姪っ子が初めての車を買った。
ダイハツ トコット。中古ではあるが年式も新しく走行距離も少ない。おそらく試乗車上がり等ではないだろうか。
トコットと言えば、以前私がこのブログで酷評したのだが、その中で書いているが女性向けという事で、そう意味では今回はバッチリ若い女性にヒットしたと言える。
ただ、コンセプト的に「ブリキのバケツ」というには、姪っ子が選んだ色は少々離れている気もする。まあ中古車だから色は選べないのだけども、色も購入動機の一つらしいので、ここはコンセプト通りとはいかなかったようだ。
ちなみにミラココアも似たような条件であったのだが、こちらは姪っ子曰く「ラブリーすぎる」という理由で却下となった。色が明るいピンクと白のコンビだったからだろうか?そこは開発陣の言うとおりになっている。
マーケティングは偉大だ。
購入したのはダイハツディーラーだが、今や中古車でもいわゆる「残クレ」利用できるとは思わなかった。もちろん年式が新しい車に限られるが。
「残クレ」とは将来の車の価値を試算して、その分を引いて残りの金額分をローンで支払うことができるシステム。
500万の車でも残クレで250万でローンが組める。3年後か5年後に残価分をどうするかを決めて、乗り換えるか一括で払うか、ローンを組みなおすか。
今非常に多い車の購入方法である。
こうなると購入というよりリースに近く、3年おきに最新の車に乗りたい人や車に興味が無い人にはちょうどいいかもしれない。
条件もあって1年間の走行距離や改造ができないなどあるが、多く人にとっては許容範囲内だろう。
ディーラーの方に話を聞いても、現在では7割の人が残クレを利用するとか、、、。今後は8割を目指すとか?
ほんまかいな?
話半分としても半分ぐらい人が残クレを利用していることになる。昨今のアルファードが売れている問題やBMWをよく見るようになった問題は残クレの降下が大きいと言われているから、今後は増える傾向にあるのかもしれない。
裏を返せば、多くの人が車を「自分の物にする」という事、「車を買う」という事に関心が無くなってきていると言えるだろう。
ただ、見栄的に最新の車であったり大きな車、高価格車や外車に乗りたいというのもあるのでその費用はできるだけ低くしたいという事なのだろうな。
その意味では残クレは正に最適解なのだろう。
車好きには受け入れがたいかもしれないが、今走っている車を見てみると、アルミホイールを社外品に交換している車がほとんどいない点でも、車が嗜好品から家電化している事実だと思う。
ホイールを交換してもディーラー純正オプションであったりスタッドレス用だったり、私たちが若いころに「いかに他の車と違いをつけるか」みたいな感覚は稀有な存在になったと言える。
欲しくもないのにダイハツ ロッキーの最上位グレードが月々16000円で乗れますよ!と書いてあったら、運転席に座ってみると「それならエエかも」と思ってしまう所に残クレの威力があると思う。
実際にはボーナス月に5万とかナビは別ですみたいなことになっているのだが、インパクト的には大きい。そらアルファードも売れるわな。
という訳で、姪っ子のトコットにETCとドラレコを付けてやらねばならぬ、、、。
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