リューブログ

消防団の活動 3

消防団の活動でも一番賛否が分かれるのがポンプ操法と言われる小型動力ポンプを使った消火活動の訓練だろう。

基本的には小型動力ポンプからホースを連結して伸ばし、放水して消火するという一連の行動を行うのだが、これが大会となると入れんの行動が儀式的になり実務からは遠く離れてしまう。



このようにどの班も同じ動きをして、その正確さと消火までのタイムを競うのだが、幸いにして神戸市はもっと大雑把でタイムだけを競う大会だ。

このポンプ操法に対しては非難の声が少なからずある。
実際とかけ離れた訓練内容、大会出場に際して行う練習の負担の大きさが主な理由だ。
実際に私も少しだけ練習に出たことがあるが、ランニングから始まり腕立てなどの筋トレを数週間して基礎体力をつけてから、やっと実際の操法の練習に入るという、部活か?と思うぐらいの内容だった。これが仕事が終わった夜にやられるからたまったものではない。それも週に2,3回あったと思う。

ここまででウンザリという感じだが、それを察して選手に選ばれた団員には10万円ほど渡そうかと言う話があったほどだ。結局誰もやりたくないのだ。

反対に推進派というかポンプ操法こそ消防団!みたいな人もいるのは確か。うちにはいないが、近くの団では「団の活動ができないから転職した」みたいな話も聞いたことがある。それなら本職に転職すべきなのでは、、、??

ここでは消防団そのもの存在意義は問わず、ポンプ操法に対してのみ話たいと思う。



こちらの方はポンプ操法賛成派だが、確かに操法の中で鍛えられることもあるだろうが、現実的に火災現場へ出動する回数、その際の役割を考えると「操法の大会」でなくてもいい気がする。
地域差もあるので一概に断定はできないが、消防団の役割、必要性によるだろう。

ただこの人も「地元の自営業」で社長なんやな。忙しいだろうけども、雇われの身よりは自由は効くのではないだろうか?
コメントも否定的なものが見られるが、立場、職業、地域によって様々なので一様には言えない。ただ動画として一方的に出してしまうと、こうなるわな。


消防団員で報酬と言うお金が出ているからと言っても、そのほとんどが会社員で本業を別に持つ人だ。いわば消防団員は副業だ。
しかし、その報酬はピンハネされたり、実質無報酬だったりする上に、消防署は団員に対しては実際の火災現場での活動は制限するのに、ポンプ操法大会や出初式ではかなりの負担を強いてきているように感じる。

昔なら生まれ育った家から仕事に行き、その子供も家を継ぐという形でその地域も消防団も維持できただろう。
しかし転勤が普通になり、子供が大学進学で独り暮らし、就職も実家から離れた所でと言うスタイルが普通になってきた今となっては、消防団に限らず地域の小学校や地域そのもの維持も先行き不透明だ。

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