泣きしてありがとうと言いまくった。

娘さんも息子さんも
お母さんお母さんお母さん
と、声を上げてずっと大泣きしてた。

ずっとずっと、大人も子供も大泣きし続けるもんだから、
係の方が全然棺の蓋を閉めることができないくらいだった。

Wちゃんが
どんなに深く、沢山の人に愛情を注いできたか
どんなに深く、沢山の人に愛されてきたか
よくわかった。

人間は産まれた時から
死んじゃうことは決まってるから

お互い元気に語らえる間に
会いたいなと思ったら会おう。
会いたい人には会いに行こう。

改めて、そう思った。

ありがとうWちゃん。
ずっとずっと
忘れません。